CDその44 J.S.Bach / Christomas Oratorio BWV248 (Various)
カテゴリ: J. S. Bach
タイトル: Johann Sebastian Bach / Weihnachts-Oratorium BWV 248
以下6つの演奏はCDは持ってないけれどナクソス・ミュージックライブラリーで聴くことのできた音源です。録音年代の古い順にご紹介します。
演奏団体: Ralf Otto / Concerto Köln
録音年月: 1991
レーベル: Capriccio C60025-2
コメント: バロック時代のトランペットの扱いは上部音域を担当するクラリーノパート、低音域を担当するプリンシパルとはっきり分かれているのが普通なのだが、バッハはときどきこの風習を破って、時に3番パートに1番よりも上の音を吹かせることがある。クリスマスオラトリオの冒頭はその典型で、ティンパニに続くトランペット3本はカノン形式で順々に下のドの音から上のソの音まで駆け上がっていく。ロ短調ミサにも一部にそういう場所があって、プリンシパルパートの奏者の意欲を静かに掻き立てているに違いない。こういう使い方をするあたりバッハはやはり別格っていう感じが改めてするのだ。
このオットー盤はその冒頭のバランスがとても良くて聴いていて小気味いい。
お奨め度:
演奏団体: Eric Ericson / Drottningholm Baroque Ensemble
録音年月: 1993.12
レーベル: Proprius PRCD2012-13
コメント: ライブ録音。そのハンデもあってかトランペットもティンパニも硬質な音になっている。しかしながらライブでこのとりこぼしのなさは見事。というのもクリスマスオラトリオは8曲目にしろ終曲にしろトランペットの1番にはハイDまでの跳躍が何度も出てきて難所がいっぱいの曲だからね。
お奨め度:
演奏団体: Ton Koopman / Amsterdam Baroque Orchestra
録音年月: 1996.4
レーベル: Erato 706301463567
コメント: コープマン/ABOだから多分ラッパの1番はステファン・キーヴィのはず。同じキーヴィでもヘレヴェッへ盤だと8曲目のバスのアリアで上からかけていたトリルをここではその音からかけている。キーヴィじゃないのかな。でもこの真面目な吹き方はキーヴィそのものだし。9曲目のコラールでは鳴りもの隊(特にティンパニ)のダイナミクスはかなり控え目。だけれど最後のコードがピアニシモでとても美しい。静謐なクリスマスって感じ。こういう終わり方もありだな~。
お奨め度:
演奏団体: Masaaki Suzuki / Bach Collegium Japan
録音年月: 1998. 1
レーベル: BIS CD941-42
お奨め度:
演奏団体: Jan Willem de Vriend / Combattimento Consort Amsterdam
録音年月: 2006. 9
レーベル: Challenge Classics CC76607
コメント: モダン楽器かと聴き間違えるかのようなアグレッシブで刺激的な音色。出だしのティンパニも硬質。オーケストラと共にあるというよりはオケを支配するぞという感じ。うーん、なんだかなあ。8曲目のソロも滑らかだが音色は1曲目と同じ。3部も6部も最後までその点が気になってしかたがなかった。終曲もテクニックはあって上手なんだが吹き過ぎで一部音が割れてしまうところすらある。そこまで頑張らなくてもねえ。
お奨め度:
演奏団体: Peter Dijkstra / Berlin Akademie fur Alte Musik
録音年月: 2010.12
レーベル: BR-Klassik 900902
コメント: 冒頭ワクワク感いっぱい。結局自分にとってはこの曲の良し悪しの判断基準はこの気持ちがウキウキするかどうかにかかっているんだなと思う。1曲目も終曲にも1stには32分音符の細かい動きがあるんだが、ここではリズムを引っ掛け気味に処理していてそれも程よい感じ。ただこの人、フレーズの最後に入る音をテヌート気味に吹く癖があってそれが少し気になる。あと難点を挙げれば8曲目のギャップトリルのところ、トリルなしにしているのはいささかつまらない。それに2ndの人が控え目過ぎてよく聴こえないのもちょっとばかり残念だ。
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