CDその59 Handel / Messiah (Christophers)
カテゴリ: English Music
タイトル: Handel / Messiah
演奏団体: Harry Christopers / The Sixteen
Trumpet: Robert Farley
Christopher Pigram
共 演 : Christopher Purves (Bass)
録音年月: 2007.11
レーベル: Coro COR16062
収録曲目: Glory to God
Hallelujah!
The trumpet shall sound
Worthy is the Lamb...Amen
コメント: メサイアはハレルヤやアーメンコーラスみたいな大編成で華やかな曲とトランペットシャルサウンドのようにアンサンブル的な曲とがあって、それぞれにトランペットに求められる役割は異なると思っている。アンサンブルはソロとの掛け合いや自分のうたをいかに聴かせるかという面が強いのに対し、大編成は(他のCDレビューにも書いたように)合唱と共にあるのが望ましいと思う。つまりwith the choir であってon the choirじゃないということだね。そういう見方からすると、このシックスティーンの演奏は、アンサンブル曲において見事だけれども合唱曲において失格ということになっちゃう。CDで聴いてこのバランスだとすると多分ライブではもっとトランペットが全体をドミナントするんじゃないかと余計な懸念をしてしまう。多分にそれは奏者のイメージの問題であると同時に(数ある僕の偏見のうちのひとつだと思うが)イギリスの奏者にはモダンのマウスピースを使う人が多いことに起因するんじゃなかろうか。ある意味音色が命とも言えるバロック/ナチュラルトランペットにおいては、マウスピースの選択はそこを左右する重大なポイントだと僕は思っている。
一方、トランペットシャルサウンドはバランスといい、フレーズのうたいかたといい、適度な装飾の付け方といい、文句なく素晴らしい演奏だと思う。
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