« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月

2013/01/31

CDその81 Telemann / Musique de Table (Freiburger Barockorchester)

99a  99b

カテゴリ: German Music

タイトル: Telemann / Musique de Table

演奏団体: Freiburger Barockorchester

Trumpet: Friedemann Immer

収録曲目: Tafelmusik Part II Overture in D (G.P. Telemann)

      Tafelmusik Part II Conclusion in D (G.P. Telemann)

録音年月: 2009. 9

レーベル: Harmonia Mundi  HMC 902042.45 

コメント: 響きが豊か。オケの編成も比較的大きいようでゴージャスな雰囲気。テンポ設定も曲の持ち味を活かすのにおおむね適切な早さであるが2番目のエア(Vivace)だけはやや早すぎるような気もする。インマーの演奏もその分旧盤に比べて余裕があってところどころに遊びも入っている。その他の奏者ももちろん上手だしお奨めの一枚。

お奨め度: 推薦盤


| | コメント (0)

2013/01/30

CDその80 Telemann / Musique de Table (The Orchestra of the Golden Age)

97a 97b

カテゴリ: German Music

タイトル: Telemann / Musique de Table volume 2

演奏団体: The Orchestra of the Golden Age

Trumpet: David Blackadder

収録曲目: Tafelmusik Part II Overture in D (G.P. Telemann)

録音年月: 1995.11

レーベル: Naxos  8.553725 

コメント: トランペットのブラッカダーはとても上手な奏者だ。技術だけじゃなく、音色もヴァイオリンなどと溶け合っているしピッチも正確、アンサンブル力もある。たまに出てくる(他の楽器とのからみじゃない)単独ソロの部分でもっと主張してみたらさらに面白かったのではなかろうか。それともアンサンブルが乱れて逆効果になるんだろうか。そんな要求を言ってみたい感じになる。いや、既に充分立派で楽しめる演奏だから文句をつけているわけではないんだけどね。

お奨め度: 


| | コメント (0)

2013/01/29

CDその79 Telemann / Musique de Table (Musica Antiqua Köln)

94a  94b

カテゴリ: German Music

タイトル: Georg Philipp Telemann / Musique de Table

演奏団体: Reinhard Goebel / Musica Antiqua Köln

Trumpet: Friedemann Immer 

収録曲目: Ouverture - Suite D-dur (Georg Philipp Telemann)

      Conclusion D-dur (Georg Philipp Telemann)

録音年月: 1988. 4

レーベル: Archiv  POCA-2525/8 

コメント: 良くも悪くもこのアンサンブルのリーダーであるゲーベルの個性が前面に出ている演奏で、アグレッシブな食卓の音楽に仕上がっている。自分の好みとしてはそんなに先鋭的じゃない方がいいと思うのだが。一例を挙げると序曲のアレグロ部分、やや前のめりのテンポで、軽快さが失われて多忙な曲になってしまっている。2曲目と4曲目のエアも早すぎ。そんな中にあって3曲目のエアではゲーベルの巧みな早業にハッとさせられる部分もあった。トランペットも全体がそんな感じで慌ただしいものだからあまり気楽に鑑賞するっていう気持ちにもなれず。ちょっと残念。

お奨め度: 

| | コメント (0)

2013/01/28

CDその78 Telemann / Tafelmusik II (Cassone)

96a  96b

カテゴリ: German Music

タイトル: Georg Philipp Telemann / Tafelmusik II (Excerpts)

演奏団体: Ensemble Pian & Forte

Trumpet: Gabriele Cassone (F. Somaini 1983) 

収録曲目: Tafelmusik Teil II (Georg Philipp Telemann)より序曲、終曲

      Concerto for trumpet, 2 oboes, cello and continuo (G.P.Telemann)

      Concerto for trumpet, 2 violins, cello and continuo (G.P.Telemann)

録音年月: 1991. 4  Milano

レーベル: Arts 47320-2 

コメント: テレマンのターフェルムジーク第2集(抜粋)とトランペットコンチェルトを収めたCD。コンチェルトでのテクニックはさすが。高音域も非常に安定していて輝かしい音色だ。弦とのコンチェルトのアダージョ楽章で顕著なのだが基本に忠実に1拍目(強拍)と3拍目(中強拍)を守っているので音楽が横に流れず律儀な印象を与えているのかもしれない。なんかイタリア人らしくないかも(笑

全体的に残響少なめの録音で、まるでどこかの家庭で演奏しているかのような親密な雰囲気がある。最初は物足りなく思うのだが聴き進むうちにそれがターフェルムジークなどでは曲にふさわしい音場なのかもしれないなと思った。

お奨め度: 


| | コメント (0)

2013/01/27

ターフェルムジーク(トランペット奏者の観点から)

テレマンのターフェルムジークが作曲されたのは1733年、テレマン52歳の時だ。円熟期の作品といえる。3つの曲集からなり、それぞれの曲集は管弦楽組曲、四重奏曲、コンチェルト、トリオソナタ、ソロソナタ、終曲の6つの部分で構成されている。トランペットを含むのは第2集の組曲と終曲。いずれも編成は弦楽合奏にオーボエとトランペットを各1本加え、調性はトランペットが映えるニ長調になっている。

組曲はフランス序曲風のオーバチェアとそれに続く4つのエア(舞曲)の組み合わせで、どの曲も親しみやすい曲想で演奏していても楽しい。コンチェルトと違い全ての楽章にトランペットの出番があるのだが、適度に休みの小節がはさんであるので吹きづめでバテるということもない。また音域的にも極端な高音などがなく緊張せずに吹くことができる。このあたりさすが楽器の特性を熟知しているテレマンの作品だと感心する。この無理がなく演奏しやすいというテレマンの曲の特長は他の楽器にもあてはまるんだろうか、今度機会があったら訊いてみよう。

トランペット吹きとしては組曲と終曲だけではなく、テレマンがこの曲集にカルテットやトリオソナタは無理としても、トランペットのためのコンチェルトを作曲してくれてれば良かったのになあと思う。 トランペットコンチェルトと言えば例の有名なのがあるじゃないかと言われそうだが、あの曲は後年の研究により贋作(テレマンの弟子が作曲した)だという説が有力なのである。そう言われて改めて曲をみると、アダージョ楽章における異常なスタミナの必要性とか終楽章における高音域のフレーズなど、さきほど書いたテレマンの曲の特性から外れるところが多々ある。もちろんそれはこの曲の良さを損なうものでもないし、実際のところ自分も大好きな曲であることに変わりはないのだが。だから欲を言えばテレマンの真作のコンチェルトがもう一曲くらいあっても良かったのになあ、というくらいの要望ということで。

もし現代にテレマンが生きてたら、「ラッパが吹きやすくて聴き映えのするやつ、ひとつお願いしますよ」って頼めば多作家の彼のこと、苦もなくさらさらって書き上げてくれるんじゃないかなあ。

| | コメント (0)

2013/01/23

長寿団体

知る人はみんな知っている(当たり前)なんだろうけど、あることを調べていたら、東京カルテットが今年の6月に解散するという記事にぶつかった。44年の演奏活動だったそうだ。2ndヴァイオリンの池田さんとヴィオラで創設メンバーでもある磯村さんが今年引退されるのを機にカルテット解散ということになったらしい。

およそ室内楽の形態の中で最も緊密度が高いと思われる弦楽四重奏を、同一グループで44年の長きに亘って(しかも世界のトップレベルの水準で)続けてきたという、その献身度合いとエネルギーとに圧倒される。メンバー間でゆるぎない音楽的信頼関係がなければ続かないと思うからだ。練習やコンサートで共に過ごす時間やツアーのことなどを考えると、ある意味家族よりも濃い関係を求められるのではなかろうか。

著名なカルテットには他にも長く演奏活動を続けた団体はいくつもあって、アマデウスカルテットなどは1987年にヴィオリストの死去によって解散を余儀なくされるまでなんと39年間同一メンバーだったそうだ。メロスカルテットもその40年間の歴史の中でメンバー交代は1人のみで、解散のきっかけは1stヴァイオリニストの死去。すごいよね、「死が4人を分つまで」って感じで。

その点ブラスアンサンブルはもっと寿命が短いかも。フィリップジョーンズが35年、だけど構成メンバーはかなり変遷している。小編成のカナディアン・ブラスやエンパイア・ブラスはどちらも1970年頃からの団体で今も活動しているけれど、これもメンバーはかなり入れ替わっている(共に創設メンバーは1人のみ)。同一メンバーでの最長記録はひょっとして上野の森ブラス(1973年創設、1979年より今のメンバー)なのかな。いや、これもなかなかできることではないなあ。

| | コメント (0)

2013/01/21

CDその77 The Art of the Baroque Trumpet vol. 4

30a   30b

カテゴリ: Omnibus

タイトル: The Art of the Baroque Trumpet  vol. 4

      Virtuoso Concertos

演奏団体: Nils-Erik Sparf / The Drottningholm Baroque Ensemble 

Trumpet: Niklas Eklund

収録曲目: Trumpet Concerto in D (Joseph Arnold Gross)

      Trumpet Concerto No.2 in C (Michael Haydn)

      Trumpet Concerto No.2 in D (Johann Melchior Molter)

      Double Concerto in Es for trumpet and oboe (Johann Wilhelm Hertel)

      Trumpet Concerto No.2 in D (Georg Philipp Telemann)

      Overture to “Atalanta” (George Frideric Handel)

録音年月: 1997. 6  Stocksund, Sweden 

レーベル: Naxos 8.553375 

コメント: エクルンドのナクソスの第4集はコンチェルトを集めたもの。しかも難曲ぞろいときている。世の中的にはバッハのブランデンブルク協奏曲2番がトランペットの最高音を要求される曲(F管の第18倍音の実音g’’’)と思われているかもしれないが、実際はバッハより後の時代、モーツァルトのすぐ手前のロココ時代のオーストリアがその頂点にあった。このCDに収められているミヒャエル・ハイドン(高名なヨーゼフ・ハイドンの弟)のコンチェルトでは第22倍音(D管だと実音g’’’)まで吹くように求められる。これをエクルンドは音楽的な流れの中で音色を犠牲にせず吹ききっているところが希有な素晴らしさである。それ以外にもグロス、モルター、ヘルテルと高飛び競技ばかりが続いているが難なくクリアしていて爽快ですらある。ただし、ずっと聴いていると、自分が吹いたわけでもないのに妙に気疲れしてくるから不思議なものだ。

お奨め度: 推薦盤


| | コメント (0)

2013/01/17

職人の技

レヴューのためテレマンのターフェルムジークをまとめ聴きしている。6種類くらいあるがどれも甲乙つけがたい。これはもちろんそれぞれの演奏の素晴らしさもあると思うんだけれど、それ以上に曲が良くできているからなんじゃないかと思う。

テレマンのターフェルムジークはタイトルこそ「食卓の音楽」で、なんらかの機会音楽として作曲されたかのように誤解されやすいが、実際のところは商業的意図(つまり楽譜を出版することが目的)をもってテレマンが書いた器楽のみによる室内楽の集大成ともいうべき作品集である。実際、出版前の時点でドイツのみならず世界各地から予約が殺到し(中にはヘンデルなどの作曲家も多数含まれている)目論み通りテレマンはこれにより大変稼いだとされる。

テレマンの音楽は演奏してみると分かるのだけれど、楽器の使い方に無理がなく、それでいて演奏効果は高く、アンサンブルの楽しみを満喫することができる。だからプロ、アマチュア問わず楽譜を求める人が多かったんだろうなと容易に推察できる。これは彼が大衆に迎合しているということでは全くなく、そういうすべを心得た希有な音楽家だったからということだと思う。例えれば職人が丹精込めて仕上げた料理のごとく。鉄人テレマンのお店には行列が絶えなかったということだね。

| | コメント (0)

2013/01/15

演奏会終了

ムシカ・ポエティカの第九演奏会終了。

大雪の中聴きに来ていただいたお客様には本当に感謝です。
天気以外にも直前にコンマスが急病で出られなくなったりとかハプニングはありましたが豪華メンバーにも恵まれていい演奏が出来たと思います。

これでやっと年が越せた〜
と思ったら、なんと今年の演奏予定はこれで終了。

そう、今のところ確定している(自分が出演する)演奏会の予定はなし。
古楽に本格転向した98年以来だな、こんなこと。
「しっかり練習しろ」という神の思し召しなのでしょう、きっと。

| | コメント (0)

2013/01/12

もうバロックトランペットの時代だよ

このブログに「これからはバロックトランペットの時代?」という記事を書いたのはもうかれこれ8年前の話。

 

 

 

この記事、実は意外と今でもビュー回数が多い(ちなみに一番アクセスが多いのは「初心者のためのナチュラルトランペット案内」の記事)。

 

今度来日するフィルハーモニア管も古典のレパートリーではバロックトランペットを使用するようだ。

 

 

 

 

 

「これからは」じゃなくて「もう」バロックトランペットの時代だね。

| | コメント (0)

CDその76 Telemann / Stradivaria

100a

カテゴリ: German Music

タイトル: Telemann

演奏団体: Stradivaria

Trumpet: Gilles Rapin

収録曲目: Concerto pour violon et trompette (G.P. Telemann)

録音年月: 2005.11

レーベル: Mirare Productions  MIR 011

コメント: Stradivariaというのはヴァイオリン奏者Daniel Cuillerが率いるフランスの団体で、このCDには弦楽アンサンブルによる組曲とオーボエとヴァイオリンのためのコンチェルト、トラヴェルソとヴァイオリンが活躍するターフェルムジークの第1組曲、トランペットとヴァイオリンのためのコンチェルトが収められている。選曲からしてリーダーのヴァイオリンをフューチャーしたアルバムということができよう。

トランペットとヴァイオリンのためのコンチェルトも、ヴァイオリンが独奏楽器としての扱いが強いのでラッパが目立って活躍する曲ではないが、Gilles Rapinのナチュラルトランペットは音色に気品があってアンサンブルにくっきりとした輪郭を加えている。終楽章に出て来るトリルのような16分音符の扱いも鮮やかだ。インマー氏の演奏も見事だったがそれと比較すると孔つきバロックトランペットと孔なしナチュラルトランペットの違いが分かって面白い。

お奨め度: 

| | コメント (0)

2013/01/11

CDその75 Telemann / Wind Concertos (Immer)

55a  55b

カテゴリ: German Music

タイトル: Telemann / Wind Concertos

演奏団体: Reinhard Goebel / Musica Antiqua Köln

Trumpet: Friedemann Immer 

収録曲目: Concerto for Trumpet, Strings & B.C. (G.P. Telemann)

      Concerto for Trumpet, Violin, Strings & B.C. (G.P.Telemann)

録音年月: 1986.6 Köln

レーベル: Archiv 476 7253 

コメント: バロックトランペットらしい綺麗な音。ただテンポが軽快な上にリズムが前乗りなのでせせこましく感じてしまう(特に有名な方のコンチェルトの終楽章)。もう一つのコンチェルトは独奏ヴァイオリンの活躍の方が目立ち、トランペットはテュッティの中で補強的役割を負っているだけなのでラッパ吹きにとっては面白みに欠ける曲なのが残念だ。

お奨め度: 


| | コメント (0)

2013/01/10

CDその74 The Art of the Baroque Trumpet vol. 3

29a  29b

カテゴリ: Omnibus

タイトル: The Art of the Baroque Trumpet  vol. 3

      Virtuoso Music for Soprano and Trumpet

演奏団体: Charles Medlam / London Baroque 

Trumpet: Niklas Eklund

共 演 : Susanne Rydén (Soprano)

収録曲目: “Eternal source of light divine” (George Frideric Handel)

      “Let the bright Seraphim” (George Frideric Handel)

      “La vittoria segue” (Antonio Caldara)

      “Chi nel Camin d’onore” (Johann Joseph Fux)

      “Pace una volta” (Luca Antonio Predieri)

      Sinfornia avanti “Il Barcheggio” (Alessandro Stradella)

      4 Arie con Tromba sola (Alessandro Scarlatti)

      “Su le sponde del Tebro” (Alessandro Scarlatti)

録音年月: 1996. 7  Sweden 

レーベル: Naxos 8.553735 

コメント: 演奏も見事だが選曲・配曲も素晴らしい。ソプラノとトランペットとのデュオのコンサートを企画するとしたら取り上げたい曲ばかりを選んである。タール教授のプロデュースだからということもあるのだろうけれど。なにげに吹いているがカルダーラとフックス、そしてプレディエリのアリア曲は難曲だ。が、エクルンドは高音のところも巧みにコントロールされたテクニックでソプラノとうまく絡んでいる。かと言って低音が貧弱かというと全然そんなことはないのはヘンデルのLet the bright Seraphimの冒頭を聴いてもらえば一目瞭然だ。バロックトランペットの良さを万人に知らしめる名盤だと思う。

お奨め度: 特選盤

| | コメント (0)

2013/01/09

CDその73 Capricci armonici

77a   77b

カテゴリ: Omnibus

タイトル: “Capricci armonici”

      Musica da Chiesa e da Camera per tromba, soprano e b.c.

Trumpet: Guy Touvron

共 演 : Marie Rigaud (Soprano), Isabelle Ramona (Cembalo)

収録曲目: Sonata prima (Giovanni Buonaventura Viviani)

      “Rompe sprezza” from Arie con tromba (Alessandro Scarlatti)

      Sonata seconda (Giovanni Buonaventura Viviani)

      “Mio tesoro” from Arie con tromba (Alessandro Scarlatti)

      Sonata con tromba no.1 (Domenico Gabrielli)

      Sonata con tromba no.2 (Domenico Gabrielli)

      “Let the bright Seraphim” (Georg Friedrich Handel)

      Sonata con tromba no.3 (Domenico Gabrielli)

      “Destero dall’empia dite” (Georg Friedrich Handel)

      Sonata con tromba no.6 (Domenico Gabrielli)

録音年月: 1996. 5

レーベル: Ligia Digital  Lidi 0105045-97 

コメント: 録音のせいなのかどうなのか判らないのだけれど、ともかく音色に魅力がない。とてもくぐもった音でナチュラルトランペットの音質の良さが感じられない。音楽つくりは一音一音丁寧に吹いているといえば聞こえはいいが、もっとメリハリ良く伸びやかに吹いて欲しいところだ。16分など細かい音符になるとどうしてもモダンの癖がでてしまうのはしょうがないとしても。

お奨め度: 


| | コメント (0)

2013/01/08

CDその72 Tra Sacro e Profano

44a  44b

カテゴリ: Italian Music

タイトル: Tra Sacro e Profano 

Trumpet: Igino Conforzi (Egger 1982, 1987, Nicholson 1995)

      Marco Nesi (Nesi-Conforzi 1999)

共 演 : Claudio Brizi 

収録曲目: Manuscript Biblioteca comunale di Montecatini Terme より Arie 他30曲 (Anonymous, 18cent.)

      Sonata per organo a guisa di banda militare che suona una marcia (Giuseppe Gherardeschi)

      Offertorio a Organo (Disma Ugolini)

      Versetto (Girolamo Pera)

      Versetti (Francesco Feroci)

      Versetti per organo e concertati (Giuseppe Gherardeschi)

      Marcia per organo (Nicola Antonio Zingarelli)

      Allegro (Padre Davide da Bergamo)

録音年月: 1994.11,  1993.7,  1999.11  Perugia 

レーベル: Arts 47580-2 

コメント: イタリアのフィレンツェからピサに行く途中にモンテカティーニ・テルメという小さな村がある。このCDに収められた曲のほとんどはその村の市立図書館に所蔵されていた手書きのオルガン曲の楽譜を元にしている。楽器の指定はないものの、当時オルガンとともに旋律楽器を付けることは一般的な演奏習慣であり、その慣習にならってトランペットを旋律楽器としてアレンジしたということらしい。一曲一曲はほとんど1分か2分に満たない短い曲であるが、舞曲も多く、歴史的な古さを感じさせない。

コンフォルツィの演奏は鮮やかだけれど、これだけ小曲を羅列して続けざまに聴かされるとさすがに少しばかり食傷気味になる。それには伴奏のオルガンの響きが分厚いのも影響しているかもしれない。ともあれこういう地道な研究を続けているプレーヤーは少ないし珍しいレパートリーの貴重なCDではある。

お奨め度: 

| | コメント (0)

2013/01/07

CDその71 Musique Baroque de Telemann

35a  35b

カテゴリ: German Music

タイトル: Musique Baroque de Telemann

演奏団体: Wolfgang Bauer Consort

Trumpet: Wolfgang Bauer (3 hole)

      Martin Maier (3 hole)

      Tobias Ziegler (4 hole)

収録曲目: Concerto in D (Georg Philipp Telemann)

      Concerto for 3 Clarin (Georg Philipp Telemann)

      Trompetenkonzert Nr. 2 in D-dur (Georg Philipp Telemann)

      Ouvertüre in D-dur (Georg Philipp Telemann)

      Ouvertüre aus der Suite in D-dur (Georg Friedrich Händel)

録音年月: 2009.5.16 (Live)

レーベル: KuK 89 

コメント: 出だしの有名なコンチェルトのアダージョ楽章があまりに快速テンポなのでいささか面食らうが特に奇抜な演奏を狙っているのではないことは後の楽章まで聴き進むとわかる。残響豊かな教会でのライブ録音。演奏がうまいということももちろんあるが、自分もその教会で演奏会を聴いている気分で楽しめる。あ、ティンパニの音はボコボコしててこれだけはいただけないな。

お奨め度: 


| | コメント (0)

2013/01/06

演奏会のお知らせ(1/14)

ムシカ・ポエティカ特別公演 ~『第九』 宗教曲としての視点から~

日時:2013年1月14日(月・祝)午後2時開演
場所:新宿文化センター 大ホール
曲目:F. メンデルスゾーン <詩編第42編> Op.42
   L. v. ベートーヴェン <交響曲第9番二短調> Op.125
独唱:佐竹由美(Soprano)永島陽子(Alto)
   ツェーガー・ファンダステーネ(Tenor)浦野智行(Bass)
合唱:メンデルスゾーン・コーア&ハインリッヒ・シュッツ合唱団
管弦楽:ユビキタス・バッハ
指揮:淡野太郎
料金:一般(自由席)4,000円 学生(自由席)2,500円

第九とメンデルスゾーンの合唱曲をナチュラルトランペットで演奏します。他の金管楽器もナチュラルホルン、クラシカルトロンボーンでの演奏です。是非お越し下さい。

| | コメント (0)

CDその70 Vespri Concertati della Scuola Bolognese

65a  65b

カテゴリ: Italian Music

タイトル: Vespri Concertati della Scuola Bolognese

演奏団体: Coro e Orchestra della Cappella Musicale di S. Petronio

Trumpet: Per-Olov Lindeke

      Christer Ahlm

      Andy Hammersley

      Leif Bengisson 

収録曲目: Sonata a 4 trombe (Giuseppe Torelli)

      Dixit Dominus a8 con trombe (Petronio Franceschini)

      Sonata con tromba e violini (Domenico Gabrielli)

      Laudate a Pueri a6 con tromba (Petronio Franceschini)

      Sonata a7 con 2 trombe (Petronio Franceschini)

録音年月: 1991.10  St. Petronio, Bologna

レーベル: Tactus  TC 650001 

コメント: ボローニャはその歴史的音楽活動や残された文献の膨大さという点でトランペット音楽にとってまぎれもない聖地の一つだ。その大本山とも言える聖ペトロニオ教会でこの場にゆかりの音楽を演奏したのがこのCD。なんと言っても2曲目に収録されているフランチェスチー二のDixit Dominus がかっこいい。合唱やソロに先導されてトランペットのソロが聖堂に鳴り響く。機会があれば是非演奏してみたい曲だ。Laudate も同様の趣向の曲で歌の合いの手のトランペットがデュエットになっている。

お奨め度: 特選盤

| | コメント (0)

2013/01/05

CDその69 La musica italiana dell' epoca barroca

54a  54b

カテゴリ: Italian Music

タイトル: La musica italiana dell’ epoca barroca

演奏団体: Buccina Cantorum

Trumpet: Robert J. Civiletti (Rainer Egger)

共 演 : Katz Sumrow (Mezzo Soprano), Cynthia Marrs (Virginal)

収録曲目: Undecima ricercata detta l’Albergotti (Girolamo Fantini)

      “Mio Tesoro” from Arie con Tromba (Alessandro Scarlatti)

      “Tromba d’Ausonia” from La Flora (Mark Antonio Ziani)

      Sonata detta del Niccolini (Girolamo Fantini)

      A due Tromba detta del Ricasoli (Girolamo Fantini)

      “Rompe Sprezza” from Arie con Tromba (Alessandro Scarlatti)

      Gagliarda a due Tromba detta del Coppoli (Girolamo Fantini)

      Sonata prima (Giovanni Bonaventura Viviani)

      “Con voce festiva” from Arie con Tromba (Alessandro Scarlatti)

      “Si suoni la Tromba” from Arie con Tromba (Alessandro Scarlatti)

      Ricercata duocecima detta l’Amerighi (Girolamo Fantini)

録音年月: unknown

レーベル: Buccina Cantorum Recordia 

コメント: 確かに楽譜に書いてあることを音にするとこうなるのであろうが、それ以上のものではない。なにを語りたいのか、なにか作曲者から読み取ったのか、その音符をどう解釈したのか、聴き手に伝わるようなことがないと初期バロックはつまらなくなってしまう。これはソロのトランペットに限らずコンティヌオを担当するチェンバロにも同じことが言えてなんとも味気ないアルバムだった。

お奨め度: 

| | コメント (0)

2013/01/04

CDその68 The Gilded Trumpet

34a  34b

カテゴリ: Omnibus

タイトル: The Gilded Trumpet

Trumpet: Barry Bauguess (Rainer Egger 1999/2003)

      Deifre Pelletier (Rainer Egger 1997)

      Julie Willis (Rainer Egger 2000)

共 演 : John O’Brien (Organ)

収録曲目: Sonata di Risposte detta la Salvati (Girolamo Fantini)

      Sonata per Trombetta sola - Prima (Giovanni Viviani)

      Sonata detta del Colloreto (Girolamo Fantini)

      Sonata detta del Gonzaga (Girolamo Fantini)

      Sonate detta del Niccolini (Girolamo Fantini)

      Sonata a due Trombe detta del Calstaldi (Girolamo Fantini)

      Sonata detta del Nero (Girolamo Fantini)

      Voluntary in D (John Stanley)

      Air de Trompette (Georg Philip Telemann)

      Duet No.3 ,No.7, No.8 and No.17 (Romanus Weichlein)

      Suite for the Theatre (Jeremiah Clarke)

      Sonata per Trombetta sola - Seconda (Giovanni Viviani)

      Voluntary in C (Simon Stubley)

録音年月: 2004.2

レーベル: BTS629 

コメント: とてもきれいな音質。ファンティーニも丁寧に演奏しているがややもすると単調な感じに聴こえてしまうかもしれない。こういう初期バロックだともうちょっとでこぼこしていても良かったかも。イギリスものはもう少しスタイリッシュでリズムに切れがあるといいと思う。

お奨め度: 


| | コメント (0)

2013/01/03

CDその67 The Art of the Baroque Trumpet vol. 2

28a  28b

カテゴリ: Omnibus

タイトル: The Art of the Baroque Trumpet  vol. 2

      Virtuoso Music for Trumpet and Organ 

Trumpet: Niklas Eklund

      Marc Ullrich

共 演 : Knut Johannessen (Organ)

収録曲目: Sonata No.2 (Giovanni Buonaventura Viviani)

      Sonata No.3 detta del Niccolini (Girolamo Fantini)

      Capriccio No.1 (Johann Jacob Löwe von Eisenach)*

      Capriccio No.2 (Johann Jacob Löwe von Eisenach)*

      Sonata No.75 (Johann Christoph Pezel)

      Sonata No.69 (Johann Christoph Pezel)*

      Sonata No.71 (Johann Christoph Pezel)*

      Sonata (Prentzl)

      Sinfonia a due Trombe (Anon. ca 1690)*

      Sonata No.8 detta del Nero (Girolamo Fantini)

      Sonata No.1 (Giovanni Buonaventura Viviani)

録音年月: 1995. 7  Gothenburg, Sweden 

レーベル: Naxos 8.553593 

コメント: エクルンドの音は伸びやかで、何の苦もなく自然に音が紡ぎだされてくるように聴こえる。ファンティーニの曲は通常音楽としてまとめるのに苦労するものだがその気配をみじんも感じさせないのが見事。また奏法も初期バロックの装飾法(トリルなど)をきちんと踏まえていて勉強になる。共演のウルリッヒは*印の付いたデュエットの曲で参加しているが見事に競い合っていて聴きごたえがある。

お奨め度: 特選盤

| | コメント (0)

2013/01/02

CDその66 Musique de la Grande Écurie & des Gardes Suisses

26a  26b

カテゴリ: French MusicTrumpet Ensemble

タイトル: Musique de la Grande Écurie & des Gardes Suisses

演奏団体: Ensemble Arcimboldo

      Trompetenensemble der Schola Cantorum Basiliensis

Trumpet: Henry Moderlak

      Mike Diprose

      Giuseppe Frau

      Christina Hess

      Christoph Draeger

      Baltasar Streiff

      Emile Meuffels

      Jean-François Madeuf (Leitung)

共 演 : Philip Tarr (Timpani)

収録曲目: Descente de Mars - Concert militaire (A.Philidor)

      Pompes Funebres (j. Philidor, F.de Chansy)

      Les Trompettes de la Chambre des Plaisirs (A. Philidor)

      La Vhasse (J.B.Prin)

      Le grand bruit - L’embarras de Paris (J.P.Freillon - Poncein)

録音年月: 2009.11

レーベル: MGB CD 6267 

コメント: フランスのルイ14世とルイ15世の時代の宮廷楽団はどのような楽器でどんな音楽を演奏していたのか。それを復元するプロジェクトがスイス国立科学財団の助成を得てバーゼルのスコラ・カントルムで2年間に亘り行われた。これはその研究発表とも言えるCDである。フルートやオーボエ、弦のアンサンブルなどと並んでマドゥーフ氏率いるトランペットアンサンブルがフィリドールなどのファンファーレを演奏している。いかにもフランス宮廷という音楽の数々、リズムの取り方や装飾の付け方などとても参考になる。もちろん補正孔なしの純正ナチュラルトランペットを使用。

またこのCDではトロンバ・マリーナという珍しい楽器(弓で弾く弦楽器だが音はトランペットそっくり)の音も聴ける。

お奨め度: 


| | コメント (0)

2013/01/01

CDその65 Handel / Water Music & Fireworks

134a

カテゴリ: English Music

タイトル: Haendel / Water Music & Fireworks

演奏団体: Hervé Niquet / Le Concert Spirituel

Trumpet: Jean-François Madeuf

      Graham Nicholson

      Igino Conforzi

      Jean-Charles Denis

      Philippe Genestier

      Jol Lahens

      Jean-Luc Machicot

      Jerome Princé

      Gilles Rapin

Instrument : Robert Barclay & Graham Nicholson

収録曲目: Water Music. Suite II  HWV349 (Georg Friedrich Haendel)

      Music for the Royal Fireworks HWV351 (Georg Friedrich Haendel)

録音年月: 2002. 9

レーベル: Glossa  GCD 921606

コメント: お正月にふさわしくなにかガツンとした音楽が聴きたいなあと思って手に取ったCDがこちら。インパクト充分。孔なしのナチュラルトランペットが9本にナチュラルホルンが9本、その他大勢のバロックオーボエバンド。このトランペットについては好き嫌いが完全に分かれてしまうかも。ニケとコンセール・スピリチュエルのこのコンサートは2008年に来日して実現した。その時の感想はこちら

また昨年はロンドンのプロムスにも登場したらしい。

そのときの動画がYouTubeにアップされているので紹介しておこう。

Handel: Water Music & Music for the Royal Fireworks

お奨め度:特選盤

| | コメント (0)

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »