CDその100 Die Birckholtz-Trompete von 1650
カテゴリ: Omnibus, Trumpet Ensemble
タイトル: Die Birckholtz-Trompete von 1650
演奏団体: Jean-François Madeuf & Ensemble
Trumpet: Jean-François Madeuf
Christoph Draeger
Hartmut Grün
Michael Münkwitz
Christina Hess
Michael Hüttler
共 演 : Philip Tarr (Timp), Marc Meisel (Organ)
Instruments:Michael Münkwitz
収録曲目: Signale, Intrada Toccada (Magnus Thomsen)
Pommerische Sonate, Rotta, Intrada (Magnus Thomsen)
Corrant de Battaglia (Daniel Speer)
Zween Aufzug (Daniel Speer)
Aweichörige Sonata für 12 Trompeten (Johann Arnold)
Sonata Nr.75, Nr.69, Nr.70 (Johann Pezel)
Sonata a5 (Vincenzo Albrici)
Aria “Auf! Stimmet die Saiten” (Dietrich Buxtehude)
Sonata a5 Battalia (Paul Hainlein)
録音年月: 2008. 7 Belitz
レーベル: RaumKlang 2009-06667
コメント: CDレビューも100回目ということでとっておきのCDを紹介したい。僕の師匠の演奏ということもあるけれど、これは自分にとっても思い入れ深いアルバムだ。
北ドイツの町ロストックから車で20分ほどの距離にある鄙びた村ベリッツ(Belitz)の教会で数年前にオリジナルのナチュラルトランペットが見つかった。制作者はWolf Birckholtz でニュルンベルグのマイスターだった人物、制作年は1650年とある。ロストックに住むナチュラルトランペットメーカーのミュンクヴィッツさんはさっそくこの楽器のレプリカを6本作成し、その楽器を使用してその教会でマドゥフさんのアンサンブルが収録したのがこのCDというわけだ。
僕が2007年の夏にロストックのミュンクヴィッツさんの工房を訪れたときがちょうどその楽器が発見された直後で、その教会でマドゥフさんやインマーさんたちによるコンサート(まだその時はレプリカは制作途上だった)を聴いたのが思い出深い。
CDでは16世紀末のフィールドトランペットのシグナルに始まりシュペールやペーツェルなど17世紀ドイツの室内楽曲を聴くことができる。現代人の耳には自然倍音の音律がちょっと聴きづらいところもあるかもしれないが、孔なしの完全ナチュラルによる演奏は気品があって一級品である。
お奨め度: 特選盤
おまけの写真
(左から)
・教会の壁にこういうふうに無造作に吊るしてある状態で発見されたらしい(左はミュンクヴィッツ氏、右はマドゥフ氏)
・僕の楽器を使ってオルガン伴奏で演奏するマドゥフ氏
・コンサート前のリハーサルにて(右端のインマー氏の身長の高さが際立つこと!)
いずれも2007年6月ベリッツにて
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