CDその91 Biber / Missa Salisburgensis (Balestracci)
カテゴリ: Austro-Bohemian Music
タイトル: H.I.F. Biber / Missa Salisburgensis
演奏団体: Sergio Balestracci / La Stagione Armonica, TIBICINES
Trumpet: Jean-François Madeuf (Reiner Egger 2003)
Igino Conforzi (Reiner Egger 2003)
Gilles Rapin (Reiner Egger 2002)
Graham Nicholson (Graham Nicholson 2003)
Andrea Inghisciano (Graham Nicholson 2003)
Pier Gabriele Callegari (Robert Barclay 1999)
Joel Lahens (Reiner Egger 2002)
Richard Casan (Reiner Egger 2002)
Tranquillo Forza (Tranquillo Forza 1997)
Massimiliano Costanzi (Robert Barclay 1998)
共 演 : William Dongois, Marie Garnier-Marzullo (cornetto)
収録曲目: Missa Salisburgensis (H.I.F. Biber)
Plaudite Tympana (H.I.F.Biber)
録音年月: 2003.12 Trento
レーベル: New Classical Adventure 60192
コメント: 最近のインターネットの情報はすごいよね。このミサ曲のスコアもネットで探せば居ながらにして見ることができる。春の祭典もびっくりの53段スコア。尤も当時はスコアを残す風習はなかったからビーバーがこのようなスコアを書いたかどうかは疑問だが。
ともあれ、この編成割りを見るとトランペットの楽器としての立ち位置が過渡期にあることがわかる。つまり、おそらく礼拝堂の祭壇を挟んで中央周辺に位置したであろうコアの1(声楽ソリスト)、2(弦楽器)、3(木管楽器)、4(コルネットとサックバット)などから離れたところにラッパ隊(4本のトロンバとティンパニの組み合わせ)を2組配置してあって、ラッパ隊がまだ野外で使われる粗野な楽器なのだというその出自を色濃く残しているのである。しかしコア3の木管楽器に混じって2本のクラリーノが加えられているのは、徐々に繊細な音楽を演奏できるような奏者も現れ純音楽にもトランペットが登用され始めた証左として考えていいのではないだろうか。
さて、演奏については、先のコープマン盤のラッパがアングロサクソン組だとしたらこちらのパレストラッチ盤はラテン組。4つ孔バロック対完全ナチュラルの対比とも言える。このCDに関してはJMPさんのブログに臨場感あふれるユニークなレビューがあるのでそちらを紹介しておこう。
お奨め度: 推薦盤
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