CDその97 Biber / Sonatae tam aris, quam aulis servientes (Perkins)
カテゴリ: Austro-Bohemian Music
タイトル: Biber / Sonatae Tam Aris, Quam Aulis Servientes
演奏団体: Roy Goodman / The Parley of Instruments
Trumpet: Crispian Steele-Perkins
Stephen Keavy
収録曲目: Sonata No.1 in C
Sonata No.4 in C (CSP)
Sonata No.7 in C
Sonata No.10 in G minor (CSP)
Sonata No.12 in C
録音年月: 1983. 5
レーベル: Hyperion CDH55041
コメント: 曲について:Sonatae Tam Aris, Quam Aulis Servientes とはラテン語で「祭壇または宮廷用のソナタ集」という意味らしい。つまり教会でミサなどの合間に器楽演奏として挟んでもいいし宮廷の食卓の音楽として使っても良いという汎用性のあるソナタということであろう。1676年に出版されたこの曲集は12のソナタと巻末に12のトランペットのためのデュエット曲を含んでいる。12のソナタのうち、このCDにあるように5曲(4番と10番がラッパ1本、1番と7番と12番はラッパ2本)がトランペットを含むものであり残りは弦楽合奏となっている。1,4,7と跳ばすあたり、さてはビーバーは麻雀の心得があったのかどうかは定かではない(笑)。
冗談はさておき、これはトランペットの特性を良く活かしたソナタ集で、とりわけ10番はC管の第7倍音のシのフラットの音を使ってG minor というトランペットにあっては珍しい短調の曲に仕上げているところなど非常に巧みだ。この技法はこの曲集のデュエットの中にも取り入れられていて、最後の11曲目と12曲目は同じくト短調で書かれている。ボヘミア特有のちょっと物悲しいメランコリーな感じが他にない魅力的な曲集である。
演奏について:パーキンスのソロがたどたどしくて残念。ソロの曲はキーヴィが担当した方が結果良かったんじゃなかろうか。好みの問題だから単にいちリスナーに過ぎない僕がとやかく言うことではないのだけれどね。
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