CDその157 J.S.Bach / Brandenburg Concertos (various)
カテゴリ: J. S. Bach
タイトル: Johann Sebastian Bach / The Brandenburg Concertos
インターネットでダウンロードしたCDおよびNaxosのMusic Library で試聴したCDの聴き比べの結果を以下にまとめてレポートしよう。
演奏団体: Ton Koopman / Amsterdam Baroque Orchestra
Trumpet: Crispian Steele-Perkins
録音年月: 1983
レーベル: Erato 706301373361
コメント: この曲のピリオドでの演奏は小編成かつ疾風のごとく速いテンポでなされることが多いのだが、このCDはどっしり堂々とした演奏。その分各ソロ楽器のからみが明瞭に聴き取れて面白かった。パーキンス氏は超高音域がちょっとつらそう。あとトリルが入ってしかるべきところにないのが華麗さを欠いて残念だ。(演奏時間:1楽章 5:16、3楽章 2:55)
お奨め度:
演奏団体: Jordi Savall / Le Concert des Nations
Trumpet: Friedemann Immer
録音年月: 1991. 3 Padua
レーベル: Astree
コメント: ヴァイオリンがビオンディ、リコーダーがメメルスドルフ、オーボエがベルナルディーニと超豪華メンバー。各ソロの鮮やかさが際立つ名演。(演奏時間:1楽章 5:03、3楽章 2:40)
お奨め度: 推薦盤
演奏団体: Jeanne Lamon / Tafelmusik
Trumpet: unknown
録音年月: 1993
レーベル: Sony Classical
コメント: トランペットが一つ一つの音をきちんと出そうとしているのはわかるのだけれどそのため平板なメリスマになってしまっている。(演奏時間:1楽章 5:13、3楽章 3:04)
お奨め度:
演奏団体: Cambridge Baroque Camerata
Trumpet: Stephen Keavy
録音年月: 1997. 8 London
レーベル: Intim Musik IMCD055-056
コメント: キーヴィも高音域があまり得意じゃないのかちょっと苦しそう。やっぱり超難しい曲だよなあ。全体の音楽作りはとても几帳面な印象を与える演奏。(演奏時間:1楽章 5:14、3楽章 2:54)
お奨め度:
演奏団体: Masaaki Suzuki / Bach Collegium Japan
Trumpet: Toshio Shimada
録音年月: 2000.5 Kobe
レーベル: BIS CD-1151-52
コメント: BCJの旧盤。 フレンチバロックピッチでの演奏。 島田さん制作の楽器はライヒャの肖像画にあるような丸い渦巻状のコンパクトなもので、孔なしの完全ナチュラルでの演奏ということで当時話題を呼んだ。ただ今振り返るとちょっと時代を先取りしすぎていたのかもしれない。残念ながら音程が定まらずふわふわ落ち着かない。(演奏時間:1楽章 5:06、3楽章 2:46)
お奨め度:
演奏団体: Diego Fasolis / I Barocchisti
Trumpet: Gabliele Cassone
録音年月: 2004. 12 Lugano
レーベル: Arts 47715-8
コメント: 快速演奏。ところによりバランスがややトランペット大きすぎか。3枚聴いたカッソーネのブランデンブルグの演奏はどれも傾向が似ているが、ジャルディーノ・アルモニコ盤が一番良いと思った。(演奏時間:1楽章 4:24、3楽章 2:29)
お奨め度:
演奏団体: Trevor Pinnock / European Brandenburg Ensemble
Trumpet: David Blackadder
録音年月: 2006.12
レーベル: Avie AV2119
コメント: 全体の演奏としてはとてもノリが良く気持ち良く聴ける。トランペットも危なげない。ただ、些細なことだけど気になったこと。1楽章15小節目と19小節目のアウフタクトのソの音、ブラッカダー次のオクターブ跳躍を避けるためか、1オクターブ高く演奏している。これは安全性のためにライブだと良く使う手だけれど、スタジオ録音のときは譜面どおり吹いた方がいいんじゃないか。(演奏時間:1楽章 4:47、3楽章 2:41)
お奨め度:
演奏団体: Michio Kobayashi / Bach Festival Ensemble Matsumoto
Trumpet: Shiro Hirai
録音年月: 2007
レーベル: Meister Music MM2081-82
コメント: 小林道夫先生の元、東京芸大のバッハカンタータクラブ出身のメンバーで松本でブランデンブルグ全曲のコンサートを行ったあとに収録されたもの。落ち着いたテンポの安定感ある演奏。平井さんのトランペットは音色がちょっとくすんで聴こえるけど録音のせいか。(演奏時間:1楽章 5:08、3楽章 2:47)
お奨め度:
演奏団体: Richard Egarr / Academy of Ancient Music
Trumpet: David Blackadder
録音年月: 2008. 5 & 2009. 3 London
レーベル: Harmonia mundi USA HMU 807461/62
コメント: フレンチバロックのチューニング(a=392Hz)。ピッチが半音でも下がるのはトランぺッターにとってはありがたい。もちろんブラッカダーはバロックピッチでも問題なくこの曲を吹けるけど。トランペットのせいではないけれど1楽章でザッツの確認のためなのか、頻繁に小節の頭に溜めが入るのが気になる。(演奏時間:1楽章 5:04、3楽章 2:36)
お奨め度:
演奏団体: Masaaki Suzuki / Bach Collegium Japan
Trumpet: Toshio Shimada
録音年月: 2008. 6 Kawasaki
レーベル: BIS SACD-1721-22
コメント: BCJの新盤。演奏の精度は上がったけどなんかワクワク感がないのはなぜだろう? 多分リズムの取り方に依るところが大きいと思うのだけれど。(演奏時間:1楽章 5:14、3楽章 2:53)
お奨め度:
演奏団体: John Eliot Gardiner / English Baroque Soloists
Trumpet: Neil Brough
録音年月: 2009.1 Paris
レーベル: SDG 707
コメント: 超快速テンポ。聴き比べをした21枚の中で一番演奏時間が短い。トランペットは上手なんだけれどこのテンポのせいでちゃんと味わえないうちにあっという間に音楽が通り過ぎてしまった。(演奏時間:1楽章 4:18、3楽章 2:23)
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