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2013/09/26

人前でホルンを吹くこと

考えてみればまだ数えることができるくらいしか経験してない。

確か最初は大学4年のときのサマーコンサート(杉並公会堂)。デヴィッド・ハウエルさんの指揮で彼がアレンジした映画音楽特集。誰のどの楽器を借りたか憶えてないけどオケの中でバリバリ吹いて気持ち良かった。

2回目が自分の結婚披露宴のときでモーツァルトのホルンクインテットの第1楽章をN氏から借りたパックスマンのBシングルで。ま、これは余興だし聴いていたのも親戚・友人だったから気楽なものだった。

それから約30年経ち、ひょんなことからターフェルムジーク鎌倉でバッハのカンタータBWV100のセカンドを吹くことになった。楽器はS氏から借りたアレキの107。なんと言っても音が高いし、編成が小さいから隠れるわけにもいかず。1stはO氏で僕は2ndを担当。けっこうさらった。

でもそれで調子に乗ったか、昨年のヘンデル「パルテノペ」でナチュラルホルンを使って2曲ほど吹かせてもらった。楽器はこれまた借り物でO氏の自作(ニッカンを改造したもの)。メンバーは前回と同じくO氏とのペアで。いやあ、勉強になるわ。

でもこのときはまだ出番がちょっとだからまだ良かった。
今回のラモー「レ・パラダン」は出番は多いし、クルークの持ち替えも多い(下からC、D、F、G管)ので大変。なんといっても音がとれない。A=392Hzのヴェルサイユピッチとかいうのも影響しているのか、自分が吹く前に何の音なのか予感ができなくて焦る。絶対音感がないのはいろんなピッチに対応しなくちゃいけない古楽演奏には便利だけれど、こんなときに困るね。
とりあえずイメトレしてソルフェージュをしっかりととる。
1stのO氏に迷惑をかけず、かつまた人前で演奏して恥ずかしくないようにさらっておかないと。(と今ごろ言っているくらい泥縄なんだが)

Naturalhorn

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