フンメルCDコメント
というわけで手元に集まったAgnasからWilbrahamまで33枚のCDを一覧にしてみた。
比較してみるのはなかなか楽しい。
一番古い録音は1963年のボストン響のアルマンド・ギタルラによるもの。ギタルラは20世紀にフンメルを再演初演した人でもあるのでとても貴重な録音だ。反対に最新の録音は今年(2013年)のマテアス・ヘフスの日本でのライブ盤。
録音年とともに分かる範囲でソリストの生年を記載したので録音時の年齢も分かる。最高齢はこれも元ボストン響のシュリューターの九響とのレコーディング(62歳)で片や若い方はルベン・シメオ君の16歳(!)。なんとも幅広い。
33枚中オリジナルのホ長調で演奏されたものは17枚、変ホ長調は16枚で拮抗している。アンドレの録音以降変ホ長調が主流だったけれど、必ずしも最近の録音がホ長調に回帰しているわけではなく新しいものでも変ホ調の版を採用している人も多々いる(バルソンやヘルセス、ヘフスなど)。
キイトランペットでの演奏はカッソーネ、フリードリッヒ、パーキンスの3枚のみだがこれは今後増えてくるんじゃないかと思われる。
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