「エリア」終了
メンデルスゾーンの「エリヤ」全曲演奏会、無事に終了。
熱気のある充実した演奏だった。マエストロのおかげだね。
自分にとってもラケのクラシカルトランペットを目一杯活用することができて画期的な演奏会だった。今までこの楽器の出番がモーツァルトやハイドンばかりだったので、なんとなくバロックトランペットの延長みたいな使われ方しか知らなかったけど、メンデルスゾーンのこの曲では上はEから下はAまで6つの調が指定されていて、それに合わせて替え管を頻繁に入れ替える必要がある(それもまた楽し)。また自然倍音だけながら旋律的な使われ方も多かったし、トロンボーンと合わせて音楽を作るところなども役割が変わってきたんだなあと実感。その分ティンパニとラッパが一体ではなくなってきてる。(なので今回はトランペットの配置はいつものティンパニシフトじゃなくてトロンボーンシフトにした。これは正解だったと思う)
ともあれ、楽譜から要求されることに楽器が応えられるように作られていることを痛感。インヴェンショントランペットはチューニングスライドで音程補正が可能だから第7倍音や第11倍音も補正できるし、第8倍音からスライドを目一杯伸ばすとシのナチュラルも出せる。ありがたいことに調整の難しそうな第13倍音は出てこないし。うーん、良く出来ている(楽器がなのか、曲がなのか判然としないが)。
ただし不注意に吹くとどうしても低音域で弛緩してしまうのか音程が下がってしまう。サポートが足りないんだね、アドゥフさんから教えていただいた「(音域)下に行くほど上を志向して、上に行くほど下を意識する」っていう基本が身に付いてない。よってオクターブがすごく広くなってしまっている。2ndの河原さんに触発されて泥縄でチューナーつけて練習したのがいい勉強になった。しょっちゅうスライドをいじって音程調整をしたくなる欲求にかられる(笑)のが難点かな。
と、楽器の再発見と自分への反省点ばかり先に書いてしまったが、今回も年初の第九と同様、ピリオド金管軍団のおかげで楽しく練習と演奏会に望むことができてありがたかった。後ろから「ビシッ」と決まった音色・音程のトロンボーン隊の援軍を受けながら一緒にコードを作るところとか快感だね。本番ではちょっと距離が開いてしまったナチュラルホルンのパートともっとコラボできたらさらに楽しかったに違いない。
それにつけても頼りになる2ndの支えで安心して吹けるのはありがたい。
さて、そんなわけでまだまだ完璧とはいかなかったけれど、ソルフェージュをしっかりして、どんなキイ、どんなコードがきてもぴたりと決められるよう精進したい。これからの(も)クラシカルトランペットの出番が楽しみだ。
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