Trumpets in Museum (Praha: Czech Museum of Music )
プラハにある国立博物館のひとつ。チェコ語の表記は České muzeum hudby 。最初はあまり期待してなかった(失礼)のだが、金管古楽器のコレクションも充実していた。
非常に残念なことに館内が暗く、写真を撮るのに最適という状況ではなかったけれど、これでも頑張ったつもり。
まずはバロック時代のコレクションから
薄いすりガラスを挟んで裏表に楽器が架けてあったので見づらいが順番に行ってみよう。
Clarino trumpet
Wolf Magnus Ehe, Nürnberg, 2nd Half of 18c
Clarino trumpet
Johann Leonhard Ehe, Nürnberg, c.1700
Clarino trumpets
Carl Friedrich Riedel, Dresden 1753 (2本とも)
さきほどの裏側
Clarino trumpet
Jacob Schmidt, Nürnberg, probably between 1670 and 1700
Clarino trumpets
Joseph Anger, Kraslice c. 1750(2本とも)
Clarino trumpets
Johann Heinrich Vogel, Nürnberg, 2nd half of 18c(2本とも)
かわいそうにVogelの1本はベルにいたるところの傾きが曲がってしまったまんまだ。リストアしてまっすぐにしてあげればいいのに。
これに限らずここの博物館はメンテがどうなんだろうかと思わされる面があった。楽器の名称が違っているところもあったし。
次のボード行ってみよう
Clarino trumpet
Johann Adam Bauer, Prague, probably between 1810 and 1840
Bass trumpet,
Johann Adam Bauer, Prague
Keyed trumpet
Ignaz Hüttl, Kraslice, 1st third of 19c
このキイトランペットは5つ孔だね。
次の2つのボードはチェコの楽器メーカーによるものだった。
Invention trumpets
Václav František Červený (1819-96), Hradec Králové (2本とも)
次のボードのメーカーは聞いたことのないものだった。
以上5つのボードに分けて展示してあった。
やはりここでも時代が下るにつれて楽器の装飾が簡素化しているのが見てとれた。むしろバロック時代が如何に花形楽器だったかということなのだろう。
今日のおまけ
| 固定リンク
「トランペットの話題」カテゴリの記事
- ブラスアンサンブル編曲(ダウランド)(2020.04.23)
- 高音攻略法(2023.07.25)
- ナチュラルトランペットのウォームアップ(動画紹介)(2022.10.22)
- 思いつき話(2022.08.18)
- ラッパ購入遍歴(その2)(2022.06.30)
コメント