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2015年7月

2015/07/06

ヨーロッパでコンサートを聴いて思ったこと

何を聴いてきたかを前の記事にまとめてみた。

とりあえずまとめてその感想を。

バッハゆかりのトーマス教会のもの。
その1はモテット、その3は土曜日午前のサービスということで礼拝やお話も入り、いわゆる通常のコンサートとは違う。自分はクリスチャンではないが末席にいせさてもらうのは別に邪魔にはならないだろうということで全部参加させてもらった。
感じたことはたくさんあったけれど、主なものを箇条書きにしてみると、

・トーマス教会の合唱団が素敵。ソプラノからバスまで男声の魅力ってこうなのかと改めて感動。特にボーイソプラノには女でなくてもやられてしまうね。
・サービスに参加して、うちの(敢えてうちと言わせてもらうと)西荻の本郷教会でT氏が目指しているのはこういうことなのかな、とちょっと垣間見た気がした。教会の本業とは言え、これだけのクオリティのものをこうやって提供しているというのはすごい。
・聴衆席を見渡して、老人の姿がほとんどなのがびっくり。まだ日本の方が若者比率が高いのではなかろうか。今後こういう世代がいなくなったときにクラシックを支える人たちって出てくるんだろうか。分野は違うけどそれはちょいと値の張るレストランで食事をしたときにも思った。
・ペータース教会でのコンサートの1stトランペット(4孔バロック)はうまかったなあ。誰だったんだろうか、メンバー表がなくて残念。

ドレスデンのゼンパーオパーとクロムニジーシュでのコンサートは完全な現代音楽だったのだが、聴衆が自然に暖かく受け止めているのがある意味びっくりした。いわゆる聴きなれたクラシックのコンサートに行くという感覚よりは、今日はいい音楽を聴きに来ました。という姿勢なのだろうか。だから初めて聴く演目でも構えることなく自然体で受け止められるということなんだろう。お題は見てのお帰り、っていうのでもいいんだよね。

ドレスデンでの指揮のユロフスキは最近注目している若手でもあり興味深々で聴きに(見に)行ったのだが、オケをぐいぐいドライブしていくタイプで、まあそれはDVDでも見ていたから予想はついたのだが、今後そのスタイルでどこまで活躍の場を広げていくんだろうか。でも、ああやって古典から現代まで難なく振っているのだからやはり才能があるんだろうね。彼が演奏会を開始するにあたりマイクを持って比較的長めにドイツ語でスピーチしてたけれど、あれは何の説明だったのか、さっぱりわからなかった orz。

現代音楽に比較するとプラハでもニュルンベルグでもオペラはやっぱり社交場。7時半とか8時から開演するとどうしても終演は12時近くになっちゃう。こういう文化を日本に根づかせるっていうのは難しいね。

ニュルンベルグでのフィガロはオケはモダンだけれど、トランペットもホルンもナチュラルを使っていたし、そもそも指揮者がフォルテピアノの弾き振りで、いわゆるピリオド演奏がどんどん浸透してきているんだなと思われた。
フィガロのホルンなどは見事なもので、音を外すどころか、第2幕最後のところはドミソミドミソミド、という譜面にアドリブでドレミファソファミラドレミファソファミレド(当然音符は2倍のテンポ)で入れていて、しかもそれがクリアに聞こえてきてめちゃくちゃびっくりした。どんだけ上手いんだよと。

というわけでまとめてコンサート観劇の感想でした。

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2015/07/05

旅行のまとめ

日程:6月14日(日)〜6月29日(月) 

訪問地:
  Schwerin, Halle, Leipzig, Dresden, Praha, Kroměříž, Nürnberg

経由地:
  Dubai, Hamburg, Frankfurt am Main

出来たもの:
  トランペット1本

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  友達10数人

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訪問先:

 (博物館・美術館)
  Mendelssohn-Haus (Leipzig)
  Bach Museum (Leipzig)
  Zwinger Gemäldegalerie Alte Meister (Dresden)
  Schloss & Park Pillnitz (off Dresden)
  Czech Museum of Music (Praha)
  Arcibiskupsky zamek (Kroměříž)
  Germanisches National Museum (Nürnberg)
 (教会)
   Tomaskirche, Peterskirche (Leipzig)
   Feauenkirche, Kreuzkirche (Dresden)
   Kostel Sv. Mikuláše (Praha)
   Kostel Sv. Jana Křtitele, Kostel Sb. Mořice (Kroměříž)

聴いたもの
その1
 Handel / The King shall rejoice, HWV260
  J.S.Bach / Wohl dem, der sich auf seinen Gott, BWV139 etc.
     K. Danke, D. Erler, P. Grahl, S. Heinemann
     Valparaiso University Chorale
     Leipziger Barockorchester
     cond.  Christopher M. Cock
      --  2015/6/20 at Thomaskirche, Leipzig
その2
  J.S.Bach / Schleicht, spielende Wellen, BWV206
  J.S.Bach / Tönet, ihr Pauken! Erschallt, Trompeten, BWV214
  J.S.Bach / Vereinigte Zwietracht der wechselnden Saiten, BWV207
     A. Peretyahina, S. Krumbiegel, M. Petzold, W.M Friedrich
     Leipziger Universitatschor
     Pauliner Barockensemble
     cond.  David Timm
      -- 2015/6/20 at Peterskirche, Leipzig
その3
  J.S.Bach / Wer mich liebet, der wird mein Wort halten, BWV74 etc.
    G. Adler, S. Langner, T. Hunger, T. Berndt
    Thomanerchor Leipzig
    Gewandhausorchester Leipzig
    cond.  Georg Christoph Biller
     -- 2015/6/21 at Thomaskirche, Leipzig
その4 (大幅遅刻)
  J.S.Bach / Messe in h-moll, BWV232
     C. Landshamer, A. Vondung, D. Johannsen, T. Berndt
     Gächinger Kantorei Stuttgart
     Bach-Collegium Stuttgart
     cond.  Hans-Christoph Rademann
      -- 2015/6/21 at Thomaskirche, Leipzig
その5
  Afführungsabend - Kammermusik der Sächsischen Staatskapelle Dresden
     B. Britten / Russian Fueral for Brass & Percussion
     A. Pärt / Arbos for eight Brass & Percussion
     A. Pärt / These Words for String orchestra & Percussion
     D. Schostakowitsch / From Filmmusic  "Das neue Babylon" Op.18
     D. Schostakowitsch / 6 Poems of Marina Zwetajewa Op.143a
         Maria Gortsevskaya (Mezzosopran)
         Sächsischen Staatskapelle Dresden
         cond. Vladimir Jurowski
         -- 2015/6/22 at Semperoper, Dresden
その6 (途中退場)
   Antonin Dvořák / Opera RUSALKA Op.114
       A. Poláčková (Rusalka), R. Samek (Prince), R. Vocel, A.T. kalivodová etc.
       State Opera Orchestra, Praha
       cond.  Jiří Štrunc
        -- 2015/6/24 at Praha State Opera
その7
   Camerata Polyzoides, Austria
        2Vln, Cello, Pfによる現代室内楽曲
         Erwin Schulhoff / Duo für Violine und Violoncello など
        -- 2015/6/25 Assembly Hall of the Chateau Kroměříž
その8
  W. A. Mozart / Le Nozze di Figaro
       Nicolai Karnolsky (Figaro), Michaela Maria Mayer (Susanna), Jochen Kupfer (Almaviva), Solgerd Isalv (Cherubino), etc.
       Staatsphilharmonie Nürnberg
       cond. Peter Tilling
        --- 2015/6/27 at Staatstheater Oper Nürnberg

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2015/07/04

Trumpets in Museum (New York: Metropolitan Museum)

ニューヨークのメトロポリタン博物館を訪問した時の写真をアップしておこう。時期はちょっと前だが2013年の4月の時のもの。

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ここにはハースが展示してあった。

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Natural Trumpet in C

Johann Wilhelm Haas, Nuremberg, 1710-23

銀製である。サクソニー選定候の刻印がなされていることからドレスデンの宮廷用に作成されたものと思われる。それに応じて白と緑の飾り紐もサクソン州の色となっている。

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左から順に

Johann Wilhelm Haas (上に載せたもの)

Anton Kerner, Vienna 1765

Henry Keat & Sons, London 1894

2番目のケルナーもドレスデン宮廷用だったようでハースのものに揃えたスタイルとなっている。これも銀製。C管

3番目のトランペットはイギリス製で大きめのボールやヤードの止め方(針金ではなく溶接してある)などニュルンベルグのものとはスタイルが大きく異なっている。これも銀製でD管。

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左から

Andreas Plaesnig, Germany 1790

Johann Wilhelm Haas, Nuremberg, before 1723

左の楽器はニュルンベルグのスタイルだがマイスターは別の土地の者。真鍮製。もともとはC管だったものを19世紀になってから短く改造されてしまったようだ。

一番右はまたハースの製作のものだが真鍮製でデコレーションも穏やかなものとなっている。これもまたオリジナルはC管だったものが19世紀にEs管に改造されてしまっている。

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Invention Trumpet

Courtois père, Paris, 1789-1803

フランス、クルトワ製。丸いクルークを付けてC管になっている。

左に2番とあるのは木製のミュートだね。

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Trompette demilune, Markneukirchen, ca 1810

デミルーン(半月形)トランペット。この楽器のセッティングはG管で一番短いパターンだが、別の調にするにはやはりクルークを付けたものと思われる。18世紀後半からトランペット製造はニュルンベルグから離れドイツの各地で作られるようになった。マルクノイキルヒェンはそうした場所の一つで弦楽器の製作も盛んだった。

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Keyed Trumpet in G, Leonardo Massarenti, Italy, ca.1840

5つキイのトランペット。これは珍しく右手でキイを操作するタイプ。

メットはトランペットに限らずコンパクトに厳選して展示してあるっていう印象を受けた。楽器の専門の博物館でもないのにきちんとオリジナルのいい楽器を所蔵しているところがさすがだ。

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