昨日静岡AOIホールでの静岡バッハ合唱団「ロ短調ミサ曲」公演が終了した(オーケストラはMAT)。
この大曲、いつもその時点でのベストを尽くすようにしているが、まだまだ満足を感じたことはない。でも回数を重ねるにつれ徐々に克服できたかな、と練習の成果を確認できる部分が増えて来て、自分にとって成長のバロメーターになっている曲でもある。
今回は特に6月にGuyにアドヴァイスを受けたことを練習のときから意識したことと、孔ありのバロックトランペットでもBL3という大きめのマウスピースに馴染んできたことがいい結果につながったんじゃないかと思う。
徹底的にメロディーのことだけを考えて吹く、というのが本番でもできたのがクレド2曲目の Patrem omnipotentem の冒頭の長いフレーズだった。「フィンガリングがこんがらないか」とか「次はハイDだ」とか「音外すんじゃないか」とかの邪念をかなり排除しながらメロディーに集中した結果、今までの自己ベストと思う演奏ができた。
それから休符の部分も不要なブレスを極力避けてアンブシュアのセッティングを維持したことにより、音楽のテンションを維持できたばかりでなく、次のハイノートを確実に捉える確信を持てたことがメンタルな面での効果大だった。
マウスピースに関しては、BLの音色の良さはクラシカルでは実証ずみだったけれど、ロ短調ミサではまだ吹き通す自信がなくて、ようやく全部BL3で吹くようにしたのは今年2月のカンタータ・ムジカのロ短調から。それ以来結局大きいマウスピースの方がバテないということが実証できた感じで、むしろそれまでセーブ気味にしていた当日のリハーサルをちゃんと吹いても本番まで保つという自信も持てるようになった。これも今回の収穫。
まだまだ完璧にはほど遠いけれど、自分の目指す演奏にこれでまた一歩近づいた気がする。