演奏会のお知らせ(1/31)
あと2週間少しとなってきました。
演奏会のお知らせです。
中村孝志 これしかないファイナル
日時:1月31日(日)午後1時開演
場所:浜離宮朝日ホール
=金管楽器400年の歴史をその当時の楽器で聴く=
クラシックのトランペット音楽においてとても重要なレパートリーの一つがハイドンのトランペット協奏曲です。しかし、作曲者のハイドンが思い描いていたトランペットは、現代使われている楽器とはいささか異なっていました。
また、有名なメサイアを作曲したヘンデルや、今もブラスアンサンブルで良く取り上げられるジョバンニ・ガブリエリが作曲時に想定していた楽器も、実はそれぞれの時代に応じて異なっていたのです。
今回の「これしかない」では、17世紀から現代に至るまで、金管楽器がどのように変遷しどのように活躍してきたか、各楽器のスペシャリストの協力も得て、それぞれの時代に応じた楽器や演奏スタイルでお送りするコンサートを企画しました。
良く聴き慣れた曲でも、当時の復元楽器の演奏で聴くと、また新たな一面が見えてくるのではないかと思います。
ハイドンのコンチェルトはキイ・トランペットで演奏いたします。キイ・トランペットによるオーケストラ伴奏での全曲演奏はまだ珍しく、日本ではまだこれが数回目のチャレンジではないかと思います。
金管楽器が活躍する音楽以外にもヘンデルのオペラからのアリアアラカルトなど聴きごたえのある盛りだくさんな内容となっています。
一方、演奏する我々はそれぞれの時代に合わせて楽器を持ち替える(ピッチも異なる)という、まるでトライアスロンのような過酷なプログラムでもあります。
ともあれ珍しい演奏会になることは間違いありませんので、皆様お誘い合わせのうえ、是非多数ご来場賜りますようお願い申し上げます。
曲目:
I. 17世紀 ヴィルティオーゾの時代「カンツォンとソナタ」
G. Fantini : Entarata Imperiale
G. Gabrieli : Canzon primi toni a8
B. Selma y Salaverde : Canzon 23 for duo Basso
G. P. Cima : Sonata a3
A. Falconieri:Folias
C. Monteverdi : Sonata sopra Sancta Maria
II. 18世紀 ナチュラルの黄金時代「アリア」
-- All Handel program --
Ode, Eternal source of light divine (Soprano solo)
Sinfonia to Samson Act I
Sibillar gli angui from Rinaldo (Bariton solo)
As steals the morn upon the night (Sop,Ten duo)
Va tacito e nascosto from Giulio Casare (Alto solo)
Cosi la tortorella from La Resurrezione (Tenor solo)
Air for winds HWV410
Sento la gioia from Amadigi (Alto solo)
Let the bright Seraphim from Samson (Soprano solo)
Let their celestial concerts from Samson
III. 19世紀 クロマティックへの挑戦「コンチェルト」
J. Haydn : Trumpet Concerto
IV. 20世紀 金管楽器による室内楽「アンサンブル」
B. Britten : Fanfare for St Edmundsbury
M. Arnold : Quintet
出演:
中村孝志(コルネット、ナチュラルトランペット、キイトランペット、トランペット)
大貫ひろし(ナチュラルホルン、フレンチホルン)
宮下宣子(サクバット、トロンボーン)
橋本晋哉(セルパン、サクバット、チューバ)
細川大介(コルネット)
広瀬奈緒(ソプラノ) 高橋ちはる(アルト)
石川洋人(テナー) 春日保人(バリトン)
これしかないオーケストラ(コンマス 大西律子)
TuPcT有志 ほか
指揮:坂本徹
料金:2,000円(全自由席)
問い合わせ先:
オフィスサワイ 042-394-9199
info@officesawai.com
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