今年は変態の年
【変態】と【脱皮】
人生をその節目で区切ると変態と脱皮から成っているのではないかと思う。もちろんここでいう変態はabnormalという意味ではなく動物学的なmetamorphosisという意味である。
つまり物心ついてから学校に通うようになったときを最初の変態(児童・学生という身分で社会生活を送ることになったという意味合で)とする。その過程で小、中、高、大、と数年ごとに脱皮をしていく。卒業して社会人になった時が次の変態。社会人になってからもいろいろな脱皮があるだろう。また結婚して家庭を持ったときも変態と言えるかもしれない。子供ができた場合は家庭人として1つ脱皮をしたと考えられるだろう。
自分の場合、23歳で就職してから30数年間、サラリーマンとして、しかもその大半をトレーダーとして奉職して来た。最初に勤めた商社から証券会社に転じ、その系列の投信運用会社、外資系投資顧問、損保系投資顧問と数回の転職(脱皮)をしたけれども、基本的には「売った、買った」のトレーダーとして会社や世の中になんらかの貢献をし生計を立ててきたわけである。
そして今年は節目の変態の年。トレーダー生活、いやサラリーマン生活にピリオドを打とうと思っている。
残念ながら悠々自適の気楽な生活が送れるほど豊かな資産はないので、なんらかの形で糊口を凌ぐ分は働いて稼がなくてはならない。ただしその際には、「自分ができること」を仕事にするのではなく、「自分がやりたいこと」を仕事にしたいと思っている。本来はこの2つが一致しているのが理想なのだがなかなかそうはいかないのが世の常だ。トレーダーだって自分が選択し好きでやっていることだと思っていたけど、よーく自分の心の中を覗いてみたらそんなことはなかった。
そんなわけでこの春には会社を辞めて未知の海に舟を漕ぎ出す予定。無事に船出するのか、あっと言う間に難破してしまうのか、先行きは不透明。でも1度しかない人生だし「好きなこと」に打ち込める環境と健康な体があることは恵まれたことなんだと肝に銘じてこれからの数年間を過ごしたいと思っている。
一年の計は元旦にあり。一年と言わずこれを今後五年の計としたいと思います。
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