コルネット逆曲がりの謎
BCJのシュッツの演奏会を聴きに行った時のこと。
BCJのシュッツの演奏会を聴きに行った時のこと。
前回リュートがいかに老後の楽しみ向きかを列挙したのだが、裏を返すとラッパがいかに不向きかがわかろうというものだ。
もう老後の心配か、と揶揄されてしまいそうだが、和英辞書で「老後の楽しみ」を引くと what he expects to do after his retirement とあって、すなわち引退後の楽しみってことだね。
持っているコルネットを並べてみた。
上から
mute cornetto in F 440 (H. Gohin)
mute cornetto in F 466 (H. Gohin)
mute cornetto in G 440 (S. Delmas)
mute cornetto in G 466
straight cornetto in G 466
cornetto in G 440 (P. Fanciullacci)
cornetto in G 466 (P. Fanciullacci)
cornetto in G 440 (T. Kuwahara)
cornetto in G 466 (T. Kuwahara)
cornetto in G 440 (S. Delmas)
cornetto in G 466 (S. Delmas)
cornetto in G 466 (S. Delmas)
カッコ内は製作者、書いてないのはスイスのメーカーなんだけど名前を忘れてしまった。
曲がったコルネットでマウスピースがついている楽器たちが今主にコンサートなどで使用しているもの。
それからここに映っていない楽器があと3つある。C. Monk のcornettino と同じくMonk のcornetto in G 440(貸し出し中)、それにDelmas のcornetto in G 440(貸し出し中)。
だから全部で都合15本持っているのか。今初めて数を把握した。
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コルネットの第一人者、ブルース・ディッキーの新しいホームページが出来たらしい。
楽器について
Anthony Baines / Brass Instruments (Faber 1976)
デイヴィッド・マンロウ / 中世・ルネサンスの楽器 (音楽之友社 1979)
David Manrow / Instruments of the Middle Ages and Renaissance (Oxford University Press 1976)
Friend Robert Overton / Der Zink (SCHOTT 1981)
Pierre Trichet / On the cornett and serpent (Brass Bulletin No.46 1984)
John McCann / Snakes, Trees and Flames: A Discussion of Venetian curved cornett decorations (HBS Journal vol.1 1989)
John McCann / A cornett odyssey (HBS Journal vol.3 1991)
John MCcann / The Cornett: A Maker's Perspective (HBS Newsletter No.4 1992)
Bruce Haynes / Cornetts and historical pitch standards (HBS Journal vol.6 1994)
Jeffrey Nussbaum / Survey of Modern Cornetto Makers (HBS Newsletter No.6 1994)
Jeffrey Nussbaum / Cornetto and Serpent Makers Worldwide (HBS Newsletter No.12 1999)
Trever Herbert / The Cambridge Companion to Brass Instruments (Cambridge University Press 1997)
Crispian Steele-Perkins / Trumpet (Kahn & Averill 2001)
Stewart Carter / The Salem cornetts (HBS Journal vol.14 2002)
Marie Garnier-Marzullo / A Brief Discussion on Cornetto Making with Serge Delmas (HBS Newsletter No.15 2002)
演奏法など
Edmund A. Bowles / A brief overview of musical ensembles with brass instruments in European Festivals of State (HBS Jornal vol.2 1990)
Bruce Dickey / L'accento : In search of a forgotten ornament (HBS Jornal vol.3 1991)
Douglas Kirk / A Report from The London Cornett and Sackbut Symposium (HBS Newsletter No.3 1991)
Gio. Battista Bovicelli, translated by Jesse Rosenberg / Regole, Passaggi di Musica (1594) (HBS Jornal vol.4 1992)
Yoshimichi Hamada / The Side Embouchure (HBS Newsletter No.5 1993)
Hans Lampl / Praetorius on performance : Excerpts from SYNTAGMA MUSICUM III (HBS Journal vol.6 1994)
Bruce Dickey / Message from a Cornettist at St. Mark's, dated 1614 (HBS Newsletter No.10 1997)
Jeffrey Nussbaum / Cornetto Symposium in Oxford (HBS Newsletter No.13 2000)
Arno Paduch / New Facts about cornetto playing in 17th Century Central America (HBS Newsletter No.15 2002)
レパートリーについて
Richard Erig / Italian Diminutions - The Pieces with more than one diminution from 1553 to 1638 (Amadeus 1979)
Howard Weiner / Giovanni Martino Cesare and his editors (HBS Jornal vol.3 1991)
Bruce Dickey / The Apparato musicale (1613) o Amante Franzoni (HBS Newsletter No.5 1993)
Jeffrey Nussbaum / Cornetto Discography (HBS Newsletter No.8 1995)
Jeffrey Nussbaum / Cornetto Discography, Part 2 (HBS Newsletter No.11 1998)
Michael Collver & Bruce Dickey / A Catalog of Music for the Cornett (Indiana University Press 1996)
プレーヤーについて
Robert Ischer / Early music: A new approach with Bruce Dickey (Brass Bulletin No.67 1989)
Jeffrey Nussbaum / An Interview with Cornetto Virtuoso Bruce Dickey (HBS Newsletter No.4 1992)
Jeffrey Nussbaum / A Conversation with Early Brass Players Susan Addison and David Staff (HBS Newsletter No.8 1995)
Susan Smith / A Cacophony of Cornettists (HBS Newsletter No.9 1996)
木幡一誠 / インタビュー マイケル・レアード ーイギリスの誇るベテランに聞く、モダンと古楽器の接点ー (月刊パイパース 1999年8月号)
木幡一誠 / インタビュー 濱田芳通 ーコルネットが活躍していた時代ー (月刊パイパース 2000年3月号)
Jeffrey Nussbaum / An Interview with Cornett Player, Maker, and Musica Fiata Director, Roland Wilson (HBS Newsletter No.14 2001)
Jeffrey Nussbaum / An Interview with Jean-Pierre Canihac and Marie Garnier-Marzullo (HBS Newsletter No.16 2003)
初期バロックの譜面を中心に楽譜の入手の仕方についてコメントします。下記の通りいくつか方法があります。それぞれについて自分の知っているノウハウを記したいと思います。
1. 出版譜を購入する
2. 図書館を利用する
3. インターネットでダウンロードする
4. 友人からもらう
1.
まず1の出版譜を購入する について。日本の楽譜屋さんは絶望的に在庫がありませんし、もしあったとしてもバカ高くてお勧めできません。ここはインターネットを活用して専門店に直接オーダーするのが賢明です。初期バロックものを多く手がけていてかつ編集も良心的な出版社には次のようなところがあります。
London Pro Musica
ディミニューションの譜面やトリオソナタなどの現代譜が豊富。通奏低音はリアライゼーションが施してあります。
S.P.E.S
イタリア、フィレンツェの出版社。その作品が出版された当時の譜面(ファクシミリ譜)を廉価で提供しています。譜面は慣れれば問題なく読めます。ただし、当時はスコアを出版する習慣がなかったのでパート譜のみになっています。
Ut Orpheus
イタリア、ボローニャの出版社。イタリア初期バロックの現代譜が豊富です。
以上、いずれの出版社の譜面もインターネットの Ut Orpheus 社のサイト(Ut Orpheus Bookshop URL:http://www.utorpheus.com)経由で入手が可能です。支払いは主要クレジットカードが使えますし、在庫があれば数日で送られてきます。
Kings Music
イギリスのキングスミュージックもモンテヴェルディなどの譜面が豊富です。同じくインターネットで注文できます。
2.
第2の図書館の利用ですが、首都圏に住んでいる場合は次のような図書館を利用するといいでしょう。民音音楽資料館、遠山記念資料館、東京文化会館音楽資料室、各音楽大学図書館。それぞれの利用条件や蔵書リストはインターネットのサイトで確認してください。音大図書館はその大学の関係者じゃなくても利用できる心の広いところもありますので、利用するに越したことはないと思います。ただし、私は全部の図書館を利用したことはないのでどの程度のレパートリーがあるのか全部把握できているわけではありませんが、少なくとも初期バロックについては(私の経験では)図書館よりも Ut Orpheus Bookshop のほうがラインアップは豊富です。
3.
第3の方法、インターネットでフリーの楽譜をダウンロードする。これもいくつかサイトがあります。僕はCazzati の曲やDowland のリュート曲などをこの方法で入手しました。検索エンジンを使って調べてみるといいでしょう。
4.
第4の方法、一番手軽なのはこの知り合いにもらうという方法でしょうね。幸い、バロックの曲はどれも著作権が切れているので、楽譜の入手にしろ、入場料をとっての演奏にしろJASRAC(日本音楽著作権協会)にお伺いを立てなくても良いのが気が楽でいいです。
ただ、そうかといってむやみにコピーをとるのは、出版社の経営を阻害することになるのであまり好ましいこととは言えません。やはり必要な譜面はきちんとお金を支払って購入することがこうした小さな出版社を応援することにもなり、ひいてはまた新たなレパートリーが入手できることにつながりますので、なるべくコピーは控えましょう。
器楽曲でお勧めの曲
中級者向け(注)
Giovanni Bassanoのアレンジしたディミニューション
Frais et gaillard (原曲はClemens non Papa)
Oncques amour (原曲はThomas Crequillon)
Susanne ung jour (原曲はOrland di Lasso)
Giovanni Battista Bovicelli のアレンジしたディミニューション
Io son ferito (原曲はGiovanni P Palestrina)
Giovanni Paolo Cima のソナタ
Girolamo Frescobaldi のカンツオン
Biagio Marini のAffetti musicali より小品
Giovanni Picchi のカンツオン
Andrea Falconiero の曲集より
Tarquinio Merula の曲集より
Salomone Rossi の曲集より など
上級者向け
Girolamo Dalla Casaのアレンジしたディミニューション
Petit Jacquet (原曲はJean Courtois)
A la fontaine (原曲はAdrian Willaert)
Bartolomeo de Selma y Salaverde のアレンジしたディミニューション
Vestiva i colli (原曲はG. P. Palestrina)
Francesco Rognoniのアレンジしたディミニューション
Pulchra es amica mea (2つバージョンあり)
Io son ferito
Vestiva i colli (以上3曲とも原曲はG. P. Palestrina)
Ancor che col partire (原曲はCipriano da Rore)
Giovanni Battista Fontana のソナタ
Dario Castello のソナタ
Francesco Turini のソナタ
Giovanni Pandolfi-Mealli のソナタ などなど
(注)なにを持って中級者向け、上級者向けとするかの区分けは曖昧(なにしろコルネットで吹く限りなんでも難しいので)ですが、とりあえず指が回るかとか広い音域をカバーできるかなどの表層的なところを判断の基準として分けてみました。つまりある程度のテクニックがないと歯がたたないような曲を上級者向けとしています。
なお、コルネットのレパートリーに関しては次の本が現在入手できる最も詳細なガイドです。
コルネットを含む器楽曲、コルネット入りの声楽曲と2つに区分けして網羅してあります。
A Catalog of Music for the Cornett (Michael Collver & Bruce Dickey) Indiana University Press ISBN 0-253-20974-9
基礎練習
まずはロングトーンから
楽器を持ってソの音の指使い(ソプラノリコーダーなら真ん中のドの音の指使い)で無理なく音が出るようにトライしてみましょう。焦りは禁物です。ナチュラルトランペットもそうですが、コルネットは特に「楽器を支配してやろう」と思ってはいけません。楽器を自然に鳴らすにはどういう姿勢がいいのか、どの程度の息の量が必要か、どの程度マウスピースに圧力をかけるかをゆっくり体得していくのがいいのではないかと思います。
ソの音を5〜6秒、伸ばしてみましょう。音は最初から鋭いアタックをつけることなく、"息が唇を通ったから音になった" と言った感じでスタートし、真ん中をちょっと膨らませて最後はゆっくりディミヌエンドします(いわゆるメッサ・ディ・ヴォーチェという歌い方です)。 次に一音上がってラの音で同じことをします。楽器を落としそうになって持つのが大変かもしれませんがそれもトレーニングのうちです。次にシ、ド、と上がってレまでいったら今度は下ります。(別にこの通りにする必要はないのですが一例ということで)。
次にスラーで 同じ音域を上下します。
こういう風にいろんなパターンを試しながら中音域を無理なく上下することに慣れます。
とにかく真ん中のソからオクターブ上のソの音域をまず自分のものにすることが先決です。実際にこのあたりが一番使う音域だからでもありますが、ラからシへの移行を含むフィンガリングの練習にもなるからです。
音源へのリンクを貼っておきます。
ブルース・ディッキーの教本だと次は3度と4度のインターバルの練習です。コルネットは唇で音程を作る微妙な楽器なので音が3度にしろ跳躍したときにきちんとした音程をとれるようになるのはリップコントロールにも耳の鍛錬にもなるからということなのでしょうか。殊に3度はミーントーンの根幹でもありますからピュアな3度間隔をしっかりと身につけておく必要があるでしょう。
3度は初め上昇で後半下降、4度も同じく。
次に音階を使ったタンギングの練習。
ここで大事なことはモダン楽器のようにひとつひとつの音を均等に明瞭に発音するのではなく、音形に合わせてシラブルを変えてそれぞれの音の性格付けをすることです。つまりしゃべるように演奏する訓練です。バロック時代の絵画のように光と影のコントラストを楽しむというのは音楽にあっても同じで、部屋の中が蛍光灯でくまなく明るく照らされているのではなく、ろうそくの光の回りは明るいけど部屋の隅にはなにがひそんでいるか分からないというのが面白いわけですから。
音源へのリンクはこちらです。
アーティキュレーションの練習
このへんになると(というか最初からでもあるんですが)17世紀の音楽のスタイルを言葉で伝えて行くのに限界を感じます。是非初めこそ専門家のレッスンを受けてどういうスタイルが初期バロックらしいのか実体験していただくのが一番です。それが無理であれば前に挙げたCDを聴き込んでお手本にされることをお勧めします。
曲を吹いてみよう
いきなりコルネット用の器楽曲を、と先を急がないほうがいいでしょう。ただでさえ難しい楽器ですから。
コルネットは人の声(ソプラノ)と音域が重なっています。ですのでソプラノの曲はなんでもコルネットの練習曲になりうると考えていただいていいと思います。古いところでは
カッチーニ「新しい音楽」 Giulio Caccini “Le Nuove Musiche”
フレスコバルディ「アリア集」 Girolamo Frescobaldi “Arie Musicali”
実際のところ、濱田門下だとこのフレスコバルディのアリア集15曲目の「そよ風吹いて Se l'aura spira」 はレッスンで必ず通る道の一つでした。
バッハのカンタータのコラール(ソプラノパート)も練習には最適ですし、古楽じゃなくても賛美歌集は練習曲の宝庫ですね。
教則本、練習曲とこなすうちにだんだんより難しい器楽曲にチャレンジしたくなると思います。どういう曲があるか、これもまた先に挙げたCDの中にたくさんいい曲が入っていますので自分の好みで曲の難易度と自分の能力を天秤にかけつつ選択するといいでしょう。
先人のコルネット吹きあるいは器楽奏者・声楽家が記した教則本の主なところでは以下のものがあります。コルネット吹きにとって重要な教則本の順に並べてみましょう。
Il vero mode di diminuir con tutte le sorti di stromenti (Girolamo Dalla Casa) ジローラモ・ダラカーサはヴェネチアのコルネット奏者(超名人だったということです)、この本は1584年に出版されました。音符にどのようにシラブルをつけるか表記してあってとても参考になります。この本に限らずこの時代の教則本は最初に簡単なパッセージやフレーズの練習があり、その後に音符の装飾の付け方、カデンツ(終止形)のさまざまな形の練習などがあって、最後に当時の曲にアレンジをつけたものがサンプルとして載っているという形式をとっています。考えてみれば今のジャズの教本なんかと同じですね。なお、この本はファクシミリ譜(当時の楽譜のコピー)がイタリアはボローニャの Arnaldo Forni Editoreというところから出版されています。
Ricercate, Passaggi et Cadentie (Giovanni Bassano)
ジョバンニ・バッサーノもヴェネチアで活躍した器楽奏者です。この本の出版は1585年。これも曲やフレーズにどう装飾をつけるかのサンプル集になっています。8曲あるリチェルカーレは独奏曲集。現代譜がスイスのEdition Pelikan から出版されています。
Selva di varii passaggi (Francesco Rognoni) ちょっと時代が下って1620年にミラノで出版された声楽用の教則本です。これはもうこの時代の音楽を勉強するものにとっては聖書みたいな存在です。「パッセージの森」というタイトル通りアイデア豊かなフレーズがいっぱいいっぱいつまっていてこの曲集をさらうだけで満腹になるくらい。しかも付録のサンプル曲集は超難曲でチャレンジング、飽きがきません。ファクシミリ譜がArnald Forni Editoreから、現代譜がEdition Pelikanから出ています。
Passaggi per potersi essercitare (Richardo Rogniono) 1592年ヴェネチアでの出版の器楽用の教則本。リッカルドは先のフランチェスコのお父さんにあたります。フランチェスコをさらった後だとちょっとフレーズが機械的に過ぎて面白みに欠けるところがちょっと難点でしょうか。ファクシミリ譜です。
Regole, Passaggi di musica (Giovanni Battista Bovicelli)
1594年ヴェネチア出版の声楽用練習曲集。ボヴィチェッリの節回しは独特で上昇音形がクセになりそうです。これもファクシミリ譜のみです。
Varii Esercitii (Antonio Brunelli)
ブルネッリは斜塔で有名なピサのオルガニスト。この曲集は1614年にフィレンツェで出版されました。現代譜がPelikanから出ています。フレーズ集のデュエットのところがカノンになっているのでもし二人いたら節回しの練習として合わせるのに最適です。
これ以外にもコルネットの練習に向くかどうかはともかくとして、Diego Ortiz のガンバ用の練習曲集(El Primo Libro 1553)とか、リコーダー用のSylvestro Ganassi の有名な練習曲集、フォンテガラ(Opera Intitulata Fontegara 1535)なども重要な文献で参考になります。
さて、オリジナルの教則本はこれくらいとして、次に現代につくられた教則本について見てみましょう。
Varii Esercitii per cornetto (Bruce Dickey)
なんと言っても世界中で一番使われているコルネットの教則本はこれではないかと思います。バーゼル・スコラ・カントルムの教授のブルース・ディッキーの教本。Warm up Exrcises, Tonguing Patterns, Articulation, Intervals, Meantone Intonation というブルース作のオリジナル部分に加えて先に挙げた昔の教則本からさわりの部分がピックアップされて構成されています。
知らない奏者でも最初のウォームアップ部分をさらっているだけで、「あ、この人はブルースの教本で練習したんだな」ということが分かってすぐ友達になれます。というわけで有名な教本なんですが、出版はされていません。というのも直接ブルースからコピー譜を手に入れる(バーゼルの学校の他にさまざまなマスタークラスなどで)という形で流通しているからです。それだけブルースの影響が大きいという証左でしょうね。
私はバンクーバーのサマーアカデミーでブルースのクラスを受講したときに入手しました。
How to play the cornett (Jeremy West) 次にポピュラーな教本はこれでしょうか。イギリスのコルネット奏者ジェレミー・ウェストが1995年に著したものです。ウェスト氏のホームページから購入することができます。
この本の貴重なところは前半部分に「どうやってコルネットを演奏するか、練習するか」について文章で丁寧に書いてあるところです。英語が苦でなければ是非読むことをお勧めします。後段はトランペットのアーバンみたいな練習曲集になっています。
215 Chop-Busters for the cornetto (Michael Collver)
著者のマイケル・コルバーはアメリカのコルネット奏者です。題名の通り215曲の練習曲と付録に昔のディミニューションの曲集がついています。練習曲はひたすら吹く感じ。練習曲についてはウェスト氏の教本と趣旨は似通っています。
コルネット用の教本ではないけれど、モダンのトランペットの教則本もコルネットの練習用に使えます。アーバンなどはそのままコルネット練習に使うのに向いています。むしろスケールや跳躍を練習するにはこれで充分ではないかと思います。
楽器のメインテナンス
まず毎日のこととして、楽器を吹き終わった後に、内側についている水分を拭き取ってあげることが大事です。そうしないと内側にカビが生えて使い物にならなくなってしまうおそれがあるからです。
水分を拭き取るにはスワブというものを使いますが、これは簡単に自作できます。1.まず適度な大きさに切ったガーゼを用意します。2.次に太めの凧糸を50cmくらいの長さに切り、ガーゼの端にしっかりと結びます。3.凧糸の反対側の端におもりとなる髪留めのピンを結んで出来上がりです。練習後にマウスピースをはずし、このスワブをベルの広い方から2、3回通して内部の水分を拭き取ります。ガーゼが途中でつまったりしないようにガーゼの大きさには注意してください。また、使っている最中に結び目がほどけたりしないようしっかり結んでおいてください。
次に定期的なメインテナンスとしては、月に1回くらいの頻度で内径部に油を染み込ませてあげることが必要です。新品の楽器ほど頻度を多くした方がいいでしょう。油については私は料理用の普通のオリーブオイルを使用しています。やり方は奏者それぞれ独自のノウハウがあるようですが、ブルース・ディッキーが教えてくれた方法は、
1 オリーブオイルと受け皿を用意する
2 楽器のベルのほうからオイルを流し込む
3 同時に両手で指孔を全部ふさいで、楽器を回転させながらオイルがまんべんなく行き渡るようにする
4 そのまま歌口の方からオイルを受け皿に流し出す
5 上記の作業を何度か繰り返す
以上ですが、実は書くのは簡単ながら、実際にはオイルをこぼさず上記の作業を行うには熟練の技が必要です。しかも両手がオイルまみれになります。ちなみに私は、オイル塗り用のスワブ(ワイヤーのハンガーを加工してそれに布を巻いたもの)を使ってそれにオイルを浸しコルネットの内部に塗っています。
オイルを塗った後は、余分なオイルを抜き取るため、床に新聞紙を敷き、コルネットを歌口が下になるようにして壁に立て掛け、しばらく放置しておきます。
それから、これはメインテナンスではありませんが、楽器の音程の補正について。
それぞれのコルネットはメーカーが出荷する時に、ピッチの調整は済んでいるはずですが、調整不足や奏者の癖などによりそのままでは正しい音程が得られないことがあります。その場合、いきなり楽器をいじるのは考えものですが、明らかにある音は常に高く、ある音は常に低いということが明確であれば、指孔の大きさを変えることで微調整します。
まず音が低い場合、これは孔を少し大きくする必要がありますので、ナイフで慎重に指孔を削ります。指孔は丸いのでそれに沿って丸く削るという手もありますが、音を高くしたいのであれば歌口に近い方をより多めに削った方が効果はあります。
音が高い場合は逆に指孔を小さくしなければならないので、蜜蝋をライターなどの熱で溶かして指孔に塗ってふさぐか、あるいはマニキュアを少しずつ指孔周りに塗って孔のサイズを小さくします。
いずれにせよ、楽器の改造は失敗すると大事な楽器をダメにしてしまうリスクがありますし、やり始めるとキリがないので、手をつける前に専門家に診てもらった方が安全だと思います。
楽器のケースについて
コルネットをケース付きで売っているメーカーはほとんどありませんので、ケースは自前で用意しなければなりません。周りのコルネット奏者をみると、苦労しつつもいろんなものをコルネットケースに転用しているようです。自分が何本くらい持ち歩く必要があるか、他の楽器と一緒に持ち運ぶ必要があるかなどでケースを選ぶと良いでしょう。ケースとしてよく使われている物は、専用のケースを別にすると次のようなものがあります。
1 ソプラノサックスのソフトケース
2 カメラスタンドのソフトケース
3 コントラバスの弓のハードケース(複数本入る大きめのもの)
4 大正琴のハードケース
私はその時の必要に応じて、キルティングで作った手製のソフトケース(これはひもが付いていて肩からかけられるようになっている。便利)か、ソプラノサックスのケース、大正琴、それにバロックトランペットのケース(これはトランペットと一緒に持ち運ぶとき)を使い分けています。
専用のケースが欲しい場合は、クリストファー・モンクが提供していますし、あるいは楽器メーカーのところで紹介した桑原さんが注文に応じてケースも製作してくれます。
コルネットのメーカー
コルネットのメーカー(制作者)についての情報についてはヒストリック・ブラス・ソサイエティのニュースレターが一番豊富です。最近は更新されていませんが1999年夏の12号には次のメーカーについて連絡先、作っている楽器の種類と値段、コメントなどが載っています。(ABC順)
Victor Aragon(ベネズエラ、Merida)
Serge Delmas(フランス、Meru)
Paolo Fanciullacci(イタリア、Prato)
Henri Gohin(フランス、Boissy L'Aillerie)
Jacques Leguy(フランス、Malabry)
Philippe Matharel(フランス、Toulouse)
John R. McCann(アメリカ、Uta)
Christopher Monk Workshops(イギリス、Forest Hill)
Graham Nicholson(オランダ、Den Haag)
Bent Nielsen(デンマーク、Valby)
Nicholas Perry(イギリス、St. Albans)
Toni Romera(スペイン、Manresa)
Lluis Sole(スペイン、La Garriga)
Siem van der Veen(オランダ、Le Burgum)
Roland Wilson(ドイツ、Koln)
Romano Zolss(オーストリア)
これらのメーカーのほとんどは自身がコルネット奏者であることが多く(要するに必要に迫られて自分で作り始めたというケース)、少数の例外(クリストファー・モンク・ワークショップ)を除いて個人で手作りしているところがほとんどですから、たいていは注文生産になります。
自分が実際に吹いてみた経験から各メーカーのコメントをしましょう。
セルジュ・デルマス
多分ヨーロッパで(いや世界で)一番人気があるのはフランスのデルマスでしょう。僕がメインで使っているのもここの楽器です。茶色の羊皮紙をカバーに使っているのが特徴で、茶色の楽器を持っていたらデルマスだと思って間違いないです。通常の黒の牛革のもあります。素材の木にはつげ、梨、りんご、くるみ、ローズウッド、エボニーなどなどいろいろな材質を使っています。オリジナル楽器のコピーではありますが、プレーヤーの要請によりさまざまな修正を施してあり、使っていて一番安心できます。初期の頃の楽器は仕上げがやや粗雑だったようですが、最近は改善されて綺麗な仕上がりです。
パオロ・ファンチュラッチ
ブルース・ディッキーが一時愛用していたことからイタリアのファンチュラッチも人気があります。僕のA=440の楽器はちょっと太めで、指孔が他のメーカーに比べると少し大きいので若干操作性が大変な気がします。音色はデルマスよりちょっとくぐもった感じ。でもこれは個体差のあることなので一般的ではないかもしれません。さすがイタリア、仕上げは美しく、刻印されているハートのマークがかわいらしいです。
アンリ・ゴワン
フランスのゴワンはミュートコルネットやストレートコルネットなど、一本の木から切り出した直管の楽器に定評があります。普通のコルネットは吹いたことがないので判らないのですが、ここのテナーコルネットはとてもいいです。テナーだったら迷わずこの人の楽器ですね。
ローランド・ウィルソン
ドイツのケルン在住のローランド・ウィルソンはさまざまなピッチのコルネットを提供しています(A=490なんてのもある!)。私は残念ながら試してみたことはありません。ドイツの初期バロックといえばシュッツですが、そのコルネットの使い方なども高音が多く、例えば今のピッコロトランペットのような響きを好むような気がします。コルネット特有の艶のある魅惑的な音とちょっと違うような気がするのは私だけでしょうか。彼の演奏したCDを聴くとそういう印象を持ちます。
ジョン・マッカーン アメリカやカナダではやはりマッカーンの楽器を持っている人が多いですね。この人は1975年からコルネット作りをやっていて、ラインアップもいろいろあります。彼はさまざまなオリジナル楽器のX線写真を撮って採寸し、コンピューターなども駆使してコピー楽器を作っているそうです。もちろんすべて手作りです。私は人の楽器を借りて吹いたことがありますが、いい楽器でした。(残念ながら私の好みではありませんでしたが)
クリストファー・モンク さて、モンク・ワークショップの楽器です。もともとはクリストファー・モンクという人がさまざまな古楽器を製作することで始まったのですが、イギリスはアメリカと並んで古楽愛好家が多いのか、規模が大きくなってきたので会社組織にし、演奏家のウェスト氏も経営に参画しています。製作は主にキース・ロジャースという人が担当していましたが、近年亡くなってしまいました。モンク氏は1991年に他界しましたが、古楽器の復元に多大な功績を残した人です。この工房も楽器の種類、材質、ピッチなどさまざまな楽器を提供しています。僕の持っている楽器はちょっと華奢な印象です。
なお、このメーカーの最大の特徴はレジン(合成樹脂)製の楽器を廉価で作っているところです。安くて手に入りやすく、かつ大量生産していますので、このレジン製の楽器でコルネットを始めたという人は数えきれないほど多いのではないでしょうか。私もその例外ではありません。ウェスト氏が来日したときに「レジンの楽器は世界中ありとあらゆるところにあまねく売ってきました。今もコンスタントに売れる我が社のヒット商品です」と語っていました。
以上が私の独断的コメントですが、最後にリストに載っていなかった日本のメーカーを紹介します。
桑原孝広(日本、福岡)
桑原さんの楽器は素晴らしいです。彼はデルマスの楽器を参考に独学でコルネット製作を始めた人(コルネット奏者でもあります)ですが、持ち前の器用さでもって、非常に品質の高い良い楽器を作るようになりました。芯のあるつややかな良い音がしますし、ピッチも正確です。注文生産ですが、素材もいろいろな木を使っています。私も愛用していて、演奏会ではデルマスの楽器か桑原さんの楽器、どちらかをプログラムによって選んで使ってます。なにより便利なのは楽器の調整をすぐ頼める点ですね。メインテナンスも含めて大変お世話になっています。
どの楽器を買うか
これからコルネットを買って練習を始めてみようかなという人、どの楽器を手に入れるか迷っていらっしゃる方への究極のアドバイスをしましょう。
1. まずモンク社のレジンの楽器を手に入れて音を出す練習をしてみてください。
2. 「こりゃー無理だ」と思った方は、そのままレジンの楽器を部屋のインテリアにでも使ってください。あるいは友人が家に来た時に「ほら、こんな変な楽器あるんだよ」と話のたねに使えます。
3. 「なんとか吹けそうなのでもう少しやってみよう」と思った方は、迷わず桑原さんに楽器を注文して木のコルネットを手に入れましょう。
4. それで充分満足できるはずですが、他のメーカーのも欲しい と思われた方は、お好みでデルマス、ファンチュラッチ、マッカーン、ウィルソンなどの楽器を手に入れてみてはいかがでしょうか。その段階に至る頃には家の中に確実に数本のコルネットがころがっているという状況になっているでしょう。
マウスピースのメーカー
自分に合ったコルネットのマウスピースを見つけるのは結構大変です。モダンのトランペットのように規格化されたものではないし、第一いろいろ試してみることすら難しい状況です。とりあえずクリストファー・モンクのレジンの楽器を買うとトランペット型の大きめのマウスピースとドングリ型の小さいマウスピースがついてきます。まずはこれで感触をつかんでから自分に合いそうなものを注文するのがよいでしょう。メーカーとしては次の3つを紹介しておきましょう。
クリストファー・モンク・ワークショップ
ジパング社(及川茂さん)
中川隆さん
モンクのマウスピースのカタログはウェスト氏のホームページで見ることができます。
ジパング社のものは東京古典楽器センターにおいてあるはずです。いろいろなモデルを作製していて一番ラインアップが豊富です。ジパング社のホームページに詳細が載っています。
中川さんのマウスピース(私はこの数年ここのNo.2というモデルを愛用しています)については雑誌アントレに広告が載っていますので、連絡先はそちらをご参照ください。
世界のコルネット奏者たち
コルネットという楽器の復興に先駆的に貢献した第1世代というべき人々としてはアメリカのドン・スミサーズ、イギリスのマイケル・レアード、ドイツのエドワード・タールやホルガー・アイヒホルンという先人が挙げられます。この人たちの功績は大変偉大なものの、演奏という面では今や歴史的な部類に入ってしまいますので、今からコルネットを学ぼうという人の参考にはならないでしょう。
次に第2世代に当たる人たち。これらの人たちは奏法の技術向上、レパートリーの開拓、演奏スタイルの確立という面で今日のコルネット界の一番の立役者といってもいいでしょう。今も現役でアンサンブルでの演奏や音楽大学で後進を指導するなど第一線で活動中の方々です。
ブルース・ディッキー(アメリカ人、在イタリア、コンチェルトパラティーノ主宰)
ジャン・ピエール・カニヤック(フランス、レ・サックブティエーズ・デ・トゥールーズ主宰)
ジェレミー・ウェスト(イギリス、ヒズ・マジェスティズ・サックバッツ&コルネッツ主宰)
ローランド・ウィルソン(ドイツ、ムジカ・フィアタ・ケルン主宰)
彼らはそれぞれ自分のアンサンブルを持ち、積極的にレコーディングを行ってきたので、CDもたくさん出ていますし、数あるモンテヴェルディのヴェスプロのCDなどでもこの人たちの名前の入っていないCDを探すのが難しいくらいです。
そしてその次の世代。先の第2世代に教わった人たちで、先輩達の業績を土台にさらにレパートリーや奏法の可能性を広げていっている人たちです。今一番旬でエキサイティングな演奏を聴かせてくれる人たちと言って良いでしょう。
濱田芳通(日本、アントネッロ主宰)
ジャン・チュベリー(フランス、ラ・フェニーチェ主宰)
ウィリアム・ドンゴワ(フランス、レ・コンチェルト・ブリーゼ主宰ほか)
ドロン・シャーウィン(アメリカ人、在イタリア、コンチェルトパラティーノのメンバー)
さらに次の世代については、これからどんどん若い人が出てくるのでしょうが、まだ第3世代をしのぐような逸材は出てきていないというのが現時点での私の正直な感想です。第3世代でかなりのところやり尽くしちゃったんじゃないかという気もして、果たしてそれを超えるビッグな奏者がでてくるのかどうか自体が疑問でもあります。
独善的おすすめCD
日本に住んでいてコルネットをやろうというのなら、なにはともあれまず濱田氏率いるアントネッロの演奏を聴くべきです。世界一流のコルネットの腕もさることながら、音楽とはいかにあるべきかということについて重大な示唆を与えてくれること必定です。
Anthonello/ Il Chiostro Manieristico (マニエリスムの回廊)Cookie & Bear 00001
Anthonello/ Estro Venetiano(ヴェネチアの霊感)Cookie & Bear 00002
Anthonello/ Viva Ciaccona!!(ビバ!チャコーナ)Cookie & Bear 00004
Anthonello/ Frescobaldi, Arie, toccate e canzoni スウェーデン BIS CD-1166
Anthonello/ Tarquinio Merula, toccate, canzoni e canzonette 伊Symphonia SY02201
アントネッロ/ 薔薇の中の薔薇ー聖母マリアのカンティガス Anthonello Mode 10001
アントネッロ/ ナトゥラーレ Anthonello Mode 10002
アントネッロ/ 天正遣欧使節の音楽 Anthonello Mode 10004
正統的コルネットの模範演奏はこちら、ブルース・ディッキーのものは聴いておかねばなりません。なにしろコルネットを芸術楽器として今ある位置まで高めたのはブルースですし、わざわざ研究のために文献の豊富なボローニャに移り住んいることから判る通り、実践的な研究に基づいた史実に忠実な演奏習慣の復活に長らく奉仕してきたコルネット界の大御所です。今活躍している世界的コルネット奏者で彼の教えを乞うたことのない人はいないくらい彼の影響力は偉大だと言えましょう。演奏は堅実ながらスタイルはしゃれています。
Bruce Dickey/ Virtuoso solo music for cornetto ベルギーAccent ACC9173D
Concerto Palatino/ Sonate concertate in stil moderno ベルギーAccent ACC9058D
Ensemble Sonnerie/ Sonatas Fontana, Cima and Turini 英Virgin Veritas 7243 5 45199 25
Concerto Palatino/ Gabrieli, Sonate e Canzoni 独harmonia mundi HMC901688
ここから先は好みの問題になります。
ヴィルティオーゾ的技巧を聴いてみたい人にはジャン・チュベリーの演奏がいいでしょう。まるでリコーダーを吹くように軽やかにコルネットを操っていて、これがどんなに困難な楽器であるかをみじんも感じさせません。ジャンほど技巧的ではないけれど、やはり鮮やかな演奏はウィリアム・ドンゴワのものです。この人の即興はすばらしい。カニヤックの演奏もものによっては参考になります。いずれもフランス人ですが、ラテン人の粋な面というのはこういう演奏で伺い知れることができます。
La Fenice/ Dialoghi Venetiani 仏Ricercar RIC157142
La Fenice/ Lassus & Palestrina 仏Ricercar RIC152137
La Fenice/ Dario Castello In stil moderno 仏Ricercar RIC206422
Le Concert Brise/ La Barca D'amore 独Carpe Diem 16254
Le Concert Brise/ La Golferamma 独Carpe Diem 16258
Le Concert Brise/ Musique Transalpine 独Carpe Diem 16263
Les Sacqueboutiers de Toulouse/ Giovanni Martino Cesare 仏Accord 205 532
誤解を恐れずに言えば、それ以外の演奏は聴かなくても良いと言えるでしょう。積極的にはお奨めしません。これらを凌ぐコルネットの名演はないと思いますから。ただ、違うスタイルの演奏を聴いてみたいとか、どうしてもその団体しか音源として録音が存在していないというときには聴いてみるのはいいかもしれませんが。限られた予算でコルネットの良い演奏、いい音楽を聴きたいのであれば上記に挙げたCDで充分だと思います。
先週発売された管楽器専門月刊誌パイパーズ3月号に僕の記事が載ったのでご紹介。
先日注文したナチュラルトランペット用のマウスピースが到着した。早い!しかも最近はEgger社はクレジットカード決済も受け付けるようになったから支払いも楽だ。
今更の話題の気もするけど、きちんと記録しといた方がいいかと思いアップしとこう。
プールでぼんやりとスイミングをするのが好きだ。
集めたCDは聴かなければ意味がない。
インターネットでとある記事を見ていて、ホルン吹きの故田中正大さんが嘉穂高校のご出身だというのを発見し、僕の恩師のことを思い出した。
Facebookからの転載、最後はやや内輪ネタ。
記事を書いてくれたのは「これしかないファイナル」のステージマネジャーを担当したO氏。O氏は僕のナチュラルトランペット仲間でもあるが、彼の所属する市民オケや会社のオケでマネージメントの経験が大変豊富にあり、かつそのきめ細やかな仕事ぶりはかねてから僕も拝見して感心していたので、ステージ展開が複雑な今回の舞台のマネージメントをお願いするのは彼しかいないと最初から決めていた。
次は許可を得てのFacebookからの転載です。
ネットでいただいたコンサートの感想をまとめてご紹介です。
日曜日のコンサートの事後処理、メディア関係も含めてようやく一段落してきた。沢山のいただきものはアルコール以外は足の速いものから少しずつ会社で消化しています(笑
1/31の日曜日には「中村孝志これしかないファイナル」のコンサートに多数ご来場いただきありがとうございました。