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2016/02/24

楽譜の入手のしかた

初期バロックの譜面を中心に楽譜の入手の仕方についてコメントします。下記の通りいくつか方法があります。それぞれについて自分の知っているノウハウを記したいと思います。
 1. 出版譜を購入する
 2. 図書館を利用する
 3. インターネットでダウンロードする
 4. 友人からもらう

 

1.
まず1の出版譜を購入する について。日本の楽譜屋さんは絶望的に在庫がありませんし、もしあったとしてもバカ高くてお勧めできません。ここはインターネットを活用して専門店に直接オーダーするのが賢明です。初期バロックものを多く手がけていてかつ編集も良心的な出版社には次のようなところがあります。

 

London Pro Musica
ディミニューションの譜面やトリオソナタなどの現代譜が豊富。通奏低音はリアライゼーションが施してあります。
S.P.E.S
イタリア、フィレンツェの出版社。その作品が出版された当時の譜面(ファクシミリ譜)を廉価で提供しています。譜面は慣れれば問題なく読めます。ただし、当時はスコアを出版する習慣がなかったのでパート譜のみになっています。
Ut Orpheus
イタリア、ボローニャの出版社。イタリア初期バロックの現代譜が豊富です。

 

以上、いずれの出版社の譜面もインターネットの Ut Orpheus 社のサイト(Ut Orpheus Bookshop URL:http://www.utorpheus.com)経由で入手が可能です。支払いは主要クレジットカードが使えますし、在庫があれば数日で送られてきます。

 

Kings Music
イギリスのキングスミュージックもモンテヴェルディなどの譜面が豊富です。同じくインターネットで注文できます。

 

2.
第2の図書館の利用ですが、首都圏に住んでいる場合は次のような図書館を利用するといいでしょう。民音音楽資料館、遠山記念資料館、東京文化会館音楽資料室、各音楽大学図書館。それぞれの利用条件や蔵書リストはインターネットのサイトで確認してください。音大図書館はその大学の関係者じゃなくても利用できる心の広いところもありますので、利用するに越したことはないと思います。ただし、私は全部の図書館を利用したことはないのでどの程度のレパートリーがあるのか全部把握できているわけではありませんが、少なくとも初期バロックについては(私の経験では)図書館よりも Ut Orpheus Bookshop のほうがラインアップは豊富です。

 

3.
第3の方法、インターネットでフリーの楽譜をダウンロードする。これもいくつかサイトがあります。僕はCazzati の曲やDowland のリュート曲などをこの方法で入手しました。検索エンジンを使って調べてみるといいでしょう。

 

4.
第4の方法、一番手軽なのはこの知り合いにもらうという方法でしょうね。幸い、バロックの曲はどれも著作権が切れているので、楽譜の入手にしろ、入場料をとっての演奏にしろJASRAC(日本音楽著作権協会)にお伺いを立てなくても良いのが気が楽でいいです。
ただ、そうかといってむやみにコピーをとるのは、出版社の経営を阻害することになるのであまり好ましいこととは言えません。やはり必要な譜面はきちんとお金を支払って購入することがこうした小さな出版社を応援することにもなり、ひいてはまた新たなレパートリーが入手できることにつながりますので、なるべくコピーは控えましょう。

 

 

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