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2016/06/21

SQ

なんだか最近は弦楽四重奏曲ばかり聴いている。
ときどきサイクルで巡ってくるんだよね、カルテットのマイブーム。

一番始めは大学生のときで、オケの弦楽器の先輩友人に教わってクラシックにそういうジャンルがあることを知り、大学祭にスメタナQとかアマデウスQとかが来てコンサートやってたのも刺激だった。

それから社会人になって多少自由になるお金ができていわゆる名曲の評判のいいレコード(と言ってもレコ芸目線だが)をポツポツ集め始めた頃。

ロンドン赴任中にアルバンベルクQがベートーヴェンチクルスをやっていてそれを聴けたころもブームだったかな。

でも自分自身弦楽器も弾かないし、所詮初心者リスナーの域はでてない。聴くのもハイドンの題名付きの曲か、モーツァルトのハイドンセットかベートーヴェン、ドヴォルザークのアメリカ、ラヴェル、ドビュッシーとバルトークくらい。

だがこの数年の廉価版ボックスCDの普及で、安いなあと思いつつ手を出していたら、はっと気がついてみたら手持ちの弦楽四重奏曲も徐々に増殖してきたのだ。メンデルスゾーンやショスタコーヴィチのカルテットにも良い曲があるねえ。とか思っているうちに次のスパイラルに突入。

同じ曲でも複数のカルテットの演奏するCDが集まってきた→そうすると聴き比べをしたくなる→持っていない他の団体のCDも聴きたくなる→CD屋や密林や中古CDショップに安いセットがいろいろある→お持ち帰り→うちのCD棚が狭くなる

なにしろ学生時代になけなしのお金で買ったベートーヴェンの後期1曲のLP代で今は1番から16番までの全集のCDが買えるんだもんねえ。再生媒体の価値が下がったのか、貨幣価値が上がったのか。

ともあれベートーヴェンだけでも10種類くらいあるのかな。コレクターとしては多い数字ではないんだろうけど、これをじっくり聴くだけでもずいぶん時間が必要だ。

いろいろ感想はあるのだが、それはまた次回ということで。

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