« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »

2016年10月

2016/10/30

五十三次のこれまで(備忘録)

旧東海道を散歩するという友人たちの企画に僕が途中から参加したのは約10年前のことだった。なかなか三人のスケジュールが合わなくて間欠的に思い出したように継続しているわけだが、その行程の今までをまとめて記録しておこう。

2005年9月 11.三島→ 12.沼津
2006年1月 12.沼津→ 13.原宿→ 14.吉原
2009年9月 14.吉原→ 15.蒲原→ 16.由比→ 17.興津→ 18.江尻
2014年7月 18.江尻→ 19.府中(静岡)→ 20.鞠子
2016年5月 20.鞠子→ 21.岡部→ 22.藤枝
2016年10月 22.藤枝→ 23.島田→ 24.金谷

やっぱり開催ペースを上げないとまずいな、こりゃ。

| | コメント (0)

東海道を歩く IX(藤枝から金谷まで)

高校の同期2人と続けている東海道五十三次の旅、今回は藤枝から。

前回終了した藤枝白子のバス停を10時に出発。天気も暑くなく雨でもなく、ウォーキングにはちょうど良さそう。

Img_8402 

このあたりは道も分かりやすく、旧東海道らしい街道と杉並木が続く。

Img_8409

お江戸日本橋から206km。まだ全行程492kmの半分にも達していない。
このペースで三人が元気なうちに三条大橋にゴールできるのか、そろそろ冗談ではなくなってきたかも。

Img_8412


お昼を島田宿魚一(創業明治元年だそうだ)という割烹でいただく。

Img_8413 Img_8414 Img_8415

旧東海道ではないが、大井川にかかる蓬莱橋(ほうらいばし)に寄り道する。全長897.4mは木造の歩道橋としては世界一の長さらしい。映画「超高速!参勤交代」とか「とと姉ちゃん」のロケに使われたそうだ。

Img_8423 Img_8425 Img_8427

大井川を渡る手前には博物館があった。

Img_8433 Img_8436 Img_8437

現代では川渡しはいないので、後世に作られた橋を歩いて渡るわけだけれども。

Img_8441 Img_8444 Img_8443

この大井川橋の長さは1,000m。水量はなかったから迫力こそなかったものの、増水したらそれこそ数日は渡ることはできないだろうなという広さを実感。

Img_8448 Img_8449 Img_8450

金谷宿に午後5時に到着。今回はここまで。

Img_8451

| | コメント (0)

2016/10/24

演奏会のお知らせ(11/10)

11_10_messiah  11_10_messiah_b

ムシカ・ポエティカ <レクイエムの集い> 2016
    〜魂の慰めのために〜

日時:2016年11月10日(木)午後6時半開演
場所:三鷹市芸術文化センター「風のホール」
曲目:G.F.ヘンデル オラトリオ<メサイア>HWV56 全曲
演奏:淡野弓子(ソプラノ)
   永島陽子(アルト)
   ツェーガー・ファンダステーネ(テノール)
   淡野太郎(バリトン)
   ハインリヒ・シュッツ合唱団(合唱)
   ユビキタス・バッハ(器楽)
指揮:淡野太郎
全自由席 4,000円
問合せ:菊田音楽事務所 042-394-6148
     ムシカ・ポエティカ

さて、CDの紹介ばかりしていたので次は演奏会のご案内です。

素敵なCDに刺激を受けたTrumpet shall sound をお届けする予定です。
平日の都下での演奏会ではありますが、ご興味のある方、是非お越しください。

それから、この演奏会は、レクイエムの集いと銘打っている通り、亡くなられた方を偲び追悼することを主な目的としています。そして毎回恒例となっていますが、プログラムに追悼したい人の名前を記載してもらうことができます。
詳細は添付のチラシ裏面下にあります。〆切11/2ですのでご希望の方は是非。(演奏会にお見えいただくことができなくても記載はしてもらえます。もちろんご参会いただくのがいちばんありがたいことですが)

| | コメント (0)

2016/10/23

CDその229 Telemann / Trumpet & Horn Concertos

Telemann_trumpet_horn  Telemann_trumpet_horn_b

カテゴリ:German Trumpet Music

 

タイトル: Telemann / Trumpet & Horn Concertos


演奏団体: Sigiswald Kuijken / La Petite Band

Trumpet: Jean-François Madeuf

共演:      Pierre-Yves Madeuf (horn)


収録曲目: Suite in D major for trp, 2vn, va & b.c., TWV55: D7

      Sonata in D major for trp, 2vn, va & b.c., TWV44: D1

      Concerto in D major for trp, 2vn & b.c., TWV51: D7

      

録音年月: 2016. 1, Antwerp

レーベル: ACCENT ACC 24318


コメント: 出ました。師匠によるテレマンのコンチェルト。もはや自分ではバイアスのかかっていないコメントはできないので、ここは米国ヒストリック・ブラス・ソサイエティの記事を引用することにしよう。評者はJeffrey Nussbaum


ジャン=フランソワ・マドゥフは、現代の他のどの演奏家よりも精力的に、金管楽器のさまざまなレパートリーを歴史的考察に基づいて実践するという活動を続けてきています。これはその一環の最新のCDで、その成果はこの上なく素晴らしいものです。今回彼はモダン楽器古楽器を問わず今まで非常に良く演奏されてきた曲をプログラムに選びました。世に名盤が多くある曲に対して自分なりのアプローチを対比することができるよう敢えて選んであるようです。収録されているのは、ゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681-1767)のトランペットのための組曲、ホルンのためのコンチェルト、トランペットのためのソナタ、2本のホルンのためのコンチェルト、そしてトランペットのためのコンチェルトの5曲です。ボーナストラックとしてトランペットのためのソナタから第1楽章と第3楽章のトランペットなしの演奏がついていますが、これはスコアにそういう演奏形態もあり得ると書いてあるからです。

巷には歴史的名盤と言われる有名な録音があります。このCDで取り上げられている曲の中でも、例えばモーリス・アンドレやヘルマン・バウマンなどのような偉大な奏者が数十年前にレコーディングしたものがそうです。若い時にその演奏に触れると、すっかりその演奏が意識に刷り込まれたりします。筆者にとってもモーリスアンドレが演奏したテレマンのトランペットコンチェルトはそれに該当します。まさにそういう刷り込みがあるからこそ、マドゥフ氏はそれらの曲を選択したのではないかと思います。そしてその対比は狙い通り明白に示されているといえるでしょう。今まで多数残されてきたトランペットとホルンのコンチェルトのモダン楽器での演奏は明らかにソリストとしての立ち位置であり、室内楽として奏者間で対等にコラボレーションをしアンサンブルを作り上げるというものではありませんでした。ラ・プティット・バンドの編成は1パート一人もしくは二人であり大オーケストラではありませんが、そのことがミュージシャン内のアンサンブルの緊密性を高めています。

マドゥフ兄弟の演奏は正確かつ音楽性に豊んだものです。装飾とアーティキュレーションは18世紀に広く共有されていた演奏習慣に従っています。ピエール=イヴはライヒナムシュナイダーのオリジナル楽器をグレアム・ニコルソンが複製した楽器を使用し、ジャン=フランソワもホルン2本の曲では同じ楽器を使って演奏に参加しています。トランペットの曲ではジャン=フランソワはヨハン・ウィルヘルム・ハース作のオリジナルのナチュラルトランペットで演奏しています。マドゥフ兄弟はいわゆる「スイッチ・ヒッター」、つまりトランペットもホルンも両方演奏しますが、これは当時ホルン奏者とトランペット奏者は同一であったのではないかという音楽歴史学者の説に沿うものでもあります。どちらかの楽器に特化したのはその後の時代であったのでしょう。ピエール=イヴはハンドストップ奏法は使っていませんが、これもバッハより後世に開発された演奏法と考えられているからです。

もう一点触れておきたいのは、ジャン=フランソワ・マドゥフがトランペットで使用するマウスピースは非常にカップの大きいということです。このCDのジャケットを飾るのは名手ヴァレンタイン・スノウがトランペットを演奏する様子を描いた美しい肖像画(1715年ジョン・ハリス作、ロンドン、フェントン・ハウス所蔵)ですが、この絵においてもマウスピースは今のどの基準に照らし合わせてみても非常に大きく描かれており、これはマドゥフのマウスピースの大きさに対する考え方と一致しています。

もしこのCDをお聴きになる方が、筆者と同じように、若い時にこれらの曲をモダンで聴いて育った経験を持っているのであれば、このCDはある種の挑戦状ということになるでしょう。マドゥフ兄弟、シギスバルト・クイケンとラ・プティット・バンドが自信を持って突きつけてきた挑戦状です。私はこれを広いこころ(耳)でお聴きになることをお奨めします。そうすればこの類いまれなCDがテレマンの素晴らしい音世界につながる新しい(ある意味では古い)聴き方へ導いているということが分かるでしょう。


お奨め度: 特選盤

| | コメント (0)

2016/10/22

CDその228 Handel / Messiah (Dolci)

Messiah_musica_fiorita  Messiah_musica_fiorita_b

カテゴリ: English Music

 

タイトル: Handel / Messiah


演奏団体: Daniela Dolci / Musica Fiorita

Trumpet: Jean-François Madeuf

      Henry Moderlak

共 演 : Raitis Grigalis (Baritone)


収録曲目: Glory to God

      Hallelujah!

      The trumpet shall sound

      Worthy is the Lamb...Amen


録音年月: 2015.10, Binningen

レーベル: Pan Classics PC10351


コメント:メサイアの決定盤が出た!(誤解のないように付記すると、決定盤というのはあくまでもトランペットの演奏に限ってのことであるが、ソリスト合唱オケ含めトータルの演奏も素晴らしい)。

まず第一に声を大にして言いたいのはその音色の素晴らしさ!艶と張りと輝かしさがあり、すごい存在感なんだけれども、決して合唱やソリストの邪魔になっていない。これは管の長いナチュラルトランペットの利点だけれど、使用しているマウスピースの選び方や補正孔に頼らない完全ナチュラルの演奏であることも大きく寄与している。それから次に歌うようなフレージングとアーティキュレーションの適切さ。さらにメリハリの良さ、これは特に2ndトランペットにも言える。その音が欲しいところで、それだけ出しても大丈夫なんだということの実例を見せてもらった感じ。そして最後に趣味の良い装飾音などから伺えるようにトータルに洗練された演奏スタイル。もう、これ以上の演奏はないんじゃないかと個人的には惚れ込んでしまった。


ちょっと演奏について細かいことを。

年末恒例になったバッハ・コレギウム・ジャパンのメサイア公演を聴きに行かれている日本のリスナーはすでに体験ずみということになるが、例えば第3部のトランペット•シャル・サウンドのバリトンのアリアでのマドゥフ氏の演奏は基本的にBCJでの演奏と同じだ。しかし、この曲については他のCDなどと異なった解釈をしている部分があるのでそれについて補足しておきたい(これはマドゥフ氏からレッスンで直接教わったことなので単なる推測ではないことを断っておこう)。


まず第一に、アリア冒頭のリズムの扱い。多くの演奏ではバロックの演奏の慣習から四分音符(正確には八分休符)を複付点にして次の八分音符を十六分音符にする演奏が多いのだが、氏はここを楽譜通りのリズムで演奏している。理由は、もともとこのフレーズがイギリスの裁判所で使われていたもの(裁判開廷の際にトランペットがファンファーレを吹いたらしい)であって、このフレーズを聞くとイギリスの(当時の)聴衆は、これから裁きが始まる、という厳粛な空気になったという。従って、これをバロック音楽の慣習だから複付点にするという理由で変更するのは間違っている(ついでに言うとそうすることで音楽自体も軽くなってしまうので)ということなのだそうだ。マドゥフ氏はフランス人だけれど、この説はクリスピアン・スティールパーキンス氏から聞いた、と言っていた(それにしてはスティールパーキンス氏の演奏が複付点になっているのはなぜ、と思ったりもするのだが)。


次に第二点だが、アリア20小節目から25小節目くらいにかけて、トランペットと弦楽器が同じフレーズの掛け合いを繰り返すところがあるが(同じパターンは曲の後半にも出てくる)、よくある演奏スタイルは、2度目の掛け合いをエコーとみなし、音量を落として演奏するというものだ。これをこの演奏では音量を落とすどころか、むしろクレッシェンド気味とし、繰り返すごとに徐々にフォルテからフォルテシモに持って行く。氏はこれはレトリック(修辞学)と関連がある、と説明していた。同じことの繰り返しは強調であって、エコーではない、ということだ。それはこの同じ曲の73小節目からの4小節を見てみると納得がいく。ここではヴァイオリンが同じフレーズを4回も繰り返すのだが、ほとんどの演奏では徐々にクレッシェンドする解釈が多い。

エコー効果は初期バロックのときにはとても好まれて使われたものだが、それを後期バロックまでそのまま援用するのは間違っている、ということなのかもしれない。


さて、説明が長くなってしまったが、この演奏はそうしたうんちくはともかく、ナチュラルだとか、孔を使ってないとか、そんなことも全く関係なく、とにかく素晴らしい演奏なので是非多くの人に聴いていただきたいCDなのだ。


お奨め度: 特選盤


| | コメント (0)

2016/10/02

CDその227 Vivaldi Album / Cecilia Bartoli

Bartoli_vivaldi  Bartoli_vivaldi_b

カテゴリ: Italian Music

 

タイトル: The Vivaldi Album / Cecilia Bartoli


演奏団体: Giovanni Antonini / Il Giardino Armonico

Trumpet: Gabriele Cassone

                Luca Marzana

共 演 : Cecilia Bartoli (Mezzo Soprano) 


収録曲目: Di Trombe Guerriere from Il Teuzzone RV736

      

録音年月: 1999. 7

レーベル: Decca 466 569-2


コメント: そういえばこの有名なCDをアップするのを忘れてた。

バルトリがオペラアリアを歌ったもの。ナチュラル奏者としてカッソーネが

注目を浴びるきっかけとなった出世作。残念ながらラッパの入った曲は最後の1曲のみ。

曲が重なっているが、むしろこちらの録音の方がアグレッシブで鮮やかな気がする。


お奨め度: 


| | コメント (0)

2016/10/01

更新

師匠の新しい録音が2つ入手できたので、ちょいとあわててナチュラルトランペットのディスコグラフィを更新。やっと追いついたのでようやく師匠の新譜に入れます。
これ、2つともすごいです。

| | コメント (0)

« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »