近況報告(その3)
仕事ということで言えば、昨年10月から新たなことにチャレンジしている。金融関係ではなく、音楽関係でもない。外国人向けに都内を案内するサイクリングツアーのガイドだ。始めたきっかけは3年前のこと、自分が社会人スタートを切ったT社の同期会で、20数年ぶりに会った同期の一人と「最近どうしてる?」「実はガイドやっててね」「ほう、どんな?」などと会話をしたことが始まりだった。それで彼がやっているガイドツアーに参加してみて、面白かったし、一緒にガイドやってみないかと誘われ、シンガポールから帰って来てからその会社(Tokyo Great Cycling Tour)に参加したという次第。
働くといっても、どちらかと言うとバイト感覚に近く、月に2回から多くて5回くらいの出動だ。オフィスのある茅場町を朝9時にスタートして途中ランチも食べて3時くらいに戻ってくる。回るコースもいろいろあって、東京湾をぐるっと築地、豊洲、お台場、増上寺、皇居などに寄りながら回るコース、両国、浅草、上野公園など江戸情緒のあるコース、神楽坂、谷根千など坂の多い裏道コース、などなど。概ね25kmくらいの距離を5時間くらいかけて走るので誰にも無理のない運動量だと思う。
通常は1つのツアーにガイドが2人ついて安全に留意している。オーナーを始めとしてガイドの仲間は皆いい人たちだし、世界各国から来るゲストはサイクリングに参加するくらいだから皆アクティブで明るくて楽しい人が多い。初めは緊張していたけれど、最近ようやく慣れてきた。今までの仕事は直接お客さんと接する場面がなかったので気づかなかったけれど、誠意をもって行った仕事に対して面と向かって感謝されるというのは気持ちがいいものだ。天気が良くても良くなくてもサイクリング自体が気持ちよく、健康にもいいし、英語を使う機会にもなるし、ストレスの少ないこの仕事が気に入っている。
従来は有償でガイドをする場合、全国通訳案内士という資格を持っていなければならなかったのだが、オリンピックを控えインバウンドが急増する中、昨年4月にその縛りがなくなったこともラッキー。ただし、その資格は取っておくべきだと思うので、昨年受験にはトライ。ただやはり準備不足と記憶能力の著しい低下のため、日本歴史と地理の科目を落としてしまい、今年再度チャレンジする予定。
体力的にいつまで続けることができるのか、まだわからないが、できればあと数年はやってみたい。
== 近況報告(その4)に続く ==
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- スマホの引越し(2023.01.27)
- 2022年の私的出来事(2022.12.30)
- 画期的な福音(2022.12.18)
- 存在価値?(2022.10.25)
コメント