指揮デビュー
今日はひょんなことから指揮デビューしてしまった。しかも聴衆を前にして。
成り行きはこうだ。今日はいつも大変お世話になっている西荻窪本郷教会の「賛美と祈りの夕べ(SDG)」の日で、今日の礼拝の演目はバッハのカンタータ第103番だった。SDGは大抵リハーサル1回で本番というパターンで、先週の練習の時は出番じゃなかったので気がつかなかったのだが、今日の本番前のリハーサルの時見てみると、1曲目のコーラスの曲では器楽メンバーの都合がつかないので、なんと指揮者がオーボエを吹きながら指揮をするというアクロバティックなことになっていたのだった。トランペットの僕は最後の5曲目と6曲目にしか出番がないので、1曲目でヒマにしているのはステージの上では僕だけ。この曲(103番)については過去にも2回ほど演奏経験があるし、1曲目は途中でアダージョになる部分はあるものの基本はインテンポ(テンポが一定)なので指揮もそれほど難度が高そうになく思えた。ふと思いついて指揮者兼オーボイストの太郎さんに「もし差し支えなければ僕が棒を振りましょうか」と申し出てみた。
唐突な思いつきではあったものの、器楽の人もシュッツ合唱団の方も心が広い方ばかりなので、突然の僕の提案もすんなりと通ってしまうところがすごいところ。というわけで、当日の練習1回のみでぶっつけ本番。弓子先生からも指揮のイロハを教わりつつ(1拍目はちゃんと自分の胸の前をまっすぐ振り下ろしなさい!など)、無事に本番を勤め上げることができた。これも百戦錬磨の団体だからのことだろう。
いやぁ、前からSDGは修行の場と認識していたが、棒振りの修行もさせてもらえるとは本当に稀有な場所だ。感謝感謝!
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