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2019/07/16

Heide氏の楽器工房訪問

今日は念願叶ってオランダはPuttenにお住いのGeert Jan van der Heide さんの工房を訪問した。

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ハイデ氏には今まで3本の楽器を作ってもらっている。2004年にルネサンス期のスライドトランペットをオーダーして、数ヶ月後に到着した時の楽器の美しさと仕上がりの見事さ、音色の素晴らしさに感動した。アントネッロのカンティガスなどの諸公演に欠かせぬ楽器として使用。その後もバロック期のナチュラルトランペットをフルデコレーションで作ってもらい、1つ穴と切り替えできるボウも注文、片手で穴の開閉ができるように加工して(1つ穴なのに)片手奏法でステージに立ったり(中大混声のメサイアやこれしかないのテレマンコンチェルトなど)。そして3本目としてはクラシカル期のキイトランペットを、これは既に完成品だったものを売ってもらい、ハイドン、フンメルのコンチェルトで愛用させてもらっている。

そんなこんなで大変にお世話になっているマイスターなのだが、まだ直接会ったことがなかったのだ。4年前にドイツ各地を回った時にも訪問を画策したのだがお互いのスケジュールが合わず、自分の中では懸案事項になっていたのだった。という訳で今回スイスに行くならオランダまで足を伸ばして宿題を果たそうという目論見だった。

氏が住んでいるPuttenはアムステルダムから電車で東に約1時間くらい行ったところ。

工房の外見と中の様子を写真で紹介しておこう

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棚の中には細かな部品などが収まっている

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目下製作中の楽器や過去の試作品なども吹かせてもらった

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たくさんお話をうかがうことができて充実したひと時だった。

 

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