Trumpets in Museum (Bad Säckingen: Trompetenmuseum)
南ドイツのバート・ゼッキンゲンという地に、その名もトランペット博物館というトランペットに特化した博物館がある。スイス国境に近く、バーゼルからは車で1時間もかからぬ距離だ。
バロック期から現代まで、いろんな時代の様々なトランペットばかりでなく、トランペットに関する絵や資料のコレクションも多数所蔵・陳列してある。
ここにはコイル状のトランペットのオリジナル(ハース)がある。バッハのトランペット吹き、ライヒャの肖像画で有名なやつだ。
Johann Wilhelm Haas (1649-1723), Nürnberg 1688, D管
少し時代が下ったものもある
Michael Saurle (1772-1845), München, 1804頃, Es管
楽器に付いているマウスピースもオリジナルだそうだ
中央の陳列棚にある3本の楽器は上から順に
Paul Hainlein (1626-1686), Nurnberg, 1664, Es管
Johann Siegmunt Graf, Breitenbach, 1746, Es管
Carl Benjamin Flemming (1764-1820), Breslau, 1798, Es管
ナチュラルトランペット的にはここでの見どころは18世紀末ウィーンのケルナーだろう
1番目と2番目の写真、上から順に
Anton Kerner I (1726-1806), Wien 1769, D管(ベルは3番目の写真)
Ignaz Kerner (1768-1813), Wien 1793, D管
Anton Kerner II (1770-1848), Wien 1793, D管(ベルは4番目の写真)
スライドトランペットとキイ・トランペット
スライドトランペットはKöhler, ロンドン1880年頃のもの、F管
キイ・トランペットはAnton Müller, 19C前半, Es管で8鍵
他にも珍しいトランペットがたくさん
とても楽しめる博物館だった
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