2020年1月
2020/01/31
2020/01/28
CDその234 Daniel Speer / Kriegsgeschichten(Ars Antiqua Austria)
カテゴリ:German Trumpet Music
タイトル:Kriegsgeschichten
Musicalsch-Türckischer Eulen-Spiegel (1688)
演奏団体:Ars Antiqua Austria
Trumpet: Martin Patscheider
Christian Gruber
収録曲目:Sonata 26
Sonata 27
Sonata 28(いずれもDaniel Speer)
録音年月:2014.3 Germanisches Nationalmuseum Nürnberg
レーベル:Pan Classics PC10317
コメント:ダニエル・シュペール(1636-1707)はブラスアンサンブルをかじったことのある人にとっては懐かしい名前だろう。トロンボーンのトリオの曲とか「ヘボ詩人のソナタ」とかが有名だ。このCDはそのシュペールが創作した音楽劇「戦争物語」の一部を復元したもので、テノールが語りや歌で物語を進めていく伴奏を弦楽合奏が務めるという形式になっている。そしてその曲集の中に金管五重奏(コルネット2本とトロンボーン3本、あるいはトランペット2本とトロンボーン3本)のソナタが数曲収まっており、先にあげた「ヘボ詩人のソナタ」もこの中の29曲目に含まれているというわけだ。 このブラスアンサンブル曲は物語の合間に所々で賑やかしに使われたものと思われる。ここで取り上げられているのはトランペット2本トロンボーン3本のソナタが3曲。いずれもシンプルな曲だが、シュペールは各楽器の教則本も書いているほど器楽の使い方には精通しており、無理ないアンサンブルが楽しめる。ついでにドイツ語がわかれば荒唐無稽な物語も楽しむことができるようになっている。
2020/01/20
CDその233 Weichlein / Encaenia Musices (Capella vitalis Berlin)
カテゴリ:Austro-Bohemian Trumpet Music
タイトル:Encaenia Musices
演奏団体:Capella Vitalis Berlin
Trumpet:Helen Barsby
Michael Dallmann
Instruments : Rainer Egger 2002 Haas, 2005 Ehe
収録曲目:Sonata I a6 (Romanus Weichlein)
Sonata XII a8 (Romanus Weichlein)
Duet No.1, No.2, No.4 (Romanus Weichlein)
録音年月:2013.2 Lindenkirche in Berlin
レーベル:Raumklang RK3401
コメント:カペラ・ヴィタリス・ベルリンは2002年結成のバロックアンサンブル。HPを見ると普段はバッハを主体とした演奏活動をしているようだが、これはオーストリアのヴァイヒライン(1652-1705)を取り上げている珍しいCDだ。ヴァイヒラインのEncaenia Musices (1695)という曲集についてはこちらも参照いただきたいが、その中からトランペットを含むソナタ3曲のうち2曲、それに24曲のデュエット集から3曲を収録してある。アンサンブルメンバーのHelen Barsbyはニュージーランド出身で、渡欧してオランダでバロックトランペットを学んだのちドイツで活動を続けている。CDのライナーノートの写真を見ると二人とも3つ穴のショートモデルを使用しているようだ。演奏はオーソドックスだが水準以上で、こんな風にどんどん知らない奏者が出てくるのを見るにつけ、ドイツではバロックトランペットの教育がかなり浸透して裾野が広がっているんだろうなと思わされる。
2020/01/19
CDその232 Trombett- undt musikalischer Taffeldienst (Concerto Stella Matutina)
カテゴリ:Austro-Bohemian Trumpet Music
タイトル: Trombett - undt musikalischer Taffeldienst
演奏団体:Concerto Stella Matutina
Trumpet:Herbert Walser-Breuß
Bernhard Lampert
Bernhard Bär
Ulrich Mayr
収録曲目:Sonata a9 (Anonymus, 17c)
Sonata VII a5 (Heinrich Ignaz Franz Biber)
Sonata VII a5 (Alessandro Poglietti)
Sonata a18, Sonata a17 (Philipp Jakob Rittler)
Ciaccona a7, Sonata Sancti Caroli a17 (Phillip Jakob Ritter)
Sonata a3 (Johann Heinrich Schmelzer)
Sonata a10 (Jan Krtitel Tolar)
Sonata Sancti Mauritii a8 (Pavel Josef Vejvanovsky)
録音年月:2011.11
レーベル:fra bernardo fb1209232
コメント:コンチェルト・ステッラ・マトゥティナは2005年に設立されたオーストリアのアンサンブル。これが団体としては最初にリリースされたCDである。バロックの名曲の影に秘められた曲も発表していきたいとの意気込みもあって、このCDでも珍しい曲がいくつか散見される。また、このシリーズではないが以前にフンメルのCDで紹介したことがあったが、それも意欲的なプログラミングだった。
オーストリアの団体らしくハプスブルグゆかりのボヘミアの作曲家の作品を集めたこのアルバムは、多分リーダー格のウォルザーブロイスの趣味なんだろうなと思う。僕もこういうラインアップは大好きなので、冒頭の9声のソナタなどいくつか譜面が(あれば)欲しいと思って探したのだが、出版譜では見当たらなかった。
2020/01/18
CDその231 Giuseppe Torelli / Complete works for 1, 2, 4 Trumpets (Orchestra della Cappella Musicale di San Petronio)
タイトル:Giuseppe Torelli / L'Opera completa per 1, 2, 4 Trombe e Orchestra
演奏団体:Orchestra della Cappella Musicale di San Petronio
Sergio Vartolo (director)
Trumpet : Per-Olov Lindeke (solo at G1/2, G6, G9)
David Staff (solo at G4, G7, G10)
Edward Tarr (solo at G1/2, G5, G11)
Gabriele Cassone (solo at G3, G8, G13)
Steven Keavy
Robert Farly
収録曲目: Sinfonia, Sonata, Concerto (Giuseppe Torelli) 全30曲
Trumpet solo - G1/2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 13
Trumpet duo - G15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 26, 27, 29, 30, 31, 32
Trumpet quartet - G25, 33
録音年月: 1993.Sep-Oct, at Basilica di San Petronio in Bologna
レーベル:Bongiovanni GB5523-5525
コメント:トレルリ(1658-1709)はヴェローナ生まれのヴィオリニスト/作曲家で、26歳の時からボローニャのアカデミア・フィラルモニカの会員になると同時に同地の聖ペトローニオ大聖堂のオーケストラに加わったとの記録がある。同大聖堂のアーカイブに眠っていたトランペットを含む室内器楽曲を掘り起こしたのが音楽学者でもありトランペット奏者でもあったエドワード・タールだった。その全曲をバロックトランペットでまさにその大聖堂で演奏したのがこのCDである。トランペットソロの曲が12曲、2本の曲が16曲、4本の曲が2曲の合計30曲。いずれもいわゆる教会ソナタ形式で、緩ー急ー緩の3楽章か、急ー緩ー急ー緩の4楽章のスタイルでミサの始まる前やサービスの合間に演奏された。当時のボローニャの金管楽器奏者のレベルはイタリア随一だったので、どの曲も小品とはいえクラリーノ奏法を駆使した魅力的な作風だ。
このCDの魅力はその全作品を俯瞰できるということに加え、異なる4人のバロックトランペットの名手が、曲により交代でソリストを務めているところにもある。デュエットの組み合わせも同様にいろんなパターンになっている。多分録音時の負担を軽減するのが目的だったのだろうが、メンバー表を見ながら聴き比べをするのも面白い。
この聖ペトローニオ大聖堂のオケによるCDは以前に1枚紹介したことがあったが、そのCDでもリンデケがトップを努めていてとても素晴らしいサウンドだったので改めて参照しておこう。
2020/01/12
東海道を歩く XVIII(桑名から四日市まで)
熱田からJRを乗り継いで桑名まで移動した。距離が捗って電車のありがたみを痛感する。
桑名駅から渡し場まで行ってそこから東海道のスタートとなる。
桑名もゆっくりと見て歩きたい街だった。
桑名から歩いて近鉄の伊勢朝日駅で一旦終了。四日市のホテルに一泊してまた翌日朝から再開することとした。
さて、2日目。四日市に入る。マンホールに描かれているのは市の花のサルビアだろうか。
なかなか風情のある造り酒屋があったのだが日曜ということでお休み、残念。
今回に限らずこの旅で気になっていることがいくつかある。一つは街を離れると表を歩いている人がほとんどいないということだ。移動手段はもっぱら車。戸建ての家にも複数台の駐車スペースがある。高齢になっても車を運転せざるを得ない生活環境を生で感じる。
もう一つは昔ながらの木造建築物の老朽化が目立つこと。廃屋も目につく。これも今後どんどん姿を消して行くことになるのだろうか。
その一方で玄関先や前庭を花や草木で丹精込めて綺麗に飾ってある家もたくさんあって、これは近年戸建てがすごい勢いでマンションに建て替わっている東京では徐々に消えつつある風景だなと思う。
四日市に手弁当で観光案内をしているスポットがあった。
旧東海道がアーケードのついた商店街になっているところを通り過ぎる。
2日も続けて歩くと疲労もたまる。四日市あすなろう鉄道の泊駅を今回の着地点とし、桑名まで戻って名物焼きハマグリをいただいてから帰京した。焼きハマグリ2コで1600円だって!貴重なんだね。
今回は2日間かけたおかげでずいぶんはかどった。この先は鈴鹿峠越えも控えている。交通手段や宿も含めて慎重にスケジュールを組まないといけなさそうだ。
2020/01/11
東海道を歩く XVII(池鯉鮒から宮まで)
東海道を歩く企画も名古屋目前になってきた。旧東海道では宮(熱田)からは船で桑名まで渡ることになっている。現代では渡し舟はないので、その区間は電車で移動することにして、今回はとりあえず宮宿を目指す。スタート地点は豊明市の名鉄「前後駅」から。
豊明市の観光地図の下には市のマスコットとして「のぶながくん」と「よしもとくん」の絵が。
言うまでもなく織田信長と今川義元の名前を拝借してる。
程なく行くとこの二人が1560年に戦を交えた「桶狭間古戦場跡」があった。
豊明市から名古屋市に入るとすぐにレトロな街並みの「有松」と言う村に入る。
伝統工芸品の「有松絞り」で有名らしい。観光客も多く、しかも一眼レフカメラを下げたおじさんが多かったのも印象的。
次の一枚は町家カフェ&ゲストハウス「MADO」の軒先に下げられていたもの。納豆ではないよね?
お昼どきになったのでうどん屋を探して、きしめんや鍋焼きうどんで腹ごしらえ。
鳴海宿(特に何も見当たらなかった)を過ぎ、笠寺も越えてひたすら名鉄沿いに歩く。
宮宿(名古屋市熱田)の七里の渡しに到着。




















































