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2020年4月

2020/04/30

CDその241 Handel / Messiah (Le Concert Spirituel)

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カテゴリ: English Music

 

タイトル: Handel / Messiah

 

演奏団体: Hervé Niquet / Le Concert Spirituel

Trumpet: Jean-François Madeuf

      Jérome Prince

共 演 : Andreas Wolf (Bass-Baritone)

 

収録曲目: Glory to God

      Hallelujah!

      The trumpet shall sound

      Worthy is the Lamb...Amen

 

録音年月: 2016.12, Notre-Dame (Paris)

レーベル: ALPHA 362

 

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コメント:メサイアは1742年に初演されてからすぐ人気となったので、いろんな機会に再演されることがあり、ヘンデルはその都度その環境(主にはソリストや合唱の技量による)に合わせて手を加えていたがために多くのバージョンが残されている。巷でよく演奏されるのは1750年版だが、ここでは珍しく1754年の捨子養育院版が採用されている。このバージョンだと、我々ラッパ吹きにとってショックなことに、第3部のアリア「トランペット・シャル・サウンド」の中間部及びダカーポの部分がカットされており、聴かせどころのオブリガートがあっという間に終わってしまう。でもアリアのオブリガートそのものが他のパートに移されたモーツァルト版に比べればまだマシか


さて、このCDに収められているのは、エルヴェ・ニケ/コンセール・スピリチュアルの2016年末のライブ演奏。ニケの棒はどの曲においても超快速だ。そして解釈もユニーク。ニケ自身、ライナーノートでこの曲は芝居やバレエこそ付いていないが立派なオペラで、ドラマティックな演奏を目指したと書いている。ニケの解釈で他の演奏との違いが一番鮮明なのは、
ハレルヤコーラスで「ハレルヤ!ハレルヤ!」と2回続くところの2回目をエコーに(弱く演奏する)していることだろうか。また、終曲の終わりコードに入る前に盛大なティンパニソロを入れているのは、最初は度肝を抜かれたが聞き慣れると爽快だ。トランペットに関して言うと、ライブなだけに「神様もやはり人の子であったか」とちょっと安心する場面もあった。

自分にとってメサイアの決定版はやはりドルチ/アンサンブル・フィオリータが不動かな。

 

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さて、こちらはほぼ同じメンバーによるDVD版のメサイアである。

 

演奏団体: Hervé Niquet / Le Concert Spirituel

Trumpet: Jean-François Madeuf

      Jean-Charles Denis

共 演 : Božidar Smiljanič (Bass-Baritone)

 

録音年月: 2018.12, Château de Versailles (France)

レーベル: Château de Versailles Spectacles CVS013

 

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HMV はこちら(動画つき)

 

上記CDより2年後のライブ映像。場所はヴェルサイユ宮殿内の王室礼拝堂、内部装飾がきらびやかだ。

ニケは採用している版も演奏解釈もCDとほぼ同じだが、映像が付いているので見ていて楽しい。
中でも、映像監督のお気に入りなのか、ファゴットのジェレミー・パパセルジョが頻繁にアップになるのが個人的には嬉しい。CDの時はうっかり聞き逃していたが、ジェレミーは曲によってセルパンに持ち替えて吹いているではないの!ちゃんと聴いてみると、確かにファゴットとセルパンとでは通底のテクスチャーが微妙に違う。面白い!
トランペットは録音のせいか、オフ気味で僕としてはやや欲求不満。これまたよく見るとバイオリンとの間に透明の防音材が立ててある。大オーケストラでマーラーやチャイコフスキーをやるんじゃないんだし、これは誰のリクエストだったんだろうか。

 

あ、こちらに丸ごと動画がありました。(Trumpet shall sound のアリアは 1:40:28 から)

 

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2020/04/26

エベーヌ四重奏団のベートーヴェン

数年前にメンデルスゾーンの2番のCDを聴いて衝撃を受けて以来、今一番気になっているカルテットがフランスのエベーヌ四重奏団。

今年のベートーヴェンイヤーを前にして昨年世界各地で演奏したベートーヴェンのライブの全集がまもなくリリースされることになっている。いや、正確には先行してラズモフスキーの1番と2番(2019年6月、ウィーン)が出ていてこれはもう入手済み。あとは全集待ち、と思っていたらナクソスライブラリーには7月のサントリーホールでのラズモフスキー3番と13番(大フーガ付)が単体で出ていたのでさっそく聴いてみた。

相変わらず緩急自在な見事なアンサンブルで、ライブならではのただならぬ緊張感に満ちている。1stのColonbet氏の息遣いがライブの雰囲気をさらに増幅するので、こちらも会場にいる気分になって、引き込まれて最期まで一気に聴いてしまった(実はラズモフスキーと13番の間でちょっと休憩したけど)。

全集のCDは先にも書いたように昨年の5月から今年の1月まで、世界の7ヶ所で行ったツアーの記録なのだが、もしこのスケジュールが半年でも遅かったら完成はしなかっただろう。今年NYのカーネギーホールで全曲演奏会が予定されていたようだが、当然これも消えてしまったわけだね。

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2020/04/22

COVID-19について(その5)

継続して数字を追っかけていると直近の傾向がわかってくる。
国によって収束過程にあるのか拡大過程にあるのかが一目瞭然だ。

僕が注目しているのは一貫して変わっておらず、快復者の比率とアクティブ患者数の増減の2点だ。

仮に収束過程にあるかどうかの判断基準を、快復者比率が50%以上かつ3週続けてアクティブ患者数が減少していることとしよう。
そうすると以下の国が該当する。
(数字は快復者比率、および現在のアクティブ患者数を前日、1週間前、2週間前、3週間前と比較して不等記号付きで並べたもの。具体的な数字を中国に例にとると、4/21現在の総感染者数83,853人に対して死者が4,636人、快復者が77,799人なので、現在のアクティブ患者数は1,418人となっている。同様の方法で算出した過去のアクティブ患者数は、前日の4/20が 1,436人、1週間前の4/14が 1,772人、2週間前の4/7が 1,973人、3週間前の3/31が 2,763人だったので、これらの数字から4/21対比のパーセンテージを割り出してある)

中国(98.2%、98%>80%>72%>51%)
韓国(78.6%、96%>80%>65%>53%)
スイス(73.0%、91%>65%>57%>50%)

これらに準じるのがドイツなど
ドイツ(66.5%、95%>79%>69%<88%)
イラン(76.7%、96%>84%>59%<69%)

3週間前の数値を持っていないのだが、以下の国もこの範疇に入るだろう
ニュージーランド(70.3%、94%>66%>46%)
オーストリア(76.3%、92%>55%>41%)

逆にまだ拡大期にあると思われる国。該当する国は多いので代表的なところを挙げると、

米国(9.7%、104%<131%<197%<397%)
英国(0.6%、103%<136%<227%<477%)
スペイン(45.1%、102%<114%<120%<147%)
ロシア(7.4%、112%<252%<697%)
インド(17.8%、103%<155%<319%<1220%)

そして我が国はというと、日本も残念ながらこのカテゴリーだ。

日本(11.4%、103%<140%<299%<554%)

日本の収束への道のりはまだまだ長いと覚悟しなくてはいけない。STAY HOME

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2020/04/17

CDその240 Alison Balsom Royal Fireworks / Balsom Ensemble

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カテゴリ: Trumpet Ensemble

タイトル: Alison Balsom Royal Fireworks

演奏団体: Balsom Ensemble

Trumpet: Alison Balsom               
               David Blackadder
               Wolfgang Gaisböck
               Franz Landinger
               Adam Wright
               Adrian Woodward
Timpani : Robert Howes

収録曲目: Music for the Royal Fireworks HWV351 (George Frideric Handel)
               Sonata in D Z850 (Henry Purcell)
               Jesu bleibet meine Freude from BWV147 (Johann Sebastian Bach)
               Trumpet Concerto in D (Georg Philipp Telemann)
               Suite aus dem Weihnachts-Oratorium BWV248 (J.S.Bach)
               Music for the Funeral of Queen Mary II (H.Purcell)

録音年月:2019.8 Hampstead, London (UK)
レーベル: Warner Classics 0190295370060

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コメント:前回のクリスマスアルバムから3年、人気のアリソン・バルサムの新譜である。トランペットアンサンブルの曲がタイトルの王宮の花火のほかバッハとパーセルで都合4曲、バルサムのソロの曲がパーセルのソナタとテレマンのコンチェルトの2曲収録されている。

まずソロの曲から見てみよう。テレマンのコンチェルトは僕がエクルンドのCDを聴いてノックアウトされ、自分もバロックトランペットに挑戦するきっかけとなった曲だ。バルサムは無難に上手い。そこでふと思った。もし僕が最初にこれに出会っていたらやっぱりエクルンドの時と同じようなショックを受けただろうか。多分そうかもしれない。でも、残念ながらこの数年の間に耳が肥えてしまったのか、上手なトランペット吹きもずいぶんと増えたし、マドゥフのように純正ナチュラルの演奏まで知ってしまった今となっては、特別な演奏にはもはや聞こえてこない。試しに初心に返ってエクルンドの演奏と聴き比べをして見た。うーむ、やっぱり全然違う。エクルンドの演奏の方が断然光っている。思うに、彼女の演奏には残念な点が主に2つあって、一つは高音時の音の伸びやかさが足りないこと。これは相変わらずモダンのマウスピースを使っていることに起因していると思う。もう一つはアレグロ楽章で明白だけれど、テンポの取り方がオンビートでノリが悪いことだ。鮮やかに吹いているようでいても聴いている方は切迫感があって窮屈な感じがしてしまう。

アンサンブル曲はどうだろう。ヘンデルのトランペットアンサンブルバージョンと言えばベルリンの連中のCDが楽しくて良かった。あっちは水上の音楽で王宮の花火は入ってなかったけれど、これも聴き比べをしてみよう。バルサムアンサンブルではオケのオーボエパートやフルートパート(バッハのクリスマスオラトリオなど)をトランペットに吹かせるようなアレンジになっているのだが、これがアンサンブルというよりもちょっとアクロバット的に過ぎてちょっと行き過ぎのように感じる。その点アンサンブルベルリンのアレンジは2つのトランペットコアーを対比させつつ、両翼で装飾などを競い合う作りになっていて、あくまでも自分の嗜好の問題ではあるが、こちらの方が好ましい。ついでに言うと、バルサム盤ではバッハのカンタータ147番からの有名な「主よ、人の望みの喜びよ」のコラールも入っているのだが、本来四部合唱のコラールの部分をトランペットアンサンブルにアレンジしている。ところが、ナチュラルの倍音の制約を少なくするために曲のピッチを4度上げにすることでその問題解決を図っている。ピッチが4度も上がるともはや同じ曲には聴こえないのだが、これはアリなのだろうか。せっかくこのアルバムにはボーカルアンサンブルも参加している(ただし演奏は1曲のみ)のだし、このコラールといい、同じくバッハのクリスマスオラトリオといい、歌手を起用してもいいんじゃないかと僕は思うのだが(例えばクイケン/ラ・プティット・バンドの同曲は各声部一人でレコーディングされている)。というか、そもそもクリオラは器楽曲じゃないんだし。

毎回、彼女のCDが出るたびに、いろいろと腑に落ちないところがあってモヤモヤとしてしまう。

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2020/04/16

感傷的自転車散歩

自転車に乗るようになると行動範囲が広がる。

もちろん電車を使った方がより早く遠くに行けるのは間違いないけれど、自転車での行動範囲の広がり方はそれと違って、より気軽にかつエリアで広がっていくところがいいところだ。つまり、電車だと先に目的地を決めてそこへ点から点へと向かう(従ってその途中過程はパスすることになる)のだが、自転車だと特に目的地を決めなくてもスタートできるし、出た後で気のおもむくままに方向を変えられる自由がある。そしてその動線自体が自由だし寄り道も気軽にでき、それまで知らなかった場所やお店、街と街の距離感なども新たな発見となる。

もう一つの楽しみ方が、昔馴染みの場所の再訪問だ。つまりかつて住んでいたところとか、よく通った場所とか。電車ではあえてそんなところを目的に出かけないが、自転車だとふらっと寄れる。そして数年ではそんなに変わらないけれど、さすがに数十年ぶりだといろんな変化があるものだ。

去年自転車を買い替えてからもそんな場所をいくつか訪れたりしている。

・上京して最初に住んでいた下宿(三鷹市) → 区画整理されてて跡形もなし。どのお家だったのかももうわからない。
・大学生活後半に住んでいた下宿(国立市) → 大家さん代替わりして家を建て直し。もう下宿はやってないようだ。
・大学生の一時期の家庭教師先(世田谷区) → 区画整理で大きなマンションになってた。
・同じ頃に付き合ってた彼女の寮(渋谷区) → なくなって今はとある会社の本社ビルに
・大学卒業後数年居住したアパート(大田区)→ 建物は建て替えられたが今も貸しアパートだ。ただ名称は変更されている。
・結婚後数年住んでいたアパート(杉並区) → ビルは健在。アパートもそのままだったが、大家のパン屋さんがフィットネスジムに。

こういうところに久しぶりに行くとつい感傷的な気分になってしまう。と同時に過ぎ去った年月の長さに驚く。

昨日は杉並のアパートまで行ったついでに近くにお住まいだった大学の時の指導教授(もう物故された)のお宅に寄ってみようと思ったのだが場所を見つけることができず。出来の悪い生徒だったから1、2度しかお邪魔したことなかったからなあ。

代わりに大田黒公園を散歩して帰って来た。

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2020/04/14

COVID-19について(その4)

今流布している仮説の一つにBCGワクチン(しかも日本株)の接種が新型コロナに対しても免疫力があるのでは、というのがあるが、それに加えて人種としてモンゴロイドは免疫力が高いのではという仮説について稚拙ながら検討してみた。

人口対比の死亡者数を国ごとに比較すると、なぜかBCGを接種していた国としていなかった国との違いが有意に明らかと言われている。具体的に数字で比較すると、ポルトガル5.2対スペイン38、アイルランド7.6対イギリス16.9、クロアチア0.6対イタリア33.8、など。(各数字は4/13現在の人口10万人あたりの死亡者数、前者は接種が義務の国あるいは最近まで義務だった国、後者は一定期間しか義務にしてなかった国。ちなみに米国は今まで義務だったことはなく、死亡者数は7.2人となっている)

でもそれだけでは、中国、韓国、日本など東アジアでの感染拡大のペースがスローなこと(一部集団感染した例を除く)の説明にはならない。ひょっとするとこれらの黄色人種は免疫性が高いのか?
とりあえず、人口10万人あたりの感染者数を見てみよう。欧州では一番高いスペインの364人を筆頭に、スイス302、イタリア263、フランス212、ドイツ157、イギリス134と軒並み100人以上であるのに比して、韓国20.6、日本6.0、中国5.8、台湾1.7と一桁台に収まっている。でもまあ、この数字はあてにならない。では死亡者数はどうか。同じく人口10万人あたり、スペイン38、ベルギー34、イタリア34、フランス23、イギリス17の欧州勢に対し、東アジアは中国0.2、韓国0.4、日本0.1、台湾0.03、とこれも桁が違う。我々の起源であるモンゴルに至っては感染者0.5人、死亡者0.0、つまりまだ新型コロナウィルスによる死亡は報告されていないのである。モンゴル最強!

面白いことにモンゴルから西に移住したフィンランドも死亡者数は少ない(スウェーデン9.2人に対してフィンランド1.0人)ハンガリー人も元はモンゴルだがここも1.1人だ。

別の観点から見てみよう。
BCG仮説の広がりとなったJ Satoさんの記事にもあったが、今最も困難な状況にあるNYで日本人の重篤化例や死亡例の話が聞かれないのも確かに不思議な話だ。
NYに住む日本人は52,000人、人口の0.3%だそうだ。一方NYにおける死亡者数はNYCの7,349人に郡部を加えるとNY州で9,967人(4/13現在)。住民数に比例して計算すると、NY州の死亡者の0.3%、つまり30人くらいは日本人であってもおかしくないのだが、そういうニュースは今のところあまり日本に届いていない。COVID-19に家族揃って感染したというNY在住の日本人の話(リアルでとても参考になった)は聞いたが、幸い自宅療養で無事に快復されたそうだ。
どこに住んでいるか、というよりも自分が何者かということの方が明暗を分けるのかも。

以上のことから短絡的に考えると、モンゴリアンかつBCG日本株を接種している我々は免疫力最高ということだろうか。
もちろんだからと言って気を緩めちゃいけないが。

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2020/04/13

ベートーヴェンイヤーのCD全集

今や音楽はサブスクが主流、CDが売れなくなって久しいが、そんな逆境にあっても今年はベートーヴェン生誕250周年にちなんだ全集がいくつか出ている。(リンクはいずれもタワーレコード)

1 ドイツ・グラモフォン123枚組

2 ワーナー・クラシック80枚組

ブリリアント85枚組

ナクソス90枚組

1のDGだけ枚数が多いのは、交響曲やピアノソナタそれに弦楽四重奏などで同じ曲に複数の演奏者のものが収録されていることに加え、DVDやブルーレイオーディオも含んでいるためだ。だからベートーヴェンの全作品を聴くにはCDが80枚から90枚あれば十分ということらしい。

実はベートーヴェンの作品集CDということで言えば数年前に買った50枚組のもの(DG)がある。
だが、全集もどれか一つくらい買ってレファレンス用に持っておこうと思ったのが今年の初めの頃のこと。

一番演奏が充実していそうな1のDG盤は、お高いし、あいにくもう既に持っているCDとかなり被るので見送り。4のナクソスは作品のカバー率は高そうだけれどアーティストに知らない人が多くて結局満足できなさそうでパス。それで店頭に出回るのも早くしかも安かった3のブリリアント盤を購入した。その時はワーナー盤が出ていることを知らなかったのだ。あとで2のワーナーを追加購入して、聴き比べの上ブリリアントのは手放すことにした。

というわけで今は気が向けばワーナーの全集から適当にCDをつまみ出しては無作為に聴いている。メジャーじゃない曲にもいい曲がたくさんあって、やっぱりベートーヴェンは偉大な作曲家だなと改めて思っている今日この頃なのだ。
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2020/04/10

国立へ

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国立駅の旧駅舎が復活したというので会いに行ってきた。
(コロナ禍で駅舎が閉鎖中のため中には入れず)

大学通りはもう桜のピークは過ぎていたものの、葉桜も悪くない。それに花壇も綺麗に手入れされていた。

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先日NHKで放映されていた白十字に寄って記念のスイーツなど購入。

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国立へ行く途中には小平の旧教養課程キャンパスにも寄ってみた。一橋学園駅とか大学のとき以来かも。今は小平国際キャンパスという名称になっていて放送大学やその他の独立行政法人とシェアしているんだね。

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玉川上水沿いの道(五日市街道)はサイクリングしてても気持ちが良い。

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(一橋から津田に向かう、いわゆる「ラバーズ・レーン」。僕にはついぞ縁がなかったけど)

国立からは南に下りて多摩川のサイクリングロードをひた走り。
ところが和泉多摩川駅を過ぎたあたりの舗装されていない砂利道で後輪がパンクしてしまった。あいにくパンク修理セットを持ち合わせてなかったので、うちまで残りの5kmは歩いて帰る羽目に。

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大きくコースを取ったおかげで、井の頭公園、小金井公園、国立大学通り、多摩川土手、砧公園と様々なところで桜を見ることができた。
今年はこれで見納めかな。

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2020/04/07

CDその239 G.P.Telemann / Per Tromba & Corno da Caccia

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カテゴリ: German Trumpet Music

タイトル: Georg Philipp Telemann / Per Tromba & Corno da Caccia

演奏団体: Ensemble Eolus

Trumpet: Jean-François Madeuf                
Horn :      Jean-François Madeuf
               Pierre-Yves Madeuf

収録曲目: Suite in F major for 2Hr, 2Ob & Bassoon (G.P.Telemann)
               Menuet for 2Hr (G.P.Telemann)
               Suite in Eb major for Trp, 2Ob & Bassoon (Anonymous)
               Concerto in Eb major for 2Hr, Bassoon (Maximilian Fiedler)
               Concerto in D major for Trp, 2Ob & B.C. (G.P.Telemann)
               Air de trompette in C for Trp & B.C. (G.P.Telemann)
               March in F major for 2Hr, 3Ob, Bassoon & Drum (G.P.Telemann)

録音年月:2018.6 eglise Notre-Dame (France)
レーベル: Ricercar RIC 397

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コメント:演奏しているアンサンブル・アイオロスはジャン=フランソワ・マドゥフが主宰するアンサンブルで、その名前は神話の風の神(ギリシャ語でAeolus)に由来している通り、管楽器wind instrumentのみで構成されている。多分このCDがこのアンサンブルとしては最初のアルバムではないだろうか。
金管楽器はマドゥフ兄弟、木管楽器は僕の大好きなドゥース・メモワールのメンバー。腕達者なオールフレンチによる愉悦に富む洒落のきいた演奏を楽しむことができる。とりわけ耳を持っていかれるのがジェレミー・パパセルジョのバスーン。ファゴット吹きの人は絶対聴いた方がいいと思うよ。

マドゥフ氏の使用しているトランペットは、Eb管とD管ではハースのオリジナル、C管ではエーエのオリジナル楽器だ。そしてホルンについては19世紀ウィーンの楽器をグレアム・ニコルソンが復元したものを使っているようだ。トランペットでの聴きどころはやはりテレマンの2本のオーボエとのコンチェルト。トランペットもオーボエもそしてバスーンも、軽やかに歌うように音楽していて、当然強弱や発想記号など何も書いてない譜面からどうやってあれだけの豊かなニュアンスを引き出すことに成功しているのか、グーの音も出ないくらい圧倒される。アンサンブルしていても楽しいだろうねえ。

お勧め:特選盤

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2020/04/06

The Cambridge Encyclopedia of Brass Instruments

金管楽器奏者や関係者にとっては必携の本だと思うので紹介かたがたお勧めしたい。(以下、やや文章が硬いのはもともと翻訳出版用のシノプシスとして作文したためです)

Book-1-1  Book-2

"The Cambridge Encyclopedia of Brass Instruments"
『ケンブリッジ金管楽器百科事典』 

  • 編者:Trever Herbert, Arnold Myers, John Wallace
  • 総ページ数:612ページ
  • ISBN978-1-107-18000-0
  • 発行年:2019Cambridge University Press

編者及び作者について】

Trever Herbert:イギリス・王立音楽大学名誉教授。専門は音楽学。トロンボーン奏者としてBBC交響楽団やタヴァナー・プレーヤーズなどで演奏していた。
Arnold Myers:イギリス・エジンバラ大学名誉教授。専門は音響学。元・同大学楽器博物館の館長であった。
John Wallace:イギリス・スコットランド王立コンセルヴァトワール教授。トランペット奏者としてロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団などで演奏したのち現在はソリストとして活躍している。

項目の執筆は、それぞれの専門分野の学者あるいは第一線で活躍する演奏家に委嘱しており、執筆に携わった専門家は編者の3人を含む35人、15カ国に及んでいる。

 【内容】

本書は金管楽器に関する総合辞典である。辞典のメインとなる部分では、項目が全てアルファベット順に記載されており、見出し項目数は420。カテゴリー別に分けると、楽器(約100)、金管楽器に関わるトピック(約170)、人物(約130)、重要な音楽作品(約20)など、広範囲にバランスよく選択してある。また、項目数が多くない分、一つ一つの解説が詳細なものとなっている。メインの部分のあとに5つの別表が添付されており、それらは世界各地の楽器の名前、それぞれの楽器の音域、楽器メーカー、各地の楽器コレクション、歴史的教本の徹底的かつ詳細なリストである。そして巻末に参考文献一覧と索引がつくという構成となっている。詳しく丁寧な項目説明に加えて、参考文献と索引・検索機能が充実しているのもこの本の大きな特徴である。

 【本書の優れた点

金管楽器に関する本としては初の充実した本格的な辞典である。各地で調査や活動をしている第一線の専門家が最新の情報を元に執筆しており、内容の信頼性も高い。また、西洋音楽に特化することなく、世界各地の金管事情の記事も含んでおり、時代に関しても古代から現在に至る歴史をもれなくカバーしている。

金管楽器の歴史を扱った本としては、アンソニー・ベインズの「金管楽器とその歴史」(福井一訳、音楽之友社)が挙げられるが、執筆・出版されてから年月も経っているので情報も古く、また辞書的な用法には適していない。また特定の楽器に関していえば、「トランペットの歴史」(エドワード・タール著、中山冨士夫訳、ショット・ミュージック)などの本もあるが、これも読み物であり辞書的な役割は果たしていない。このように今回の本書のような金管楽器全般に特化した辞典は今まで類書が見当たらない状況である。金管楽器に関して調べ物をする際に最適であるのはもちろんのこと、それぞれの項目自体読み物としても読み応えのある内容となっている。まさにプロフェショナル、アマチュアを問わず、金管楽器を演奏する者、学者、研究家、あるいは音楽愛好家など幅広い層に歓迎される本だと思う。

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どこかの出版社から日本語訳が出ると嬉しいのだが(そしてその翻訳作業に関われることができればもっと嬉しいのだけれど、今のところまだ見込みなし)

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2020/04/03

John Miller によるPJBEの記事

アメリカからヒストリック・ブラス・ソサイエティの会報の最新版が届いた(Histric Brass Society Journal 2019 volume 31)
Hbs  Hbs-2

中にフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブル(PJBE)についての記事がある。

John Miller
The Philip Jones Brass Ensemble, 1951-1986 (p51-p76)

筆者のジョン・ミラーは英国のトランペット奏者。1972年から1980年までPJBEのメンバーで、また同時に1994年までフィルハーモニア管にも在籍していた。僕の個人的好みではPJBEのラッパパートのベストはこの時代のメンバーで、PJの他はマイケル・レアード、ピーター・リーヴ、ジョン・ミラーもしくはエルガー・ハワースっていうラインアップなので、名前を聞くだけでも懐かしい。

PJBEについて書かれた本だと "The Odyssey of the Philip Jones Brass Ensemble"(Donna McDonald, Editions Bim 1986)に、PJBEの歴史やレパートリー、活動実績などがまとめてあり、豊富かつ詳細なデータと共に一望することができるが、これはPJの友人とはいえジャーナリストがPJBEの外側から取材して書いた本。それに対してこのミラーの文章は団の内部からのレポートなので、どんな秘められた話が出てくるのかな、と期待しつつ読み進む。

ところがそうした僕の思惑はどうやら外れだったみたいで、週刊誌的なネタ本(失礼)というよりは、PJBEを取り巻いていたブラス界の歴史について記載されている面が多かった。具体的には、PJBEが創設される前のいわゆるブラスアンサンブルの創成期の状況(英国ばかりではなく米国も)や、団結成後にPJBEが開拓したレパートリーの内容やその方向性、BBCを中心とする放送局や各種音楽祭との関わりなど、先にあげたマクドナルドの本では得られなかった情報がたくさんあって、これはこれでとてもありがたい資料ではあった。ちょっと自分の好奇心が満たされる、という感じではなかったけれど。

読んでいるうちに、なぜに今頃こんな記事を寄稿したのかな、とふと疑問に思ったが、会報と一緒に同封されていたシンポジウムの案内でその謎が解けた。

というのも、HBSは今年の4/17にNYで British-American crosscurrents over the Atlantic というテーマでシンポジウムを企画しているらしく、そのイベントのゲストプレーヤーとして The Wallace Collection を招致しているのだ。ミラーはJohn Wallaceとともにこのグループを立ち上げた創設メンバーでもあるので、きっとそのイベントでなんらかのプレゼンをするために資料をまとめたのではないだろうか。そう思うと記事の内容も腑に落ちる。

このシンポジウムそのものも興味深い内容ではあるのだが、今のこの状況だとキャンセルということになるのだろう。と思ってHBSのホームページを見たら、2021年の5月に延期とあった。やっぱり。

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COVID-19 について(その3)

引き続き日々数字をメモっている。

快復者比率についてちょっと変化がみられる。

Country      快復者比率
                 3/26      4/2
Total           25.9%      21.9%
China          94.1%     96.8%
Korea          41.4%     59.4%
Japan          24.6%     21.0%
Iran            38.6%     35.3%
Italy           14.0%      18.0%
Spain          12.2%     26.3%
France         16.1%    23.0%
Germany      9.6%     26.8%
UK               1.8%       0.6%
USA             0.6%       3.8%
Australia      5.1%      10.2%

上記の通り、韓国、スペイン、ドイツなどの国は10%以上も快復者比率が上がってきている。その他の国でも改善がみられるところが多い。ただし、依然として問題はその比率の高さで、50%を超えているのは中国と韓国の2つにすぎない。これが全体的にもっと上がってくれると先行きにもっと明るい展望がみられるのだが。日本は残念ながらこの数日感染者が増え続けているためこの比率は下がり気味だ。

別の観点で、COVID-19による感染者数と死者数についてはどうだろうか。
感染確認者の多寡はその国の検査に対する態勢による部分も多いから、比較しても意味は少なかろうし、日本ではご存知の通り検査対象を絞っているから感染者数の正確なところはわからない。しかしながら、死亡者数については(それがきちんと報告されている限りは)比較してみる価値はあるだろう。

人口10万人あたり何人の感染確認者と死亡者が出ているか、死亡者数の多い順に並べてみると以下の通りとなった。

国名 感染確認者 死亡者

Italy         190        23.0
Spain        240       22.2
Belgium    134         8.8
France        92         8.3
Netherland  87        7.8
Switzerland 222      6.3
UK              51       4.4
Iran            62       3.9
Sweden      56        3.1
USA           74        1.8
Germany  102        1.3
Korea         20        0.3
China          6         0.2
Singapore   18       0.07
Japan          2        0.05

こうして並べてみると、やはり欧州が一番悲惨な状況にあるのが一目瞭然だ。しかしその中にあってドイツの数字が低いのが光っている。
今後気になるということで言えば米国だが、果たしてどれくらいの水準になるだろうか。
そして日本について言えば、死亡者の数値はこの中では一番少ない。このリスト以外の国で日本より少ないのは、主要国でみる限り、ロシア(0.02)ニュージーランド(0.02)インド(0.01)くらいのものだった。政策担当者に対してはいろいろと不満もあるが、日本の医療機関は大健闘していると言ってもいいのではなかろうか。

 

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2020/04/02

花嵐

Img_20200402_073747 

例年のことではあるものの、今年も三月の半ばにすごくあったかい日が続いて「ああ、早めに桜が開花したな」と思っていたら、それから花冷えになってしまった。
先週は天気も良くなくて、寒くて曇りの日が続いていたのだが、先日の日曜日(3/29)には雪まで降って積もるという悪天候。

そんな状態を表す「桜隠れ」という季語があるんだそうだ。風流。

昨日は雨が降って「花流れ」の日だったが、今日は一転快晴、でも風が強い。
こんな日を「花嵐」と呼ぶらしい。
日本語は豊かだね。

風は強くてもお天気に誘われていつものコースをポタリングした。

新型コロナウイルスで Stay Home が励行されてはいるが、戸外を自転車で時速15〜20kmで走るぶんには構わないよね。

Img_20200402_081558

写真その1は多摩川土手、その2は呑川緑道にて

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