COVID-19 について(その3)
引き続き日々数字をメモっている。
快復者比率についてちょっと変化がみられる。
Country 快復者比率
3/26 4/2
Total 25.9% 21.9%
China 94.1% 96.8%
Korea 41.4% 59.4%
Japan 24.6% 21.0%
Iran 38.6% 35.3%
Italy 14.0% 18.0%
Spain 12.2% 26.3%
France 16.1% 23.0%
Germany 9.6% 26.8%
UK 1.8% 0.6%
USA 0.6% 3.8%
Australia 5.1% 10.2%
上記の通り、韓国、スペイン、ドイツなどの国は10%以上も快復者比率が上がってきている。その他の国でも改善がみられるところが多い。ただし、依然として問題はその比率の高さで、50%を超えているのは中国と韓国の2つにすぎない。これが全体的にもっと上がってくれると先行きにもっと明るい展望がみられるのだが。日本は残念ながらこの数日感染者が増え続けているためこの比率は下がり気味だ。
別の観点で、COVID-19による感染者数と死者数についてはどうだろうか。
感染確認者の多寡はその国の検査に対する態勢による部分も多いから、比較しても意味は少なかろうし、日本ではご存知の通り検査対象を絞っているから感染者数の正確なところはわからない。しかしながら、死亡者数については(それがきちんと報告されている限りは)比較してみる価値はあるだろう。
人口10万人あたり何人の感染確認者と死亡者が出ているか、死亡者数の多い順に並べてみると以下の通りとなった。
国名 感染確認者 死亡者
Italy 190 23.0
Spain 240 22.2
Belgium 134 8.8
France 92 8.3
Netherland 87 7.8
Switzerland 222 6.3
UK 51 4.4
Iran 62 3.9
Sweden 56 3.1
USA 74 1.8
Germany 102 1.3
Korea 20 0.3
China 6 0.2
Singapore 18 0.07
Japan 2 0.05
こうして並べてみると、やはり欧州が一番悲惨な状況にあるのが一目瞭然だ。しかしその中にあってドイツの数字が低いのが光っている。
今後気になるということで言えば米国だが、果たしてどれくらいの水準になるだろうか。
そして日本について言えば、死亡者の数値はこの中では一番少ない。このリスト以外の国で日本より少ないのは、主要国でみる限り、ロシア(0.02)ニュージーランド(0.02)インド(0.01)くらいのものだった。政策担当者に対してはいろいろと不満もあるが、日本の医療機関は大健闘していると言ってもいいのではなかろうか。
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