CDその239 G.P.Telemann / Per Tromba & Corno da Caccia
カテゴリ: German Trumpet Music
タイトル: Georg Philipp Telemann / Per Tromba & Corno da Caccia
演奏団体: Ensemble Eolus
Trumpet: Jean-François Madeuf
Horn : Jean-François Madeuf
Pierre-Yves Madeuf
収録曲目: Suite in F major for 2Hr, 2Ob & Bassoon (G.P.Telemann)
Menuet for 2Hr (G.P.Telemann)
Suite in Eb major for Trp, 2Ob & Bassoon (Anonymous)
Concerto in Eb major for 2Hr, Bassoon (Maximilian Fiedler)
Concerto in D major for Trp, 2Ob & B.C. (G.P.Telemann)
Air de trompette in C for Trp & B.C. (G.P.Telemann)
March in F major for 2Hr, 3Ob, Bassoon & Drum (G.P.Telemann)
録音年月:2018.6 eglise Notre-Dame (France)
レーベル: Ricercar RIC 397
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コメント:演奏しているアンサンブル・アイオロスはジャン=フランソワ・マドゥフが主宰するアンサンブルで、その名前は神話の風の神(ギリシャ語でAeolus)に由来している通り、管楽器wind instrumentのみで構成されている。多分このCDがこのアンサンブルとしては最初のアルバムではないだろうか。
金管楽器はマドゥフ兄弟、木管楽器は僕の大好きなドゥース・メモワールのメンバー。腕達者なオールフレンチによる愉悦に富む洒落のきいた演奏を楽しむことができる。とりわけ耳を持っていかれるのがジェレミー・パパセルジョのバスーン。ファゴット吹きの人は絶対聴いた方がいいと思うよ。
マドゥフ氏の使用しているトランペットは、Eb管とD管ではハースのオリジナル、C管ではエーエのオリジナル楽器だ。そしてホルンについては19世紀ウィーンの楽器をグレアム・ニコルソンが復元したものを使っているようだ。トランペットでの聴きどころはやはりテレマンの2本のオーボエとのコンチェルト。トランペットもオーボエもそしてバスーンも、軽やかに歌うように音楽していて、当然強弱や発想記号など何も書いてない譜面からどうやってあれだけの豊かなニュアンスを引き出すことに成功しているのか、グーの音も出ないくらい圧倒される。アンサンブルしていても楽しいだろうねえ。
お勧め:特選盤
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