うぬぼれ
落語の古今亭志ん生の語録に次の一節があった。
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うめいとか、うまくねえとか他人(しと)のやってるのをきいて、そういうことを言うについちゃァ、別にモノサシがあるわけじゃァありませんが、まァ、他人の噺ィきいてみて、「こいつァ、俺よりまずいな」と思ったら、まず自分と同じくらいの芸ですよ。
人間にゃ誰にだって多少のうぬぼれがありますからね。
「俺と同じくれえかな」と思うときは、向こうのほうがちょいと上で、
「こいつァ、俺より確かにうめえや」と感心した日にゃァ、そりゃァもう格段の開きがあるもんですよ。
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真理をついていて耳が痛い。
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