「ドライブ・マイ・カー」
映画館での興行が終わる前に見なくちゃと思い、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」を観に渋谷まで出かけた。
東急ハンズとかタワレコとか、渋谷まではいつも自転車で行く。往復にはちょうど良い距離だ。
映画の感想を記すのは得意じゃないので、ごたごた述べないが、複雑な要素がいくつか重層的に含まれていて、それでいて丁寧に描かれていて、上映時間の長さをあまり感じさせない。観終わってなんかジーンと余韻に浸ってしまういい映画だった。
自転車に乗って帰る。最近お気に入りの骨伝導イヤフォン(これ、サイクリング時には最強!)をして、何気なくロンドンフィルの「クラシック名曲50」のアルバムを選んでチャリを漕ぎだしたら、曲がバッハの管組3番からG線上のアリアだった。
日暮れた渋谷の街をゆっくりとチャリに乗りながら、BGMはバッハの名曲。なんか映画の続きを見ているような錯覚に陥ってしまった。
大げさに言えばこの映画じゃないけど「生きていこう」って感じになったさね。
あとで村上春樹とチェーホフを読もう。
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