【Vn製作】第11回目 表板のアーチングとグラデュエーション
・表板の加工
裏板と同様に、表板も裏表をカンナやスクレーパーで成型する。
表板は木材がトウヒで裏板よりも柔らかい材質なので、削りやすい反面、下手をすると木目と木目の間の柔らかい部分だけが削れて筋の部分が残ってしまう危険性がある。削る時の道具やその方向性に気を使う。
表面の仕上げは裏板を仕上げた時にある程度一緒にやったので内側のグラデュエーションから作業を始める。
(裏板と同様)側板を置いて掘り始めるところの境界線を鉛筆で書き込む。
表板の方が裏板より薄くて軽い。とりあえず全面3mmを目指して削り始める。
材質のせいか、サクサクと進んで全般的に2-2.5mmになるよう薄くできた。表板を持って見ると75gくらいでかなり軽い。
ちなみに写真左に見える本は今回の作業にあたって僕が参考にしている本だ。
Henry Strobel / Violin making step by step
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