【Vn製作】第16回目 バスバー その4
・引き続きバスバーの整形
チョークをつけては削り、つけては削り。
だんだん進んでいるのか、後退しているのかわからなくなったりする。
バスバーの傾きとかも考慮したりしていると、前には密着していたところが隙間ができたりしてなかなか厄介だ。
この写真で見ると左側(ネックに近い方)は概ねOKだけれど、右側の方が浮いている。
反対サイドから見ても、ネック側は問題なく、下側に隙間があるのがわかる。
実は、この隙間に関しては、バスバーにある程度のスプリングのような働きをさせて表板にテンションを持たせるために、意図的に端の方に隙間ができるように作るという話もある(モダンの場合は1-2mm、バロックの場合はそれより少なく)。というわけで、あまりぴったりするのも良くないのだ。
さじ加減が難しいが、これも全ていい音が出るようにするための工夫だから頑張らないと。
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