【Vn製作】第13回目 バスバー その1
裏板、表板に一定の目処がついたので、今日からはバスバー(表板の裏側につける補強材)の作業に移る。
「バスバーは難しいんだよ」と師匠に脅され、ちょっと緊張するとともに時間がかかることもあらかじめ覚悟する。
バスバーの材質は表板と同じスプルース(トウヒ)、長さ25.5cmで、幅は厚いところで5mm、薄いところで4.5mm、高さは表板に接着した後に削って調整することになる。
表板の裏側の低弦(G線)の側、上から4cmのところに、やや斜め(表板の上部の中央部分からf字孔そば2mmくらい離した放射線の延長線状になるよう厳密に測る)にバスバーを置く場所を確定する。
今回製作するヴァイオリンはモダン仕様ではなくバロック仕様にするつもりなので、このバスバーはモダン楽器よりは2cmほど短く、高さも低く作らなければならない。
最初の表板の曲面に合わせてバスバーの側が隙間なくぴったりと着くようにバスバーを削ることから始まる(そしてこれがなかなか難しい)。
案の定1日では出来ず、次回以降への持ち越しとなった。
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