ラッパ購入遍歴(その2)
自分が過去どんな風にラッパを買ってきたか
ブログにその1をアップしたのは2007年4月、なんと15年も前のことだった。
今回はその後の購入遍歴を。とは言っても本数的には大したことないはず。
14本目
前回の13本目とは時期が前後するが、2005年9月、バッハのカンタータに出てくるコルノを吹きたくなってB&Sのポストホルンを新大久保のDACで購入。それ以降何かと重宝している。そういえば富士山に登った時もリュックに忍ばせて行って山頂でマーラー3番のポストホルンソロを吹いたのだった。
15本目
06年4月、甲府の古楽音楽祭(#20)で仲良くなったミュンクビッツ氏から3穴ショートタイプのバロックトランペット(D, Des, C, Ces)を購入。この楽器は結局韓国のラッパ吹きに譲ってしまったのだった。
16本目
07年6月、ドイツ、スイスに遊びに行った時にバーゼルのエッガーの工房へ行ってロングタイプ4穴のバロックトランペット(ヒストリカル)を購入。繊細な作りで楽器も軽い。その時一緒にドイツを回ってくれたS君に今まで使っていたエッガー4穴を長期レンタル。しばらく新エッガーをメインで使っていたけれど、自分としては旧エッガーも気に入っていたので、数年後に旧エッガーをS君から取り戻し、新エッガーは当時良くペアを組んでいたK君の手に渡ることになった。
17本目
08年6月、アメリカから来日したバリー・ボーゲス氏から見せてもらったキイ・トランペットが意外と面白く、急に1本欲しくなってしまった。ハイデ氏が作っていることは知っていたので、在庫があるか問い合わせたところ、4キイと5キイの楽器が一つづつあるという。これでハイドンやフンメルを攻略したら面白いだろうと思い、5キイの楽器を購入。今までのところこの楽器で人前で吹いたのはハイドンが4回、フンメルが2-1/3(1/3というのは3楽章だけ1回やったから)。
18本目
09年4月、前回07年にドイツに行った時にお会いしたラケ氏(ニュルンベルグ・ドイツ国立博物館)にハースモデルのナチュラルトランペットを注文。ナチュラルとしては一番のお気に入りとなった。
19本目
2010年3月、MATでクラシカルのレパートリーで使う用にインベンショントランペットが欲しくなり、ラケ氏に注文(F, E, Es, D, C, B)。このタイミングで楽器を手に入れてて良かった。というのもこの後ラケ氏はリストアに専念するため新規の楽器製作はやめてしまったからだ。今となれば先のナチュラルともども貴重な楽器となった。
20本目
2015年6月、これは購入した楽器ではないが、ドイツのシュベリーンでITW(International Trumpet making Workshop)に参加して1632年のハインラインをモデルとしたナチュラルトランペットを自作。自作とは言っても、要所要所でボブ・バークレイ氏、リック・セラフィノフ氏、ミヒャエル・ミュンクビッツ氏のヘルプを受けているのでそれなりにちゃんと仕上がり、いい音が出る楽器を手に入れることができた。
21本目
2019年9月頃、バイト先で使おうと思いモダンのヤマハB管を渋谷トランペットステーションで購入。ワールドカップラグビーで来日したゲストにツアー後それぞれの国歌演奏とかして楽しんだ。
22本目
22年6月、マーク・ギーレン氏の楽器を購入。
全部で22本かぁ。多いのか少ないのか。ともあれ、今手元に残っている楽器を列挙すると、
No.6 V.バックのB管ピストン
No.9 エッガーの4穴バロック
No.12 ハイデのルネサンス・スライド
No.13 ハイデの1穴バロック
No.14 B&Sのポストホルン
No.17 ハイデのキイ・トランペット
No.18 ラケのバロック・ナチュラル
No.19 ラケのクラシカル・インベンション
No.20 自作のルネサンス・ナチュラル
No.21 ヤマハのB管ピストン
No.22 ギーレンの4穴バロック
なんだかんだで半数はキープしている模様だ。
| 固定リンク
「トランペットの話題」カテゴリの記事
- ブラスアンサンブル編曲(ダウランド)(2020.04.23)
- 高音攻略法(2023.07.25)
- ナチュラルトランペットのウォームアップ(動画紹介)(2022.10.22)
- 思いつき話(2022.08.18)
- ラッパ購入遍歴(その2)(2022.06.30)
コメント