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2022年8月

2022/08/18

思いつき話

「ナチュラルトランペットって難しそうだけど、なんで?」

と聞かれた時に、こんな答えだと弦楽器の人にはわかってもらえそうな気がする。

A:あのね、普通の(モダンの)トランペットは、例えて言えば、弦が5本くらい張ってあって、それを弓で弾くんだけど、開放弦以外の音を出すときはフレット付きの指板を押さえるわけ。

それに対して、ナチュラルトランペットは、指板は使わず全部開放弦で弾くんだけど、弦が12本くらい張ってあるのね。それで狙った弦を弓で弾くんだけど、弦がたくさんあるから間隔も狭いし、意地悪なことにそのうちの何本かの弦は調弦が狂っていて、それを正しい音程で弾くには弓を寝かせたりとか緩ませ気味にしたりとか、都度工夫しないといけないわけ。

それで比較したら、どっちが弾きやすい楽器かわかるよね。

こんな解説で如何でしょうか?

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2022/08/02

プロムジカ使節団 第3回定期公演「文明開花vol.2 協奏曲の精華」

連日の猛暑日の中、古楽アンサンブルの昼公演を聴きに池袋のとしま区民センターに行く。

駅から数分歩くだけで汗が噴き出すが、新しいホールの中は冷房も効いていて席に着くと公演前の静謐な感じにホッと一息つく。

コンサートの副題にある通り、プログラムはコンチェルトばかり4つで構成されていた。

・ヴィヴァルディ チェロ協奏曲 ハ短調 RV401(ソロ:山本徹)
・ヴィヴァルディ 「四季」より「夏」RV315(ソロ:池田梨枝子)
・アルビノーニ オーボエ協奏曲 ニ長調Op9-2(ソロ:新井豪)
・J.S.バッハ(圓谷俊貴編)イタリア協奏曲 BWV971(ソロ:圓谷俊貴)

どの曲もビビットで緊張感があり、緩急やダイナミクスも自在にうまくコミニュケーションがとれていてスリリングな演奏だった。
とりわけ真夏の最中に気だるい雰囲気たっぷりの「夏」の緩徐楽章はぴったり。

ぎゅっと凝縮した時間、いいもの聴かせてもらいました。

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