ゼロベースで訳す
職業として翻訳をやっていると、やはりある程度の効率ということを考えてしまう。
早い話、近年精度の高くなってきた機械翻訳(DeepLとか)を利用するわけだ。
もちろん、AIが訳したものをそのまま使うわけにはいかないから、その文章をベースに手を加えることになる。
具体的には、出てきた文章から単語をよりフィットするものにしたり、主語を変えたり、文章の構成を変えてみたり、つまり与えられた文章をこねくり回すことになる。
んで、しばらくそういった作業をしてみたんだけれど、最近はそれを止めることにした。
つまり、真っ当な翻訳方法(英文を読んで、理解して、知らない単語は調べて、ふさわしい日本語の文章にする)で訳すことにしたわけ。
で、機械翻訳の方は、誤訳がないか、あるいはもっといい表現があったりしないかを確かめるために使う。
これはまあ当たり前といえば当たり前だけど、翻訳学校で修行していた時やってたプロセスでもあるし、この方がこなれた日本語になるのは当然だよね。
そして意外とかかる時間も大して変わらないということが最近やっとわかってきた。
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