ダウランドの言葉
Chuse one Lesson thy self according to thy capacity, which give not over by looking over others, or straggling from one to another, till thou have got it reasonably perfect, and doe not only begin it by going through it to the end at first sight, but examine each part of it diligently, and stay upon any one point so long (though thou play it over a thousand times) till thou get it in some sort.--John Dowland, Varietie of Lute Lessons (1610)
ー 己の能力に応じて練習する曲を選んだら、それ以外の曲を探したり、次から次へと迷ったりせず、それなりに完璧になるまでやり続け、初見で最後まで曲を通して演奏することから始めるのではなく、その各部を熱心に調べて、問題箇所では時間をかけて(たとえ千回繰り返し練習することになったとしても)何らかの形でそれができるようになるまでやり続けなさい。ージョン・ダウランド
リュートを新調したので最近はリュートをさらい直していて、これがすこぶる楽しい。
以前も書いた通り、ロンドンのEMSから楽器を買った関係もあって、その店を通じてThe Lute Society の出版物とかHPを見てさらっている。
そのうちのあるLute曲集の冒頭に上に引用したジョン・ダウランドの文章があったのだが、それがまさに正鵠を得ていて、僕のような初心者にピッタリの戒めだな、と思ったものだった。
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