画期的な福音
この間ファミレスでゆるゆると本を読みながら、ふとこんなことを考えていた。
あると当たり前になってそのありがたみに気がつかなくなってしまうものだが、自分の人生で最も画期的だったことの一つに、数年前に受けた白内障の手術があるのではなかろうかと思った。何しろ小学校の低学年の時から視力は0.2以下。人生のほとんどの期間を0.01で過ごしてきて、メガネやコンタクトレンズが手放せない生活だった。
視力を回復させようと思って眼科医にレーシックの相談に行ったら、メガネ以上に視力を出すことができない(運転免許取得の0.7ギリギリ)と言われ、がっかりしていたら、「白内障も少しあるようだし、白内障手術なら視力回復できますよ」とのこと。
勧められるままに手術を受け、しかも(今は無理になったようだが)複焦点も保険適用可能ということで、以来、メガネの類のお世話になることなく快適な生活を送ることができている。
何かが失われると、そのことにずっと心痛むのだが、何かを与えられても、ありがたみを感じるのは一瞬であとはすんなりと忘れてしまう。
例えそれが画期的なことであっても。
視力に限らず、自分が今持っているいろんなことに感謝をしつつ生きていったほうがいいのでは、とコーヒーを飲みつつぼんやり思ったことだった。
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