僕のバッハ演奏記録 vol.2(初めてのバッハ)
手元の記録をみると、自分が初めて演奏したバッハの曲は、ブラスアンサンブルでの編曲ものを別にすると、カンタータの51番だった。
時は1995年8月、誰からの依頼だったかは忘れたけれど、バッハ協会合奏団が主催する所沢でのコンサートでソロを務めさせてもらった。
当時はまだ大編成のオーケストラとブラスアンサンブルばかりやっていたので、バッハのカンタータなんて無縁の世界で、とりあえずモダンの楽器で何とか凌いだ(何管を使ったのかすら覚えていないし、音源も残っていない)。
それと前後してピリオド楽器に開眼しコルネットに専念するが、1997年にバロックトランペットを入手、CDを頼りにバロックトランペットを独学で練習、ただし最初の数年は演奏会ではモーツァルトのレクイエムやオペラで使うくらいで、ヘンデルのメサイアがようやく演奏できるくらい。バッハのカンタータやオラトリオの珠玉の名曲の森はまだまだという状態だった。
タイミングというのは不思議なもので、だんだん何とか吹けるようになったかなと思われる頃合いに、2つのお誘いをいただいた。一つは音楽仲間からの紹介で、鎌倉でこれからシリーズでバッハのカンタータを取り上げる団体がトランペット奏者を探していると(ターフェルムジーク鎌倉)。もう一つは、それまでコルネットで参加させていただいたシュッツ合唱団が、西荻の本郷教会で継続的に開催されている「賛美と祈りの夕べ」で今後バッハに取り組むので参加しませんかと主宰の淡野弓子先生からお誘いをいただいた。鎌倉の初回は2003年6月8日、曲はバッハがライプチッヒのトーマス教会カントルに就任してまもなく作曲したカンタータの75番と76番。西荻は1週間後の6月14日、曲は同じくカンタータの76番。
この2つのコンサートが僕にとって記念すべきバロックトランペットでのバッハ演奏の始まりだ。
音源が残っているので、恥ずかしながら記録として添付しておこう。
BWV75、12曲目バスのアリア(2003年6月 ターフェルムジーク鎌倉、なぜかファイルが2つに分かれてしまっています)
前半 後半
BWV76、1曲目の合唱曲(2003年6月 ターフェルムジーク鎌倉)
BWV76-1
オケもそうだが、アーティキュレーションがもろにモダンのスタイルでバロック奏法に慣れていないのが歴然。
BWV76、5曲目のバスのアリア(2003年6月 シュッツ合唱団)
BWV76-5
使用楽器:4hole Long type Barock Trumpet by Stephen Keavy
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