僕のバッハ演奏記録 vol.4(修行の場所)
僕にとって淡野親子が主宰する本郷教会でのバッハ・カンタータ演奏は、修行の場というのが相応しい感じがしている。
先に取り上げたクリスマスオラトリオもそうだが、様々な曲の演奏機会を提供してもらっていることに加えて、自分がチャレンジしたいことに寛容であること、特に穴なしのナチュラルトランペットでの演奏への挑戦などを前向きに受け止めてくれていることがとてもありがたい。
リハーサルの時には、曲の難易度やピッチなどによって、穴あり、穴なし、場合によってはモダン楽器など複数のタイプの楽器で試してみるのだが、往々にして指揮者も共演のオケメンバーや合唱の人からも「やっぱり穴なしの楽器がいいんじゃないの」と後押しをしてくれることが多い。その分自分にとっては負荷が大きくなるのだけれど、やり甲斐は大きくなるし、またそう言ってくれる場はなかなか他にはない。
淡野弓子先生からは「ナチュラル・トランペットの音は『すーっ』って音が通るのよね」と仰ってくださって、チャレンジした身としてはとてもありがたいお褒めの言葉をいただいたのだった。
その修行の場の一例を聞いてください。
曲はカンタータ第110番からバスのアリア
BWV110-6 (2007年12月 シュッツ合唱団)
使用楽器:natural trumpet by Markus Raquet
参考までに、同じ曲を穴ありのバロックトランペットで演奏したのがこちら
BWV110-6 (2008年12月 ターフェルムジーク鎌倉)
使用楽器: 4hole long type baroque trumpet by Egger
ついでに一つ穴のバロックトランペットでの演奏の動画も記録としてリンクしておこう
BWV110-6 (2011年1月 中村孝志これしかないvol.3)
使用楽器: 1hole baroque trumpet by Geet Jan van der Heide
マウスピース: MZ3 by Egger
演奏の出来はともかくとして、第11倍音(ファ)と第13倍音(ラ)の音程が補正される効果は大きい
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