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2025年12月

2025/12/02

ナチュラルトランペットのアーティキュレーション(その1)

アーティキュレーションについて

音楽の世界でアーティキュレーションという言葉はよく使われるが、そもそもどういう意味か?

辞書(英辞郎)を引くと、語幹の articulate は

  1. 発話できる、話す能力がある
  2. 〔言葉が〕はっきり発音された、歯切れが良い
  3. 〔意味や内容が〕はっきりと伝わる、明瞭な
    ・He talks a lot, but he's not very articulate. : 彼はよくしゃべるが、あまり理路整然としていません。
  4. 〔人が〕はきはきと話す、雄弁な
    ・To work in sales, you have to be friendly and articulate. : 営業の仕事をするには、親しみやすく、明瞭に話す必要があります。
  5. 《動物》関節がある、関節接合の

とあり、音楽の場合、上記の2と3の意味、すなわち音と音とがはっきりと区別されている、ということになろう。

クラシック音楽のモダン演奏だと、音価が均等であることが重視されるので、金管楽器であれば、シングル、ダブル、トリプルのタンギングを明瞭に使いこなせることで達成できる。

ところが、バロック音楽の場合、そもそも器楽演奏においても歌唱がモデルとなっているので、如何にフレーズを語ることができるか、すなわち音のキャラクターをその場面に応じて使い分ける必要がある。そのためには均一ではなく多様なアーティキュレーションが使いこなせることが重要となってくるのだ。

そのためか、バロック時代のトランペット(およびコルネット)の教本には、必ずと言っていいほど最初にこの発音(シラブル)についての章が置かれている。

Fantini
 G.Fantini/ Mode per imparare a sonata di tromba (1638)より

これから分かる通り、一つのフレーズに対して複数のシラブルがあり得る、つまり場合に応じて使い分けすることが要請されていたようだ。

最初の2小節であれば、(無理やり)カタカナで表記すると

  レラレラリル/リー
  ティリティリティリ/ディー
  テゲテゲテゲ/ディー

の3つが提示されている。

もちろん、このように楽器で発音することは不可能なので、口の中でこのように発音することで、楽器から出てくるアーティキュレーションを微妙に変化させるということなのだと考えられる。

(以下次の項に続く)

 

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2025/12/01

演奏会のお知らせ「中村孝志 これしかない リターン」2026/1/31

「これしかない」コンサート、帰ってきました!

「これしかない」は、バロック時代の有名なものからあまり知られていないものまで、トランペットを含む室内音楽を世の中に紹介しようという意図で2009年から私が手作りで散発的に開催してきたコンサートです。
今までに5回を重ね、2016年1月に「これしかないファイナル」を大々的に開催したあと、そのタイトルからも分かるように自分のリサイタルはもう打ち止めにしようと思っていました。しかし、最近まだやり残したことがあるなあと気持ちが変化し、気合を入れ直してもう一回コンサートを開くことにしました。

日時は2026年1月31日(土)午後2時から。場所は西荻窪駅から徒歩10分の本郷教会です。その他詳細は添付のチラシの通りです。いつものように共演メンバーはとても豪華ですし、ナチュラルトランペットの曲はもちろんのこと、それ以外の曲もお楽しみいただけるプログラムとなっています。特にブランデンブルク協奏曲第5番は(メンバーからは2番じゃないの?と突っ込まれましたが)聴き物です。お代は聴いてのお帰りに。みなさんお誘い合わせの上、どうぞご来場ください。

20251026

チラシの右下に予約申込用のQRコードがあります。
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Qrcodeimage

このQRコードから一度に2名様まで予約することができます。
チケットは発行致しません。

多数の皆さまのご来場をお待ちしております。

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