東海道を歩く XX(亀山から関まで)
亀山のホテルに泊まって英気を養った分、今日はコンディションがいいはずなのだが、今日はいささか状況が異なる。
やっぱりコロナで家にこもっていた期間が長くて(それでなくても経年で)体力が衰えているのが明らか。
前日の疲れも完全に取れたとは言えず、今日は短めの距離にしておくしかない。
それに加えて、これからのルートは鈴鹿峠越えを含むので、距離と交通の便を考慮に入れて慎重に計画しなくてはいけない。
というわけで、今日は直線距離7km弱の次の宿、関までということになった。
まずは亀山宿のど真ん中、本陣あたりから出発。
亀山は亀山城の城下町として栄えた。城は高台にあり、旧東海道も今のJR関西本線が通っている鈴鹿川沿いよりも一段高いところがルートになっている。本来はこちらがメインストリートなんだろうが、ホテルや大きめのビルなどは下の駅に近いところに集まっており、商店街のアーケードが続いている割には賑やかさから取り残されたようにひっそりとしていた。
マンホールに描かれているのは、亀山城の多聞櫓だろう。
この亀山から関につながる街道はいかにも旧東海道という趣があって良かった。三島や由比と並んで街道屈指ではなかろうか。
写真左は野村の一里塚(105番目)は当時から現存するもの。右は布氣皇舘太(ふけこうたつだい)神社への参道。
この景色は広重の時とさほど変わりはないように思われる。
関宿の入り口に着いた。
この宿場町は見応えがありそうだけど、ゆっくりの見学は次回にして、JR関西本線の関から名古屋経由で帰ることにした。
今日の踏破距離は今までで最短かも。
それでも結構疲れた。次回は体力をつけて臨まなければなるまい。